今話題の時代小説を早速読みました(*^^)v


和田竜著 『のぼうの城 上・下』 小学館文庫


花沢花子の自由自在でごめんちゃい

花沢花子の自由自在でごめんちゃい

現在こちらの映画が全国で上映されているので

TVでもネットでも宣伝がバンバン流れてますから、

わざわざあらすじを書く必要もございませんね。


要は天下の豊臣軍2万を相手に、

忍城軍500(農民を入れて3000)で迎え撃つ。

そしてなんと豊臣軍、と言うか

石田三成に勝ってしまうと言う痛快ストーリーです。


映画の板宣を見ていたので、勝つ事は何となく分かりましたが

どうやって戦ったのか、水攻めに対抗したのか、

と言うところが気になって読んでしまいました。


・・・ここで細かく書かない方がいいですよね?(笑)

映画をこれから観に行く人もおおいでしょうし。



しかし、個人的感想をちょっとだけ。


先ほども書きましたが、これ勝ったのは確かに忍城軍ですが

負けたのは豊臣軍ではなく、石田三成です。


どう考えても大谷吉継が大将だったら

忍城、もってないと思う。(←あくまで個人の感想)


石田三成って全く嫌いじゃないんですが、知る程に軍才がない・・・

優秀な人なんですが、この人の下で戦場には立ちたくないです、絶対。


一応、爽やかに小説は終わっているのですが

それでもこの戦いで1500人くらいは死んでる設定ですので、

巻き込まれた方はいい迷惑ですよ(-_-;)


人の上に立つって、ホントまともな感覚では無理です。


もう一点、甲斐姫の処遇ですが。

結局、甲斐姫は城代ののぼう様とは一緒になれず

秀吉の妾になります。(歴史的事実)


もし、甲斐姫が美人じゃなかったらどうなってたんでしょう?(そこ?笑)

別嬪も大変ですね、縁のない話ですが。


しかし女はどこででも生きられる。


秀吉の寵愛を受けたと小説にはあるだけですが

調べると淀殿の側近となり、

大坂夏の陣を生き延び、鎌倉で尼になってます。


甲斐姫、めっちゃ強い。

この人、たぶん大河の主役が出来ます(笑)


主様が映画を観に行こうとうるさい。。。

前売り買っておけばよかったですm(__)m