先日のこの欄で、私たち夫婦が加入しているスキークラブの先輩で最も親しくしている2組の夫婦を折り句で詠んだ。
その折句との付き合いは、10年前にさかのぼる。
(社) 日本産業人退職者協会が発行する機関誌に、「女優の佐久間良子さんを詠む折句」の募集記事が載った。
俳句の経験は少しあったが折句は初めてだった。
私のことだから長続きはしないだろうが、少し勉強をしよう。
そして次の句を詠んだ。
桜舞う 学びし里の 夜半の月
白川郷を 今宵訪ねん。
内心少し自信があったので投句したところ、特選10区に選ばれた。
粟津温泉「法師の湯」で行われる表彰式に夫婦で招待された。
当日は佐久間さんもお見えになっていた。
佐久間さんは白川郷の書の先生に学ばれていおり、その腕前は
師範クラスだということだった。
何という 果実なりしと 敬服す。
優れた訳にも 謙虚な姿勢
中味濃き 自己研鑽を 継続し
推敲重ねし 結果は見事
京都の高校長を最後に退職し、
明治時代の郷土史を現代文に翻訳し、
私書版を発行した義兄を詠んだ。
秘めた知恵 我執を捨てて 長閑なり
泰然として香り 放たん
筆力に 眼力ありと 偲ばるる
高き理想を 追って進まん
サラリーマン退職後、NHK放送大学や他の
専門校で勉学を続けた義兄を詠んだ。
