【ストーリー】
18年前の台湾、カラオケ店でバイトする高校3年生のジミー(シュー.グァンハン)は、日本人バックパッカーのアミ(清原果耶)と出会い、天真爛漫な彼女に恋心を抱く。
突然アミが帰国することになり、意気消沈するジミーは、アミからある約束を提案される。
時が経ち現在。人生に躓き久々に故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取り、あの日の約束を果たそうと日本へ旅立つ。東京から鎌倉、長野、新潟、そしてアミの故郷である福島へと向かう。ーMOVIE WALKER PRESSよりー

Netflixにて鑑賞。

先ずは、映像の美しさに圧倒された。台南の光溢れる夏の街並みも、真っ白な雪の日本の冬の風景もどこを切り取っても美しかった。

そして、ジミーを演じたシュー・グァンハンさんが素晴らしかった。
18歳のシャイで純粋な頃のジミーは本当に18歳に見えるし、36歳の大人になった渋いジミーも本当に36歳に見えて、時が自然と流れた感じで違和感無く観れた。
アミの清原果耶さんもまた素敵!
何かを秘めながらも今を精一杯楽しんでいる姿がとても可愛くて…

青春の思い出は誰にとっても甘酸っぱい
もう一度反芻してみたくなる…
その頃には身も心も戻れないからこそ、その思い出が輝いて映るのかもしれない
好きな人の思い出の中の自分が一番輝いていた頃のままでいられるって、幸せなことかもしれないなぁと思いながら涙を流している青春18x3.7の私…

ジミーとアミが鑑賞した、岩井俊二の『Love Letter』は以前観た映画で故郷小樽が出て来る印象深い作品だけれど、内容はうる覚えなのでもう一度観たいと思った。
そして、アミが描いたジミーとの思い出の絵画アルバムを手に取ってじっくりと見てみたかった…