【STORY】
多くの犠牲者を生んだ一件のバス事故
刑事裁判も民事裁判も、被害者の会が望む形で終結した
しかし終わった事で始まった対話により
腐る事ない哀しみが襲い掛かる
解散か。存続か。それとも…
禁断の後日談が幕を開ける
‘‘哀しみ‘‘で繋がっていたはずだった…
8月24日東京芸術劇場シアターウエストにて観劇。
哀を腐す…
どういうことだろう?
人の感情や想いを言語化する
それは、ひとりで抱え込むには余りにも重くて苦しくて誰かと分かち合いたい、分かり合いたいから…
けれど、哀しみや切なさや傷の深さはそれぞれ違っていて、到底測ることなど出来ない。
目の前にあった目標にしがみ付いている時には見えなかったものが目標に辿り着いた時に漠然と襲いかかって来た哀しさや不安…
分かり合っていたはずが微妙に食い違う…
それぞれが今とどう向き合い、今をどう生きるのか。
それぞれが大事な人や今を大切にすることの尊さを、強く強く感じた。
ひとりじゃなーい…
寂しくなーい…
哀しくなーい…
涙腺崩壊!
嗚咽が漏れるほど泣いてしまった。
のぶはもしかしたら幼い頃に亡くなった兄貴から
ひとりじゃなーい
寂しくなーい
哀しくなーい
と慰められながら育ったのかもしれないなぁ
と観劇後2日経って想いを馳せる…
愛を持って哀を腐す…
素晴らしい舞台と巡り会えて幸せでした。
ありがとうございます。