九時過ぎに富士吉田エイドを出発。


I井さんS山さん、3人組である。


ここからは暫くロード区間だが暑い。


0630〜0700ペースでロードを走る。

91km地点で山仲間のエミさんが応援してくれていて力が出た。



そこから1キロ程走ったショッピングセンターでトイレを借り、頭に水をかける。
自販機も沢山あったので、美味しいジュースを飲んだ。

山に入るまではひたすらロード。
この区間、結構距離が長い。
ロードでスピードを上げすぎず汗をかき過ぎないよう細心の注意を払う。
そう、私の最大の敵は足攣りである。
自分を律することが大事なのである。

UTMF2019も足攣り無く二十曲峠まで行ったのが自信になっているのか、今年も良い感じである。

この区間、覚えてるのは忍野中がエイドでは無く、がっかりしたことである。
そこから先の川沿いが長い。タラタラと三人で歩いた。
レース中で一番メンタル的にイケてなかった区間かもしれない。とにかく暑い。
でも、これが功を奏したという見方もある。

忍野エイドには19時間42分で入った。

いつもの塩おにぎり、バナナ、コーラの3点セットが苦しくなってきた。
トイレの水を頭にかけ、3人で木陰で10分だけ昼寝をした。
3人だと、甘えが出ないのも良いところだったかもしれない。一人だったらもっと寝ていた気がする。

メダリスト、水を補給し、出掛けにもう一回水を浴びて出発。

でも、足が固まってきた。
3人とも意地で足を動かして走る。

山道に入るとKAIのトップ選手が走ってきた。
横内選手が1位で我々が歩いていた登り坂を凄いスピードで走っていく。

遅れること2分。
くれいじーかろこと甲斐選手が。
「前とどのくらいですか?」
「2分位です」
S山さんが答えてあげた。

やっぱりトップ選手すげーわと会話をしているところに3番目の選手が。

あっさり抜かれた。
S山さんと、
「今の選手、背格好も走り方も竜太そっくりだったね」と話していた。
レース後、本人だったことがわかった。

有言実行、それを教えてくれたのは岩井選手だ。
Salomonのプロになると宣言して、本当になってしまった。
そのための努力も相当なものだったと思うが、口に出して目指すこと。やっぱり大事だな。

その3人のあとは、全然来なかった。


大平山でパチリ。
今年は本当に富士山がよく見える。

山中湖の平野へ来た。あと数百メートルできららだ。
ここからがUTMFのメインパートである。
余力十分に残してここまでこれたのは幸いだった。
でも暑い(汗)

山中湖きららエイドでは、塩おにぎり、バナナ、コーラの3点セットを日陰で食べる。

サトテツさんがパチリしてくれた。

出発まで15分ほど日陰で各々仮眠をとった。
さぁ、残りパート頑張るぞー。
山中湖きららは22時間21分。

麓を出て直ぐに鏑木さんに抜かれる。

さっき抜かれたS山さんが撮影しながら走って行った。


気温も下がり、前半飛ばしすぎた人達が垂れてきたが、調子悪いと思っていた私は、やっとエンジンが掛かりだした。


登りは歩き、平と下りは走る。その繰り返し。


正直、本栖湖までのコースは殆ど印象にない。

エイドでお饅頭を2つ口に入れた。

メチャクチャ美味しいーー。

水とメダリストをフラスコに入れ、長居せずさっと出た。


2019年は本栖湖エイドには石川弘樹さんがいて、

また会社の元同僚が偶然にボランティアしていて声をかけられ、テンション爆上がりしたのが懐かしい。


2019は霧と嵐だったが、今年はパノラマ台付近も天気は良くとても走りやすかった。


そんなこんなで精進湖エイドに到着。

精進湖到着は11時間1分。ここから上げていくところだが、まだ100km 近くある。


しっかり栄養補給で雑炊を二杯たいらげる。

あとは、塩おにぎり、バナナ、コーラの不動のエイド食を無理やり採る。


前半戦に抜かれたI井さんに声をかけられた。
昔、美ヶ原で抜きつ抜かれつを繰り広げた方。
鳴沢までの5キロ以上ある登り坂を走るパートナーが欲しかったこともあり、一緒に行きませんかとお声がけし、快諾だった。

I井さんは、大阪から会社の仲間も社員旅行に連れてきていて、
これから走る紅葉台あたりのコテージに泊まってる仲間が応援に来るとのこと。

2時間近くかかりますよとお伝えし、ロードの激走開始。精進湖からの長い登り坂、ドライブインまで走り切る。
そこでトイレ休憩を入れてから、またまた走る。95%は走ったと思います。


紅葉台、紅葉台と追ってきたが、いつの間にかいたのは五湖台。
2キロも前に紅葉台を通過している。というか、ピークに上がらなかったので会社の同僚とはお会いできず。明け方、5時の話である。

五湖台で先程、抜かれたS山さんが撮影していた。
2回追いついたということは、もしかして辛いのかな?と勝手に想像し、
余計なお節介で、一緒に行く?と誘ってみたら、
よろしくーとの返事。

