昨日upしたブログの観劇記録は、すべて済んだことにして、upしてないものの記録(もちろん備忘録用)記録しておかないと、観たことさえ、えーーーっと…になってしまうお年頃。
記録は大事です。
…で、紙の日記帳ね、亡き母が大量に残しています。私は処分したい…市井の一民間人の日記なんて、将来必要になることはない!!それに、少し読むと書いている内容がかなりエグい。父、私たち子ども、叔父叔母、同居していた祖母(母には義母ですね)、ご近所さん達…への悪口雑言が書いてある
お寺の坊守さんだったから、周りからはそれなりにチヤホヤされていたにもかかわらず、表裏のある性格で心の闇は深かったらしい…。
私たち兄弟はみな、母を反面教師としなければ…と子どもの頃から思ってたところがありました
そんな日記は、残しておけないです。
私は自分の目の黒いうちに処分したいのだけど、弟が未練たらしくグズグズ反対してる。片付けのできない弟…どの口が言うか…ですけど、そのうち、処分するわ
あー、私の闇も深いわね。
ブログもね、例えば3年とか5年とか、ログインされなかったら、削除してくれる機能がほしいです。もちろんいつまでも残したい人は、そのように希望したら良い。いつか削除…みたいな機能を付けてほしいです。
デジタル遺産にもならないただのブログ記事…いつまでもずっとアメブロの片隅で、放置されたまま彷徨っているのはいやだなー。
また、話がとっ散らかった
人気公演だったんですね!!
『デカローグC5・6』
新国立劇場 小ホール
5月26日(日)13:00〜公演
真ん中辺りの上手。この日は、花組柚香光・星風まどかの退団公演『アルカンシェル』大千穐楽の日うっかりこのチケットのお誘いに乗ってしまい、慌てました。ま、これはこれ。ゆるファンなので、こういうこともあります(何の言い訳
)
モーゼの十戒をモチーフに10作のオムニバス作品…そのうちの、5・6を観てきました。
ポーランドのクシシュトフ・キエシロフスキさん…世界的に有名な映画監督さんの作品だそうです。私は全く知らない方でした。
観客もそれっぽい人(宝塚やミュージカルを観にくる人たちとは少し雰囲気が違う)で、ぎっしり
でした。
モーゼの十戒…昔TVで見た映画では、海が割れて、確かイスラエルの民!?が安住の地を求めて歩いて行く…みたいなものだったような記憶があります。今の、ガザの戦いにも繋がってるのかな。
「殺してはならない…姦淫してはならない」
さて、『デカローグ』は今年の春から1〜10を2作ずつ、上演されてます。
私が観たのは、Cで5と6。
6に仙名彩世さんが出演していて、ファンの友だちに誘われました。
1〜10まで、通して舞台に立たれているのは、あの『らんまん』野宮朔太郎役の亀田佳明さんです。それぞれの芝居を通した傍観者!?見届ける人⁇みたいな役割なのかしら。
デカローグ5は『ある殺人に関する物語』で、モチーフは「殺してはならない」
6は『ある愛に関する物語』で、モチーフは「姦淫してはならない」です。
どちらも、1時間ほどの劇です。
5はね・・・
すごーく怖かった。
たまたま乗ったタクシーの運転手を殺した青年(もちろん、運転手にも、青年にもいろいろな曰くがあります。どっちも良い人ではない…。どちらかというとどっちもかなりヤバイ人です)が、死刑判決を受けます。
因果応報!目には目を!殺したんだから殺されて当然…かもしれない…だけど、その死刑シーンがかなりリアルで怖い。祈りを捧げる神父・暴れる死刑囚を押さえる係員・首にロープをかける係員・台を外す係員・見届ける執行者たち…死にたくないと暴れながら死んでいく受刑者…こわー
担当の弁護士さんが悶々と悩み苦しむ舞台ですけど、つまり、私たちは法の名の元で、殺してるのよ…カオス
6は、芸術家の娼婦が、自分の生活を覗き見て、彼女を愛するようになった純真な青年を、からかい半分にあしらって行くうちに、だんだん本当の愛に目覚めて行く…。
ゆきちゃんがその娼婦でした。はじめ、純な青年を見下してからかってるのに、最後はだらしなく流していた髪をまとめ、彼を探し求めるようになる…。ゆきちゃん、ステキでした
愛は、人を変える❗️
青年は覗きをしてたり、彼女に会うために嘘をついたり、ちょっとストーカー気味娼婦は、愛を全く信じていないし、性にだらしない。
道には外れてる2人の心が動いていきます。
どちらもキャストは、若手からベテランまでどこかで見たことがある役者さん達。熱演でした。
私が観たのはCだけの2作品でしたが、出てくる人がみんな変。みんな不完全です。
私たちも同じよね。
「お代官さまーこれを(お菓子の箱の中には、ギッシリ小判が入ってる)」
「お主も悪よのう、うわっはっは」
…
「これが目に入らぬかー打首獄門じゃー
」
なんて、善悪がハッキリするわけないですよね(広がる妄想
)
お代官さまも、きっと良いこともやってたかもしれないし…「くもの糸」のカンダタ(芥川龍之介「蜘蛛の糸」)だったかもしれないし…。
・・・散らばって収拾ができない
ので、みんな不完全な人同士だからこそ、互いに補い合える。寛容にもなれる!と思いました。
で、おしまい❗️(ムリやり)
ここまで全部お読みになった方、本当にありがとうございます。
見終わった後日比谷に行って、シャンテのリンガーハットで遅いランチ!