タバコはADHDリスク~妊婦さんは今すぐタバコをやめなさい~ | ハニーハウス札幌 ソムリエが勧める美活空間

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化学物質が子どもの発達に与える影響について
幾度となくこのブログでも紹介して来ましたが
事前にわかっていて避ける事が可能なリスクならば
避けたい、避けて欲しい。
「子どもは当たり前の様に生まれて当たり前の様に育つわけでは無い」
という事を理解して頂きたい
長年環境建築コンサルティングをしていると
セミナーなどでお話して
    ↓
「怖いですね、私は丈夫なので。」
「私は該当していないので。」
    ↓
と言う方が数年後に問題に直面して思い出して下さって
コンサルタントの依頼をされる事が有ります。
其の時に
「何故こんな事に。」
「何故私(私たち)だけが。」
「誰のせいなのか。」
    ↑
残念ですが化学物質も、電磁波も法的に基準値内ですから
現行法では全くの自己責任です。
だから自分のものは自分で調べて選ばなければならないのです。

 

 

 

 

 

 


知っていれば避けられるリスクがあると
伝導して歩いてもなかなか認知してはもらえません。
何故なら、今困っていない人は
「まさか~に限って~なわけがない」という根拠の無い自信によって
常に「無関心」だからです。

ネットの世界を見てください
「電磁波で体調を崩したから注意してください」
「化学物質で体調を崩しました」という投稿に
「気のせい」「考えすぎ」「大丈夫に決まってる」
「自分は何ともない」「おかしなこと言うな」という様な
ネガティブで否定的なコメントが入ってきます。

調べれば簡単に様々なソースが出て来るような事ですし
実際に体調を崩す、病気になる、胎児に影響があった、
発達に影響を受ける、男性性、女性性に影響があると
専門家が何年も※コホート調査等で研究した結果で
警鐘を鳴らしているものに対して
誰が危険では無くて、何が考えすぎで、どのような根拠で大丈夫なのか
投稿を見た人が危険を避けるチャンスがあったにもかかわらず
あなたのコメントを信じて人生を失うようなリスクを負ってしまったら
責任が取れるのか?と
残念に思ってしまいます。



生まれてからADHD、発達障害のお子さん
お子さん本人も親御さんも大変なんですよ。
アメブロでも多くの親御さんが
日々の様子の記事を綴っていらっしゃる
ADHD、ASDと言っても其々症状も違って
認知されてきたと言っても
まだまだ理解されにくい状況で
そこにお子さんの性格や性質、思春期や成長が加わるのですから
当事者でなければわからない苦労が大きく
社会生活のスキルを身に着けて行く迄
様々な壁にぶつかります。
だからこそ少しでもリスクが減るなら減らしたい。
本当に。

私の未就学程の幼い頃には
まだJRの座席の椅子のひじ掛けに灰皿が付いていました。
びっくりですよね。
勿論車内も煙でもくもくで常に完全受動喫煙状態す。
タクシーに乗っても食事に行っても
前室に喫煙スペースの有るレストラン以外タバコの臭いは常でした。
それからアメリカから入って来る第二次世界大戦の副産物である化学物質も
急激に国内の農業や工業から生まれる農産物や製品に増えて行きました。
思えば当時発達障害だったのだろうかという方も
1クラス45名で1人くらいはいたかも知れません
今はどうかと言うと
タバコの害については認知され禁煙が促進されてはいますが
化学物質は入り放題です。
読売新聞の2022年12月13日の記事で

「学習面や行動面で発達障害の可能性がある児童生徒の割合は、
小学生10・4%、中学生5・6%。
全国の公立小中学校で推計すると、約80万人となる」そうです。
発達障害と言う言葉が認知された為という声も有りますが
果たしてそれだけでしょうか?

化学物質や電波や建物に使う建材の添加剤や食品の添加物
腐らない、カビ無い、除去できる、色も綺麗、時間が短縮できる
どんどん暮らしが便利になって行った高度経済成長と引き換えに
日本人らしさや
自然で健康的な生活を
手放したように感じています。
自然とは今の生活から比べると本来不便なものです。

さて、本題の
出生前喫煙と就学前児童のADHD症状については

PubMed、PubMed Central (PMC)に掲載
米国国立医学図書館 (NLM) が一般に公開している
科学文献データベースにある論文から引用しています。

コホート調査の結果、
妊娠中の母親の喫煙が、就学前の子どもの総合的問題や
多動性/不注意のリスク増加に寄与する可能性がある
ことを示唆しています。
妊娠中の女性は、喫煙をやめ、
タバコの煙への曝露を避けるように奨励されるべきです。

と結論付けています。
タバコや住環境や食品からの化学物質も
アルコールの摂取もそうですが
影響があるのは発達や身長やホルモンだけではありません。


 

以下引用
出生前喫煙と就学前児童のADHD症状:
北海道環境と子どもの健康に関する調査

 

 



背景: 妊娠中の母親の受動喫煙と子供の ADHD リスクについては、
一貫性のない調査結果が報告されています。
本研究では、妊娠後期の母親の血漿※コチニン濃度によって
測定された出生前の受動喫煙および能動喫煙と関連した
就学前児童の ADHD 症状を調査しました。


方法: これは出生コホートの追跡研究である
「北海道環境と子どもの健康研究」である。
妊娠後期の母親の血漿コチニン値が入手可能な状態で、
5歳時点での子どものADHD症状(多動性/不注意および行動上の問題)と
総合的な困難を特定する強みと困難質問票(SDQ)に
両親が回答した子ども(n = 3216)を対象とした。
コチニン値は、≦ 0.21 ng/ml(非喫煙者)、
0.22~0.51 ng/ml(低受動喫煙者)、
0.52~11.48 ng/ml(高受動喫煙者)、
および≧ 11.49 ng/ml(能動喫煙者)の4つのグループに分類された。


結果: 能動喫煙者の母親のコチニン レベルは、
総合的な問題のリスク増加と有意に関連しており (OR = 1.67)、
母親の受動喫煙の低レベルおよび高レベルも
リスクを増加しました (それぞれ OR = 1.11、1.25) が、
統計的有意性はありませんでした。
同様に、能動喫煙者の母親のコチニン レベルは、
多動性/不注意のリスク増加と関連していました (OR = 1.49)。
母親の受動喫煙の低レベルおよび高レベルと能動喫煙は、
男児のみで多動性/不注意のリスクを増加させました
 (それぞれ OR = 1.45、1.43、および OR = 1.59)。

 

結論: 私たちの調査結果は、
妊娠中の母親の喫煙が、
就学前の子どもの総合的問題や
多動性/不注意のリスク増加に寄与する可能性があることを
示唆しています。
妊娠中の女性は、喫煙をやめ、
タバコの煙への曝露を避けるように奨励されるべきです。

キーワード: ADHD、出生コホート、受動喫煙、出生前タバコ曝露、SDQ。

PubMed免責事項

著者らは利益相反がないことを宣言します。


妊娠を望むなら
妊娠しているなら
タバコはやめる事
ご主人やご家族にも協力してもらいましょう。


※コホート調査
ある特定の人々の集団を一定期間にわたり追跡調査し、
生活習慣などの環境要因・遺伝要因などと疾病の関係を解明するための調査の事。

※コチニン
コチニン(cotinine)は、タバコの煙に含まれるニコチンが
体内で代謝されてできる物質です。
ニコチンに比べて体内に長く残留するため、
喫煙の有無や受動喫煙の程度を示す指標として、
唾液中のコチニンの含有量を測定する「コチニン検査」が用いられます。

もしも万が一↓

 

 

 

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