児童養護施設入所当日のことです
その日は
10:00 訪問看護A(私についてくれているところ)
10:30 訪問看護B(コウについてくれているところ)
11:00 スクールソーシャルワーカー ユリ先生のお迎えで3人で学校に行く
12:00 給食を食べて
みんなと少し遊んで
13:00 タクシーでユリ先生とともに施設に向かう
というスケジュールでした
朝の記憶はあまりありませんが、
コウが父親に電話をし
施設入所を自分で説明しました
コウは
お部屋はどんな感じかなぁ
テレビは見られるのかなぁ
一人部屋がいいなぁ
え、1人で寝られるん?
わからんけど…
3ヶ月は長いわ~
メイは
メイちゃんも今日学校行くの?
PTA?
ううん、コウが給食食べるって
わーい、学校〜
子どもの家は二段ベッドなのかな
ママ、メイちゃんのリカちゃん人形連れて行っていいよ
このご飯も食べさせあげてね♡
ありがと♡
コウは多少ぼやきながらでしたが
訪問看護師さんといつものように楽しく遊び、
2人ともまるで旅行前のようなテンションでした
児相から
荷物は最小限と言われていましたが
なんだかんだ
お、おもい…
数日前からの準備で息も絶え絶え、
気合いを入れて気丈に振る舞っていても
時折気絶しかけそうな私に
コウが言いました
ママはさ、行ったら勝ちやん
え?
ママはぼくたちを送っていったら入院でしょ?
そしたらもう何もしなくていいから
勝ちやん
なんかかっこいいこと言うな
ぼくたちはそれからが試練なんだから
だから?
だから今はがんばれよなのか
お前は気楽でいいなぁなのか
真意はよくわかりませんでした
つーか自分のランドセルは自分で持てー!
学校に着くと
先生たちとコナンの話をしたり
友達と給食を食べながらしりとりをしたり、
メイは何も食べず
牛乳パックのパッケージをピリピリ剥がして機嫌よく遊んでいました
食べ終わると
先生方が
「お母さんは休んでいてください
メイさんも一緒に、遊んできますね」
と外へ連れ出してくれました
静かな部屋に残された瞬間
私は涙が溢れてきました
どういう感情だったのかわかりません
時折、いろんな先生が出たり入ったりされましたが
魂が抜けたように宙を見ながら静かに涙を流す私のことはそっとしておいてくれました
泣き止まないと
子どもたちが戻ってくる前に!
20分ほどして
彼らがはしゃぎながら戻ってきたときには涙は止まっていました
はい、スイッチON
そろそろ向かいます
私は校門前にタクシーを手配
「学校に来られる日はまたたくさん遊ぼうね」
「先生も会いに行くからね」
教頭
主幹教諭
支援学級の担任
登校支援の先生
が勢揃いで見送ってくれる中
ユリ先生とともにタクシーに乗りました
続きます
ジメジメがなくなります、愛用品♡