妄想、BL(A×N)のお話です。
BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。
《side A》
初めてかずくんと会ったのは4歳の時。
隣に新しい家族が引っ越して来て、みんなで挨拶に来てくれた。
「にのみゃかじゅなりでしゅ」
辿々しい口調で「しゃんしゃいでしゅ」と言いながら4本の指を出すかずくんを見て、「天使だ」って思った。
かずくんは白いダボっとした服を着ていて、前の日の夜にお母さんが読んでくれた絵本に出て来た天使の絵にそっくりだったんだもん。
「おかーさん、てんしさんがきた!」
「そうね、天使さんみたいに可愛いわね。
雅紀の方が1つお兄ちゃんだから守ってあげないとね」
お母さんの一言で、それから俺の1番はかずくんになった。
かずくんも俺にすごく懐いてくれて、お気に入りの絵本を「よんで」って持って来たり、一緒におもちゃで遊んだり、公園で四つ葉のクローバーを探したり。
ある日、幼稚園の先生が結婚することになった。
「先生、結婚するから1日お休みします。みんな、ごめんね。
かわりに明日は◯◯先生が来てくれるからね」
「けっこんてなにー?」
「好きな人と、ずっと一緒にいますってお約束すること、かな」
先生の笑顔はすごく幸せそうで、これが結婚のお約束なんだよ、ってすごく綺麗なピカピカの指輪を見せてくれた。
そうだよね、けっこんしたらずっと好きな人と一緒にいられるんだもん。
幸せに決まってる。
それなら俺もかずくんとけっこんする!
「かずくん、大きくなったら俺とけっこんして?」
幼稚園からの帰り道、送迎バスの中で早速隣のかずくんにけっこんを教えてあげた。
かずくんも「うん!僕、まーくんとけっこんする!」って嬉しそう。
だからお母さんに飴の指輪を買ってもらって、「約束ね」ってかずくんにプレゼントしたんだ。
宝石の形の赤い飴は先生のほどじゃないけどすごく綺麗で、かずくんの指にはちょっと大きかったけど、かずくんも「うん、やくそく!たいせつにするね!」って言って指に嵌めて笑ってくれた。
早く大人になって先生のみたいなちゃんとした指輪をあげたいな、って思ってたんだけど・・・。
にのちゃんの「金髪にした記念写真」無事全部注文出来ました😆
ネーミングよ笑
カラーも素敵すぎたけど、やっぱりモノクロも捨てがたいので写真集出しません?
ぱーやんお願いしますね☺️