今日の新患 | 福岡市天神 樋口矯正歯科クリニック院長のブログ

今日の新患

今日の新しい患者さんはお二人

 

お一人目は受け口が主訴の40代の女性

 

診察すると、前歯が上下逆に噛んでいる状態です。

受け口の原因は、骨格的に上顎骨に対して

 

下顎骨が大きくて前に出ていることです。

 

骨格的な問題は、矯正治療で歯を動かしても変化しませんから、

 

骨格的な異常を改善するためには、

 

手術を伴う外科的矯正治療 を受ける必要があると説明しました。

 

そしてこの患者さんの口の中を見て一番驚いたのは

 

左下の奥歯のインプラントです。

 

奥歯の大きさがないところに無理矢理小さなインプラントをしています。

正しい歯の形もしていませんから、当然咬み合わせもいい加減です。

 

何のためにこんなインプラントをしたのか?

 

それはこの処置をした歯科医の生活のためでしかないでしょう。

 

ホームパージには国立大学の歯学部を卒業して

 

その後大学病院に勤務して、立派の業績を上げてと書いていましたが、

 

医の倫理を学ぶのを忘れたのでしょうか?

 

こんな治療を見ると腹立たしさを覚えます。

 

お二人目は、オーストラリアのに留学中の男子大学生

 

オーストラリアでインビサラインの治療を受けていたのですが、

 

治療に納得できないことがあり、帰国中に受診されました。

 

話を聞くと、歯と歯の間を削るディスキングという処置を承諾無くされてしまい

 

それがどうして必要なのかの説明も曖昧、

 

おまけに受診の度にクリーニング費用を要求されるとのことでした。

 

診察すると、上下の前歯の間に

 

ディスキングで歯を削られてできた隙間があります。

左の奥歯の咬み合わせが少し下顎前突傾向です。

今のままで治療を中止しても、

 

急激に状態が悪化するとは考えられませんから、

 

留学を終えた後に、落ち着いて治療するのが良いのではと話しました。

 

マウスピース矯正では奥歯の咬み合わせの不正を改善できません。

 

マウスピース矯正で変化するのは少しの凸凹だけです。

 

上下バラバラの装置で咬み合わせを改善する事が不可能なのは、

 

誰が考えても当たり前です。

 

医療をして矯正治療を受け正常な歯並びを求めるのなら

 

伝統的なワイヤーによる矯正治療しか選択肢はありません。

 

マウスピース矯正は所詮、美容として綺麗になるだけです。

 

この違いをよく考えて再度矯正治療を始めてもらいたい物です。

 

樋口矯正歯科クリニック 福岡                            

口臭外来 福岡口臭クリニック

樋口矯正歯科訪問診療部 福岡


  

ブログ記載の写真は患者さんの承諾済みです。