妄想、BL(A×N)のお話です。
BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。










《side  A》

かずくんとは・・・どうだろ?
しょっちゅう一緒にいるし、なんならゲームも一緒にしてるからゲームの時間を削らなくても会えるしなぁ・・・。

キスは・・・かずくんとならしてみたいかも?
でもすごく積極的にしたいかっていったらそんなこともない気もする。

「ねぇ、かずくんは好きな子とかいるの?」

かずくんとゲームしながら生田の言葉をふと思い出して、かずくんはまだ中3だしそういうの早いよね、と思いながら聞いてみた。

「・・・うん、いるよ」

「・・・
えぇ?!いるの?!」

「なに、いちゃおかしいわけ?」

「い、いや!え、どんな子?」

「えっと・・・だいぶ鈍くてちょっと馬鹿だけど、ピュアですごく優しくて太陽みたいな子」

「ふーん・・・そっかぁ・・・」

びっくりした。かずくんもまだ恋愛の好きとか分からないと思ってたのに。
なんか、弟みたいに可愛がってたかずくんに先に行かれちゃったような気分で、それがすごくショックで。
ゲームは全然上手くいかないし、かずくんと楽しく遊ぶ気分でもなくなって早めに家に帰った。

⭐︎⭐︎

かずくんは高校も俺と同じところに進学してきた。
高校生になったかずくんは元々の可愛い顔立ちにやや大人っぽさが加わって入学当初から人目を引いた。

男子も女子も、1年から3年までかずくんを「可愛い」と言う人が続出。
入学から1ヶ月も経たないうちにアイドルみたいな存在になり、密かにファンクラブまで作られたらしい。

ある日、クラスメートから昼休みに屋上に呼ばれた。
バスケ部は放課後遅くまで練習してるうえに朝練もあって、いつも昼休みは睡眠にあてているから、「何だよ、貴重な睡眠時間を・・・」って内心文句垂れながら屋上に向かうと6人くらいが輪になって「おぉー!」とか「すげー!」とか盛り上がってた。

「おい、お前ら!俺に相葉呼びに行かせといて先見んなよ!」

「ごめんごめん、ほら1番見やすいとこ座っていいから」

ほらほら、と輪に加えられ、何?と見てみると裸の女性がいろんなポーズを取っている雑誌だった。

「佐藤の兄ちゃんがこっそり貸してくれたんだって!」

同じクラスの佐藤には大学生の兄ちゃんがいていろいろ教えてもらってるせいか、こっちの方にも詳しい。

あ・・・天城雪彦ビジュにのちゃんがかっこよすぎる(*´Д`*)
ずっとこのビジュがいい!笑