3人で絶対に100マイラーにと誓って、
運命共同体のようになってきた。因みにお二人は初対面。



その後、ロードに下り勝山あたりを走ったが、富士急まであと2キロで私の調子が悪くなり、お二人に一旦先に行ってもらう。

直後に自販機でリアルゴールドを買い補給。
走る力が戻ってきた。何とか走り出し富士急に入った。

お二人共、待っててくれていた。本当に感謝。
直ぐにジャムパンと塩おにぎりとバナナとコーラを補給し、メダリストと水を入れた。

ゼリーは4本を入れたフラスコをスタート時に4つ持っていたが、意外に食べずに来ている。
一応、マグオンを8袋追加した。

また、予備のボトルにも水を入れ、
暑いときにかけられるようにしといたが、
これは超ファインプレーだった。

インナーとTシャツとキャップを交換した。
バックパックはトラブルが無かったので、ドロップではそのままにした。

キャップを長いつばのキャップに替えた。暑くなりそうだったので、直射日光を受けたく無かった。

さぁ、後62kmほど行ってきます。
ただ、きららまではKeepである。

富士急outは15時間21分。

こどもの国に着いてからスタート麓まで編。


第一ウェーブのスタートまでに2時間程あったので荷物預け側で休憩し、スタート30分前にスタート会場へ移動。


1つ自分の中の変化に気付く。

周りが速そうとか強そうに見えない笑

いや、他人は他人、彼ら彼女らが速く走ろうが関係無いのである。


そんな心境だからか、もしくは前回のハードな天候下で二十曲峠まで行った自信なのか?


少なくとも直近3ヶ月の月間走行距離は100kmだ。

2011年から山を走り始めて早11年。

経験と培ってきた体力を信じるしか無い。

スタート前に考えたことは、今の自分を信じ、周囲に流されない。


三年前も3人で写真を撮って大嵐を呼んだ。
その3人が再び揃ってしまった。
今回の敵は暑さになることは間違いない。


今回のレースの目的はタイムでも順位でも無く、100マイラーにになることだ。

作戦は天候も考え、自分を律するためにも下記を前日夜に仲間とラインしながら自己暗示。

作戦①勝負は涼しい夜に
作戦②汗をかくと足攣りする。汗かきしないペース配分を
作戦③楽しい下りも脚を残すことを優先しいかない
作戦④ショートスリープ
作戦⑤精進湖からあげる
作戦⑥エイド時間短く
作戦⑦ポジティブ

第一ウェーブがスタート。
そして私の第二ウェーブも15:45にスタート。
さぁ、もううだうだ言い訳はできないが、練習不足から足攣りの不安を抱えてスタートしたのは間違い無い。

結果、これが良かった。

第一エイド(富士宮まで)
毎年恒例の林道?ロード?である。前回は5:45ペースで21km走ったが今年は意識的に06:30〜7:00のペースに。
鉄塔下のトレイルもウェーブスタートだからか大した渋滞もなくクリア。

本当に何も無くつまらないコース。今年は外国人出走者が少なく、立ちションしまくる某国の選手達がおらず、女性ランナーは嫌な思いをあまりしなかったのでは。でも日本人もコースから見えてるとこで相当してる人もいた。

第一エイド富士宮通過は2時間32分。
塩むすびとバナナとコーラを詰め込み、フラスコを再び満タンに。
次のエイド麓まで20kmある。

ここでヘッデンを装着し、18:30頃から点灯。

富士宮を出て、まずはヤマケンさんと並走していたI井さんに抜かれる。第三ウェーブスタートは15分遅れだ。彼とは2017か18年に、美ヶ原80kmで抜きつ抜かれつを繰り広げ知り合いになった。

「お久しぶり〜」と言って、速攻で消えていった。
トレーニング状況もSTRAVAで知っていたので、やっぱりトレーニング順調だったんだな、羨ましいなぁと感じたが直ぐに自分の走りに徹する。

途中、第三ウェーブスタートのS山君(スタート地点で一緒にパチリ)に抜かれ、少し併走したが、人に合わせてしまいそうなので自らペースを落とし離れた。
人には人のそれぞれのレースプランや体調があるからと言い聞かせた。
そう、汗っかきの私にはまだ暑いのである。

この二人が、このレースのキーマンになるとは、この時は思いもせず。

実際、第二エイドの麓はスタートから42km。フルマラソンである。

そんなのペース上げたら持たねぇーが私の考えだったが、周囲のランナーは05:30〜06:00/kmで突っ込んでいる。

偶然、私が見つけた、キツくなく汗をかかない、負担もないベストなスピードが06:30/kmだと時計を見てわかった。
尚、時計はロードで速度を測るときにのみ利用し、あとは普通の時計として利用した。

理由は、目の前にある山には登らないといけない。
デジタルの標高を当てにして、ズレていたりすることはよくあり、それで脳にストレスを抱えて疲れたく無かったからである。
以前、渡辺千春さんに教えていただいてからレースで実践していることだ。

途中、同じく第三ウェーブスタートの、サッカー仲間のYちゃんにもパスされる。
「どうしたんですか?調子悪いのですか?」と声をかけられ一瞬で消えていった。
結構抜かされて、これが俺の実力かと一瞬ネガティブになりかけたが、目的に戻った。

俺は速く走るために出ているのではなく、意地でも100マイラーになるんだ。これが目的である。

42km地点の第二エイド麓に到着したのは、
スタートから5時間47分である。

サポート付きの選手はゆっくり休んでいるが、今回はサポート無しである。

おにぎり、バナナ、富士宮やきそば、コーラ、コンソメスープとチーズおかきを食べ、飲み物を1.5リットルまで補充し15分位で麓をあとにした。

22時過ぎに麓を出発した。
次の本栖湖までは割と近い。

麓から富士吉田編へ