妄想、BL(M×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。










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カズと別れてからも、気がつくとスマホでカズのスケジュールを確認しようとしてたり、「明日の予定何かある?」ってメールしようとしたりして、「そうだ、もう別れたんじゃん」ってメール画面を閉じて・・・それを繰り返してるのがしんどくなって、ついにカズの連絡先を全て消した。

本当は消したくなかったけど。

こうしてカズのことばかりになっちゃうところがカズにとっては嫌だったんだろうし、このままだとそこから抜け出せないと思ったから。
これでもう、卒業してしまったらカズから連絡が来ない限りは連絡を取る術はない。

今までは学部関係なく必修の授業も多くて、なんだかんだカズと顔を合わせてたけど別れてちょっとしたら3年に上がり、そうすると授業も専門に分かれてくるから途端にカズとは全然会わなくなった。

もしかしたらカズが俺と会わないように避けてたのかもしれないけど、今の俺にはありがたかった。

しばらくの間は毎日カズに想いを馳せては泣いたりしてたけど、日が経つごとにカズのことを考えない日も徐々に増えてきて・・・大学を卒業する頃にはもうすっかり過去のことになっていた。

卒業後は中高一貫校の社会科の教師として就職も無事決まり、新しい生活、新しい日々や勉強で毎日が慌ただしく過ぎていく中で何人か恋人も出来たりして、充実した毎日を過ごしていた。

社会人になって7年目。
仕事から帰るとポストに丸山からハガキが届いていた。
懐かしい名前に驚きながら開くと、同窓会の案内。

「20代最後にみんなでわいわい飲みませんか?!」ってタイトルと幹事連中の挨拶、往復ハガキで出欠を出すようになっていた。

20代最後かぁ・・・そうだよな。
あっという間だな。
てか、浪人してる奴いんだから文章もう少し考えろよ笑
なんて心の中でツッコミながら、ふとカズの顔が浮かんだ。

カズ・・・来るのかな・・・?
こういう大人数の飲みの席とか苦手だから来ないかな・・・?

学園祭や体育祭でも熱血の輪から少し離れたところで、でも冷めてるわけじゃなくちゃんと応援したり参加してたカズを思い出す。
何年も忘れてたのに、一度思い出すと後から後から思い出が蘇ってくる。

また会えたら・・・今ならあの時とは違う関係性を築けるだろうか。
もし会えたら、まずはあの時のことを謝ろうと思いながら「出席」に◯をした。


にのちゃん、実況はめちゃくちゃありがたいのだけどテレビから目を離せないので💦
結局CMになった時にまとめ読みになっちゃうのよー😭

え、ニノさんゴールデン?!
すごい!!嬉しい😆