妄想、BL(M×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。










《side  N》

家に帰るとけっこう遅い時間にも関わらず潤くんはまだだった。

今日は残業なのかな?
それとも飲みに行ってるとか?

前は何時頃帰るとかマメに連絡を取り合ってたけど、ケンカしてからはメールもしてなかったから潤くんの予定が分からない。

帰って・・・くるよね?
もう別れるつもりで出て行ってたらどうしよう・・・。

急に怖くなって、潤くんに電話しようとスマホを取り出したところで玄関の扉の開く音がした。

良かった。

「おかえり。あのね、潤くん。話があるの」

帰ってきたばっかりで申し訳ないけど、とにかく決心が鈍る前に早く話したくてまだ着替えもしないうちに正面に座ってもらった。
まずは謝って、それから僕があんなことを言ってしまった理由を話すと、潤くんもなぎささんとどんな関係なのか、なんであんなに連絡を取り合ってたのか話してくれた。

まさか潤くんが男性アイドルが好きだったなんて。
潤くんも負けないくらいめちゃくちゃイケメンだから昔はアイドル目指してたとかあるのかな?

潤くんがハマったストームってグループは最近テレビにもどんどん出始めてて見ない日はないくらいだから僕も名前と顔は知ってる。
ただ、バラエティー番組でしか見たことなくて、歌ったり踊ったりするところは見たことがないから今度DVDを見せてもらうことにした。
潤くんがハマるくらいだからきっとすごいんだろうな。

なんか・・・こんな些細なことで別れることにならなくてほんとに良かった。

「これからはお互い何でも言うようにしよう」
って潤くんの言葉にめちゃくちゃ頷いて、潤くんとこうやってまた笑い合えたことに安心したら無性に潤くんが欲しくなって。
「お風呂入ってくる」って立ち上がった潤くんに抱きついてた。

「ねぇ、潤くん。お風呂の前に・・・シよ・・・?」

今まで「好き」とかもあんまり自分から言ったことはなくて、当然えっちを自分から誘うのなんか初めてで、すごく勇気がいったけど。
「何でも言う」って決めたし、もっと自分の欲求を素直に出してもいいのかも、って思って頑張った。

そんな僕を潤くんはすぐに抱っこして寝室に連れてってくれた。


お待たせしました(?)
明日からイチャイチャしますので、月末月初アメ限でお届けしますー😊