今回も長いです
前回までのお話はこちらから
小児てんかんで診ていただいていた主治医から幸運にも院内紹介状を出してもらった私は、その週に同じ大学病院内の精神科に初めて行きました
初診の時は今思えばかなり時間を取ってもらえ、幼少期から今までの家庭環境や、これまでブログで書いたような摂食障害になった経緯をお話ししました。
話しながら、ああ、これでやっとこの地獄から解放される、と思っていたのを覚えています。
甘い、過去の私
私の話を聞いて医師にいくつか質問をされました。
確か、自分は太っていると思っているか、自分が摂食障害であることで1番辛いことは何か、吐いているか、等覚えているのはこの辺りです。
太っている→Yes,この頃152センチで48キロほどでしたので、普通にデブだと思っていました
1番辛いのは、一日中脳内を食べ物で支配されていることでした
食べる食べないとそればかり考えているせいで趣味や勉強に集中出来ないし友人関係が上手くいかない、就職出来るか不安、みたいな事を話しました。
この頃は過食期・拒食期という長い区切りでなく、日によって過食したり拒食したりという感じだったので、日々の食欲に手を焼き、痩せない自分に苦しんでいました
過食嘔吐なら痩せられるのに、という気持ちは常にあって、何度も吐こうと試みるのですが吐けなくて、吐けなくて辛いということも医師に伝えました。
その返答としてまず言われたのが。
「摂食障害の完治は、正直極めて難しい」でした。
いや何のために来たの
しかしよく聞くと、「完治ではなく、寛解を目指す」のだと。
はてカンカイとはナンゾヤ
恥ずかしながら私は、寛解という日本語をその日まで知りませんでした
病気は、治るか、治らないかの2択だと思っていたのです
もしかすると一度目の精神科で聞いていた可能性もありますが、ヒャクゼロ思考の私の脳内には残らなかったのか、それかただのアホか
あと、「◯◯さんは、嘔吐出来るなら痩せられるし羨ましいと仰りましたが、嘔吐は寛解の道を確実に遠ざけますので嘔吐はしないで下さい」とも言われました
ともかく私はその日から、摂食障害について、第3の選択肢である寛解ーー全治とまでは言えないが、病状が治って穏やかであることーーを目指すことになります。