妄想、BL(M×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。










《side  J》

カズとまた連絡先を交換してから、初めてご飯に誘った時はめちゃくちゃ緊張したけど2人になるとすぐに昔の付き合う前みたいな雰囲気に戻れてホッとした。
それからたびたびご飯に行くようになり、お互いの家にも行くようになった。

そしたらカズが飼ってるみたらしが可愛すぎて。
なにしろ俺は動物に嫌われるタイプみたいで、猫にはシャーシャー言われるし犬にも唸られるし、動物園のふれあいコーナーのモルモットですら俺が抱っこすると恐怖で震える始末。
さすがに可哀想ですぐ降ろしてあげたら猛ダッシュで逃げてった。

だから動物と触れ合うなんて諦めてたのに。
家行く前に「ウサギがいる」って聞いてたからペットショップで1番美味しそうなおやつを買っていった。

そしたら俺の手を両手で挟みながら食べてくれて、撫でたら気持ち良さそうにしてくれて、挙げ句の果てにはなんと膝の上に乗って寛いでくれた。
こんなこと初めてすぎて固まる俺をカズが笑って見てた。

みたらしに心を鷲掴まれた俺は、半分みたらし目当てにカズの家にしょっちゅう遊びに行くようになった。

まぁ・・・もう半分はカズなんだけど。
再会して「やっぱり好きだな」って思ったけど、ちょくちょく会ううちにその気持ちはどんどん大きくなって、また付き合えたらな、なんて思っていた。

でも、もしまた好きが大きくなりすぎて昔みたいに制御出来なくなったら。
次に別れを決められたら今度こそもう友達にも戻れなくなる。

そう思うと怖くもあって、なかなか一歩は踏み出せなかった。
こうしてみたらしとカズとピクニックに行ったり遊んだり出来るだけで今は充分。
望みすぎたらダメだ。
カズの笑顔を消さないようにしないと。
自分の気持ちを抑えながらカズに会いに行っていた。

みたらしはもう10歳らしく、膝の上には乗ってくるものの1日のほとんどを寝て過ごしている。
昔はピクニックに行くとめちゃくちゃはしゃいでたみたいだけど、今は風を感じて鼻をひくひくさせ気持ち良さそうにじっとしてる。

ご飯もあまり食べなくなって、1週間に2回、栄養剤の点滴をしに行っててカズはなるべくたくさんの時間をみたらしと過ごそうとしてるからそれを邪魔したくなかった。



そろそろ潤くんハピバのお話を考えねばと思っているのですが、現在書き進めているのが大宮のお話で(しかも激重)、なかなかハッピーな頭になりません(^◇^;)
末ズかモデルズでこんなシチュ見たい!とかこんなエピソード見たい!などありましたらお知恵を拝借させていただけないでしょーかm(_ _)m
コメント非公開希望でしたらそう書いていただければ非公開にしますので😊
なにとぞー🙇‍♀️