今日の新患
今日も新しい患者さんお二人に受診して頂けました。
お一人目はもう数年矯正装置を着けて治療をしているが、
治療が進んでいない気がする事が主訴の女子高生
診察すると上下左右4本の小臼歯が抜歯され
上顎だけに矯正装置が着いていてる状態です。
咬み合わせは、上の前歯大きく飛び出して
上下の前歯は全く咬めていない出っ歯です。
奥歯の咬み合わせも上顎前突の状態です。
小臼歯を4本抜歯しているのでこれ以上歯を抜く事は出来ず、
この状態を改善するのには外科的矯正手術以外に方法はありません。
お二人目も出っ歯が主訴の20代の女性です。
前歯が出ていて、上下の前歯が咬めていない状態です。
それに加えて下顎が小さいために気道が狭くなり、
呼吸を楽にするために猫背、ストレートネックで姿勢が悪く、
睡眠時には呼吸が苦しい為に深い眠りに入る事ができず、
眠気が強いと言う症状もあります。
この症状は、お一人目の女子高生にもありました。
そしてこの症状からお二人共に下顎後退症による
睡眠時無呼吸症候群が強く疑われます。
下顎後退症は、歯並びだけの問題ではなく、
健康被害がありますから全身の健康を考えて、
大変ですが手術を伴う外科的矯正治療 で
下顎骨を前方に移動する必要がある知れないと説明しました。
ブログ記載の写真は患者さんの承諾済みです。