【内なる自分を表す】295 「桂春蝶独演会~親鸞と太宰治」(レジェンドサロン#99」 | 望む未来をご案内~花らっきょうのブログ

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【内なる自分を表す】295 レジェンドサロン#99「春蝶独演会~親鸞と太宰治」

すべての人を助けるために
仏の教えはあるのではないか?
(桂春蝶「鏡の中の親鸞~歎異抄より~」より、聞き書き)

===

今回もご覧頂き有難う御座います。

◆月に一度のお楽しみ「 #レジェンドサロン 」。

いつもは鎌倉市内のサロンで開催しますが、
第99回は、#日比谷公園 へお出かけ。

#桂春蝶 さんの独演会に行って参りました。
bit.ly/3TWwuh0 

◆今回の高座は、「 #落語で伝えたい想い 」番外編。
#親鸞 と #太宰治 を題材に2席上演されました。

1、鏡の中の親鸞~歎異抄より~

「生まれて、すみません。」
これが私の著書に出てくる言葉だ。

あれ?
これ、人間失格の書き出しぢゃん?

それもそのはず、
この噺の主人公は、実は太宰。

春蝶さん曰く、
「この噺は、太宰が見ている夢です。」

太宰は夢の中で親鸞の弟子・唯円に出会い、
唯円は太宰に親鸞の一生を話して聞かせます。

太宰が聞かされたのは、
今や聖人として崇められる親鸞に非ず。

悪人、病人、女人の前で無力な親鸞、
それでもひたすら念仏を唱える親鸞、

その人の姿でした。

太宰は唯円に勧めに応じて親鸞に会い、
重大な告白をします・・・

~中入~

2、笑う人間失格

本作の主人公は、三途の川にやって来た亡者。

そこで出会ったのは自称「審判」。
↑多分三途の川の渡し守

彼は、亡者をあの世に送るか追い返すか、
判断する役目を担っていました。

その審判に、主人公は、
生前の三枚の写真を提示されます。

審判に半生、やのうて、
一生を語る主人公。

主人公が一通り語り終えたところで、
審判の正体が明かされます・・・
 

◆春蝶さんによると、

「 #歎異抄 」と「 #人間失格 」は日本で最も売れた書物、
だそうで。

その作者である親鸞と太宰治は、
どのように結びついたのでしょうか?

春蝶さん曰く、確かに両者は対照的だ。
しかし、二人の間には共通点がある。

それは、「救い」であり、
「自分とは何か?」である。 と。

歎異抄一つにしても、
「浄土真宗が喜ぶ噺にはしたくなかった、
大衆の話が創りたかった。」

そうして、
「その続きに人間失格がある」。
 

◇始めから両者をセットにする予定ではなかったが、
結果として2席を連続で上演することとなった。

春蝶さんはそのように言います。

そして、更にその延長線上に、
あの岡本太郎が居る。

それが春蝶さんの次回作となるのです・・・
 

※今回は急遽、三遊亭楽花山(らっかさん)さんが
前座で「真田小僧」を上演。

お客様の到着が遅れていた言う理由でしたが、
「皆様の心に舞い降りることが出来たでしょうか?(笑)」
(春蝶さん談)
 

◆次回の独演会は、7月26日。
テーマは、その岡本太郎。

気が付いたら、親鸞、太宰、太郎、
三部作になるのと違ゃいますのん?

どのようなストーリーが展開されるか、
当日を楽しみにいたしましょう(*‘∀‘)
 

※写真は、日比谷図書文化館にて。千代田区、23日
(一部の写真は、サロンメンバーの厚意によります。深謝)
1枚目:桂春蝶独演会のチラシ。
2枚目:春蝶さんとメンバーの集合写真。

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