「第二次大戦後の1945年・シベリア。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと交わした再会の約束を胸に、一緒に過ごせる日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、日本人同士の争いも絶えなかった。戦争で心の傷を負う者、旧日本軍の階級を振りかざし続ける者、過酷な状況下で変わり果ててしまう者…。山本は彼らを分け隔てなく励まし続けた。更に、青年たちには学問を教え、希望を唱え続けた。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた捕虜たちの心を次第に溶かしていく。
…8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。山本は涙を流さずにはいられなかった。
誰もが帰国(ダモイ)の日が近づいていると感じていたが、その頃には彼の体は病魔に侵されていた…。体はみるみる衰えていくが、愛する妻との再会を決してあきらめない山本。そんな彼を慕うラーゲリの仲間たちは、厳しい監視下にありながらも、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とは――」
「第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみを与えられて重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男は日本にいる妻や子どもたちのもとへ必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続ける。山本の仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。」
2022年
あらすじです。
これ映画館で観たかったんですけど 機会を逃してしまってアマプラさん ありがとうって感じです。
わたしが一番観たかったのは「クロ」です。
ラーゲリで心を繋いだクロです。
連れて帰ってもらって 涙です。
実際の写真です。
この映画はてっきり クロと収容所の日本人との交流のストーリだと思っていたんですけど 終盤で山本幡男の遺言を暗記して日本の遺族に届けるシーンに繋がって この話をずーっと前にどこかで読んだ記憶があって ここがクライマックスなんだと納得しました。
この映画は観て良かったです。
シベリアで11年を耐えた先人のおかげで 今わたし達は平和に幸せに暮らせてるんだなって 心から思います。
「二宮和也が主演を務め、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男を演じた伝記ドラマ。作家・辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を基に、「護られなかった者たちへ」「糸」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。
山本の妻・モジミ役に北川景子、山本とともにラーゲリで捕虜として過ごす仲間たちに松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕と豪華キャストが集結。」