入院2週間目にして外泊をしてみました



退院を見据えての外泊




午後病院を出て、夕方

妹とカフェに行き

1時間ほどふらっと歩いて駅からバスに乗りました



サラリーマンが変える時間帯


雨のせいもあり混んでいた



立っていましたが運転師さんの「ハイつめてつめて、ドアが閉まりません、いつまでも出発できませんよプンプン」と言う苛立ち



バス内はぎゅうぎゅうでした


私は満員には慣れていません



すぐ目の前にストライプのカッターシャツを着た男性が立ちました



見えたのは肩だけです



なぜか体が震えだす



すると左隣りの男性の呼気音がやけに耳に入ってくる



近いんだこれが



手足だけじゃない、体の芯から震える



元夫と暮らしていた頃と同じ感じ




持っていたスマホを握りしめやり過ごそうとしたけど、耐えられなかった




【おります】ボタンを押し人波をかき分けて

大雨の降る外へとびだした




震えすぎて折り畳み傘を開けない


 


だいぶ濡れた頃に傘を差せ、

泣き声を上げながら自宅に向かって歩き出しました



が、足が止まる



家、怖い



自分がなんで震えているのか泣いているのかはわからないけど


とりあえず家が怖い



「いつ元夫が訪ねてくるかわからない」という恐怖を感じながら2年住んだせいだと思います



どうしようオロオロ



立ち止まって泣いていたり

座り込んだりしたら

変な兄ちゃんに絡まれるか

最悪拉致される




病院に帰るべき?



帰るのが正解なことはわかっていました



でも夜にフラッシュバックを起こして戻ったら「いつでも退院していいよ〜」バナシがなくなる




妹や近くに住んでいる友達に頼ろうかとも思ったけど

「そんなんで子ども育てていけるの?」と言われそう

(実際、旦那に親権譲りなよと言われたし)




こんな取り乱した姿を見られたくない




雨で泣き声はかき消されるし

不透明の傘で顔を隠せることが救いでした




フラッシュバックの起き方は全然改善していなかった



感情を喪失するようになって

昼間 起きている間のフラッシュバックがほぼなくなってから2年経っているのに



蘇る感覚はどこまでもフレッシュ



卵子の凍結保存かよってくらいの新鮮さを保っており



時間は何も解決してくれていなかったことへの絶望



いつまで続くの


もうやだよ、こんなの




大体何がだめだったのかさえわからない


ストライプの人が元夫に似ていたのかさえ見えていないし


病院には男性看護師が多い

(精神科だから、半数は占める)


脈測定のときに腕を握られても大丈夫




さっき、もしもアルコールを飲んで理性が弱くなっていたらやばかったなとゾッとしました








大雨の中
震えながら泣きながら



できることなら協力するから連絡してね〜と



と言ってくれていた人に「時間できたらでんわほしい」


とSOSを送りました