初めての神社、ひとつめは「住吉神社」。
少し高台にありました。










足利時代に献納された鳥居から作られたという、珍しい手水鉢がありました。
当時から海の守護神として信仰の厚かったこちらの神社
ならではですね。


境内の大きな武智盛一郎翁の碑。
この地出身で石鎚神社の管長をされ、戦後石鎚本教を設立した方だそうです。




こちらの常夜灯も大きい。
沖をいく舟に、灯台の役割をしていたのかもしれません。


石段の両側で、それぞれ木に寄り添っていた対の狛犬さんも愛らしかったです。



海を眺めていると、目の前をトンビが横切っていきました。
幼少期の数年、住んでいた海の近くにも、当時はたくさんトンビが飛んでいました。
舗装されていないでこぼこ道を、父の自転車の後ろにまたがっていて、振動で振り落とされたことがありました。
仰向けになって見た美しい真っ赤な夕焼けを、いまも覚えています。
父はすぐには気づかず、自転車は遠ざかっていったのでした。
トンビの姿、鳴き声は、遠い幼少期を思い出して、いつも温かな気持ちになります。

また父を身近に感じた時間でした。



つづく