子供の頃の節分は、豆まきと、庭に植えてあった柊を玄関に飾っていたことなど思い出されます。
が、恵方巻きというのは、結婚後知りました。
最初の一年だけ干瓢なども買ってきて太巻を作ったものの、夫婦だけなので手抜きもかねて(笑)、以降は買ってます。が、夫は笑って付き合ってくれないので、わたし一人丸かぶりを続けてきました。(夫には切って出してます)
イワシは自分が唯一得意でない魚で、(干物のウルメは好き)体にいいとは知りながらほとんど食卓に上らないのですが、実家でもウルメは晩酌のあてによく見たもののイワシの登場はそれほど多くなかったように思います。
その恵方巻きも、雨のなか買いに出るのも億劫になって、遂に普通の晩御飯で済ませてしまいました。
イワシならぬアジフライに新キャベツ山盛り、カボチャの煮物に豆腐とワカメの味噌汁。これにほうれん草のお浸しをつけようとしたら、ほうれん草、使ってしまってました。
地味なメニューですが、帰宅した夫は久しぶりの揚げたてアジフライに喜んでいました。
今年は雨ということもあって、豆まきもどうしようかなというテンションだったのですが、豆も買っていたので、夜一人で、玄関、裏口、リビングの掃き出し窓から、小声で「鬼は~外、福は~内」とまきました。
豆まきもこの10年ほどは夫も付き合ってくれなくなって、去年までははなを抱いて、夜の暗がりに向けてまいてましたが、凜さんは抱き上げようとするもなかなかなので、遂に一人の豆まきとなりました。
同時に入居したご近所さんたちは(たぶん)どのお宅も豆まきはされていないようで、この地方の鬼食いというものや柊を飾っているお宅も皆無で、我が家も小声でまいたら翌朝は外にまいた豆を素早く掃き集めるのでした。
ほんとは鳥たちがついばんでくれてもいいと思っているのですが、鳥のふんが、とか、いろいろあるので、今日も雨が上がったあと、そそくさと処分したのでした。