「子どもの痛み」を親としてどう受け止めるか?


「いたいのいたいに飛んでいけー!」


この言葉、あなたも使ったことがありますか?


私も子どもにこう言うことがあります。


でも、最近では少し違うアプローチを取るようになりました。



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痛いよね?痛いよね?めっちゃ痛いよね!?


実は子どもが痛みを感じたとき、その瞬間に親としてできることはたくさんあります。


痛みをただ「飛ばして」しまうのではなく、子どもの「心」や「気持ち」にしっかり寄り添うことで、痛みを乗り越える力を一緒に育てられるかもしれません。


  階段で膝を打った娘との一幕


ある日の夕方、クローゼットで保育園用のシーツカバーを整えていると、2階から4歳の次女の泣き声が聞こえてきました。


「どうしたー?打ったのー?」


慌てて駆けつけると、階段の下で膝を抱えて泣いている次女。


私はまず、彼女の痛みを確認しながら声をかけました。



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痛かったね。どこ打ったの?


「…ここ(膝を指差す)」



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ここかぁ。めっちゃ痛かったね。



泣いている娘の表情を見ながら



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ズキズキする?それともガーンって感じ?



と痛みを少しずつ言葉で確認しました。

そして、膝をやさしく擦りながら



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骨が折れた痛みが10なら、今どれくらい?



と聞くと、彼女は泣きながらも考えて


「8」と答えました。


擦り続けるうちに、


痛みは「6」になり


最後に「0」と言った時、喜びの笑みが浮かびました。


痛みが減っていく過程を、言語化することによって、2人で共有できた達成感も感じた瞬間でした。


  子どもの痛みに寄り添う工夫


私がこのとき意識していたのは、 「痛みを軽くする」だけでなく、「痛みを感じていることを肯定する」 こと。


痛みは、ただの身体的な感覚だけではなく、心の不安や恐怖が混ざり合ったものでもあります。


そこで、私は以下のステップを取り入れました


STEP1,共感の言葉をかける

 「めっちゃ痛かったね」「泣いてもいいよ」と、子どもの気持ちを代弁するように声をかけます。


STEP2,現状を把握して安心感を与える

 例えば、どこでどんな風に転んで、どこを打ったかを確認します。場合によっては病院に行かなければならないので冷静に判断しましょう。それと同時に痛い場所を確認して摩ったり、「大丈夫だよ」と優しく抱きしめることで、心の不安も軽減します。


STEP3,痛みを言語化する

 「どれくらい痛い?」「どんな感じ?」など、痛みを具体的に言葉で表現することで、感情を整理しやすくなります。

「ガンガン?」「ギシギシ?」と擬音を使って感覚を表現したりたり、色、形、感触等、視覚、触覚等で表現するのも良いです。

娘はたまたま数字好きですが、その子の興味や理解に合わせて、例えば「バイキンマンのパンチくらい?キックくらい?」と聞くのももいいですね。



  痛みを「感じる力」を育てる日常


毎日の保育園送迎のとき、私は抱っこをしながら娘にこう言います。


「つむ(娘の名前)を抱っこすると、心がフワフワしてピンク色になるよ。ほっぺたをくっつけると・・・、虹色になった!」


すると彼女は笑いながら、自分の感じた色を答えるのです。


「つむは金と銀だよ!」


こんな会話を通じて、「自分の心の状態を言葉にする」力を育むことを意識しています。


心の動きに気づき、表現する練習をしていれば、痛みや不安を感じたときにも、きっと乗り越えるヒントになるはずです。


そして、それは、喜びや幸せを感じる力にも繋がります。



  痛みを「飛ばす」より「受け止める」


「痛いの痛いの飛んでいけ」は魔法のような言葉。


でも、痛みを感じること自体は、決して悪いことではありません。


危険を回避することにも繋がりますし、むしろ痛み感じられることや、向き合えることは成長のチャンスです。


だからこそ、親としてその痛みを飛ばすのではなく、しっかり受け止めてあげること。


そして、一緒にその痛みを乗り越える方法を見つけること。


それが子どもの成長を支える、私たち親の大切な役割だと思います。


さあ、あなたは次に「痛いの痛いの飛んでいけ〜」を言うとき、どんな思いを込めますか?