精神を育む | 花日和り

花日和り

管理栄養士の高齢ママ。
食事と息子との日々を綴っています。

今日は、シュタイナーの勉強会。


午前中は、今井 重孝先生の


~シュタイナーの社会三分節からみた、


現代日本の教育と社会~


教育に経済や政治がどうかかわるのか?と思ってしましましたが、


政治と経済と精神は切り離せないもので、


精神は教育によって育まれるので密接な関係があります。


0歳から7歳までの幼児期がとても重要なのに


政治は、経済を優先し幼児教育にお金を出し渋り、


経済を優先し質より量の政策を行います。


施設の質より、教育の質が大切だとおっしゃっていました。


私が最初に勤めた保育園の園長が、


「遊具やおもちゃを購入するより、人を増やしより良い保育を」と言っていたのを


思い出します。


保育室の飾りつけも最低限で、


その時間を保育にあてるという方針でした。


つい形から、環境づくりから入ってしまいがちですが


環境ではなく、親や先生の関わりが


子どもの精神の発達を育むうえで何よりも大切な事だと思います。


日本の幼児教育に影響を与えた倉橋 惣三の言葉


「生活を生活で生活せよ」


普段の生活にこそ学びがあり、


大人の生き様が影響します。


子どもは、一人一人精神の自由を持っています(個性)。


子ども一人一人の為になっているか?を問い、


子どもの中に潜んでいる、それぞれの人間像(その後の人間像)に


添えるような働きかけをし、


愛情のある眼差しでみる事が大切だそうです。


最近、サポートの仕方について悩んでいた時、


この言葉に近い事を他の先生にお聞きしたのですが、


今日は少し腑に落ちた気がします。


頭では、分かっていても実践するのは、


とても難しい。



シュタイナーの考え方は、あらゆる分野で生かすことが出来ます。


個人で出来る事は、限られているので、


小さい規模でもそれぞれの力を繋げる事(アソシエーション)ができれば、


社会変革に繋がるとの事。


世の中の大きな力に流されている様に感じる事がありますが、


精神的な(魂)の力は浸透力が強く、


持続かつ強力だそうです。


なんとも心強い言葉で、未来への希望を感じました。


お昼は、三浦野菜のグリルに


自家製パンとスープを付けたランチを頂きました。


お野菜たっぷりで食べ応えがあり、お腹いっぱいに。


午後も分科会があったのですが、


楽しい内容で眠むくならずに受講できました。


日曜日も学んできますグッド!