妄想、BL(A×N)のお話です。
BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。
《side N》
ほらね。やっぱり期待しなくて正解。
あれからしばらくして、まーくんは「彼女が出来た」と報告してきた。
どこまでも天然で鈍くて、そんなところが好きだけどそんなところがイライラする。
素っ気ない返事しか出来なくて、しばらくまーくんとの間はぎくしゃくしてしまった。
きっとこれからまーくんは彼女優先になるんだろうからあんまり来なくなるかも。
でもその方が僕も心乱されなくていいかも。
と思ってたのに。
1ヶ月くらい経った頃、まーくんが「相談がある」と家に来た。
何かと思えば付き合い方が分からないって・・・そんなことある?!
「今までデートとかもしたことなくてさ、彼女の友達から怒られたりして・・・。
どうやって誘えばいいのかなぁ?」
「そんなん僕だって誰とも付き合ったことないんだから知らないよ」
てか何が悲しくて好きな人の交際に関する相談に乗らなくちゃなんないのよ。
「そんなこと言わずにさ、相談出来るのかずくんしかいないんだもん」
はじめは「ふざけんな」と思ってたけど、情け無い顔でお願いしてくるまーくんを見てたらふつふつと悪戯心が沸き起こってきた。
これ・・・僕もいい思い出来るように利用しちゃえばいいじゃない?
「分かった。じゃあ僕と練習しよ?」
「練習?」
「そう。僕を彼女だと思って、デートに誘ったりデートしたりすんの」
「なるほどね!さすがかずくん、頭いい!」
彼女には申し訳ないけど、気持ちを言う前にフラれた挙句こんな相談されて、僕めっちゃ可哀想だもん。
これくらいいいよね。
「じゃあ早速。
今度の日曜、どこ行く?」
「もう行く前提かよ。
まずはさ、「今度の日曜デートしない?」とかじゃね?」
「あ、そっか。かずくんだからつい・・・」
こうして、なんか不思議な練習が始まった。
デートの誘い方が決まったら次はデートでどこに行くかを決める。
ネットや本を見ながらまーくんと頭を突き合わせてると、昔べったりだった頃を思い出す。
「初めてのデートは映画とかがいいらしいよ。あんまり長く一緒にいても話題とか困るかもしんないし、映画見てカフェ行って解散でいいんじゃない?」
「うん、そうする!」
家を建て替えることにしまして、来月3日に仮住まいに引越しなので現在荷物の整理、廃棄、箱詰めでなかなかお話も書けず焦っております(^◇^;)
で、本棚整理してたら1冊のファイルが出てきまして、中を見たら昔(中高生くらい)に書いたお話達が((((;゚Д゚)))))))
めっちゃ黒歴史なので即捨てようかと思いましたが、何か今のお話に使えるネタあるかも、と血を吐きながらパラパラ見てたら案外使えそうなお話がありまして。
せっかくなので嵐メンに置き換えてあげさせていただこうかなぁなんて思っています☺️
ちっとも甘くないお話ばかりですが、そのうちあげたら生ぬるい目で見て成仏させてやってくださいm(_ _)m