【 #内なる自分を表す 】253 #ちちぶオペラ 「#オペラを繋ぐ II」
「地域の皆様とオペラを創って行きたい」
と言う想いで(オペラを)創っております。
(演出家・海下智昭さん談)
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◆ 今年もちちぶオペラの季節がやって来ました。
花らっきょうが2017年から毎年通う #市民オペラ 、
20日はその定期公演が開かれました。
◆今年の表題は「オペラを繋ぐII~時代へ向けて」。
若い歌い手さんを中心とした、
シンプルで新鮮で意欲的なステージが展開されました。
◇第一部は、#合唱曲 や #アリア、#重唱 。
中でも「こうもり」はソロも含め聞き応え十分。
将来はフルサイズで上演出来そうです。
◇第二部は、モーツァルト「#魔笛 」の冒頭。
演出の海下智昭さん曰く、
本作のテーマは、「出会い」。
異国の王子・タミーノが現地人・パパゲーノと出会い、
更には夜の女王の侍女達と出会い、
魔笛を授かります。
通常、侍女達は実力者を起用することが多いものの、
ちちぶは若手の声楽家さんや合唱団のメンバーを抜擢、
次代に向けた配役がされています。
◇第三部は、ペルゴレージの「#奥様女中 」。
↑モーツァルトにも繋がるオペラ・ブッファ最初期の作品。
働かない女中・セルピーナが、
年老いた主人・ウベルトに追い出されないように、
結婚して永久就職してしまおう!
と言うお話。
セルピーナ役の薗田真木子さんと、
ウベルト役の富田駿愛さんの息の合った掛け合いも見事。
本作の成否を握ったのは、
召使いのヴェスポーネでしたが・・・
役の藤田彩花さん曰く「どう見ても、犬です!笑」
と言う演出(^エ^U)
◆これまでのちちぶオペラは、
既存の名作をフルキャストで上演、
声楽やオーケストラはもとより、
大道具から衣装、美術、バレエも地元総出で賄う、
真夏の一大エンターテインメントでした。
ところが、
2020年の「トゥーランドット」がコロナ禍で中止、
従来の豪勢な公演が出来なくなりました。
2021年以降は、よりシンプルでコンパクトで、
オリジナリティーの高い舞台を志向しています。
#秩父 に根付いた #オペラ の文化を
次世代に継承したい。
「オペラを繋ぐ」と言う表題は、
正にその想いから生まれたのだと言えます。
◇アンコールは、ヴェルディ「ナブッコ」の合唱。
「行け、我が想いよ、金の翼に乗って」
来年も再来年も秩父でオペラが続いていく、
一人一人の「我が想い」が乗せられていました。
◆2024年、次回はいよいよ「魔笛」の本公演。
今回出なかった夜の女王は登場するのか?
原作に無いバレエが出てくるのだろうか?
ちちぶオペラのオリジナリティーはどこまで反映されるのか?
花らっきょうとしても興味が尽きません。
ちちぶオペラの皆様、有難う御座いました。
来年も楽しみにしております(*´∀`)
※写真は、#秩父宮記念市民会館 にて。秩父市、20日
1枚目:ちちぶオペラのポスター。
2枚目:終演後のロビーにて。お客様に花束のお裾分け。
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【補】「ちちぶオペラ」の最新情報はこちら↓
https://chichibuopera.com/