妄想、BL(S×N)のお話です。
BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。









《side  N》

「なんか・・・好きって言ってもずっと流されてたから実感湧かねー笑」

「だって・・・子供の言うことだもん」

「もう子供じゃねーよ」

急に翔の雰囲気が変わって、顎に指をかけてくっと上げられる。
翔のぽってりした唇が近付いて・・・まぶたに、鼻に、ほっぺたにキスが落とされる。
翔の綺麗なアーモンド型の目を見ていたくてその間もずっと目を開けてたら、唇を啄まれ舌が滑り込んできた。

「ん・・・ふ・・・」

気持ちいい・・・。
翔の目が熱を帯びてくる。
俺の目もとろんとなってきてるかも。
頭がぽーっとしてそのまま流されそうになったけれど、服の裾から滑り込んできた翔の手に慌てて理性を引き戻す。

「だめ・・・!」

「・・・なんでだよ」

俺に手を押し除けられて、翔はめちゃくちゃ不満顔。

「まだ高校生じゃん。せめて卒業してから・・・」

「卒業式、1週間後だぜ?変わんないじゃん」

「俺の気持ち的に変わるの。
今まで待ったんだから1週間くらい待てるでしょ?」

なんというかけじめというか。
大学生になれば大人とみなしていいかな、というか。
実際はそんなことないのは俺も通ってきた道だから分かるけど。

「今まで待ったからもう待ちたくないのに」

って口を尖らせながらぶつぶつ言う翔を「ほら、ご飯にするよ」って台所に引っ張った。

受験勉強中、息抜きに料理もちょこっと練習してるみたいだったし、やっぱ出来ないよりは簡単なものでも作れた方がいいと思ったから受験終わったら簡単な料理教えるねって約束してた。

翔に包丁の使い方を教えながらサラダを任せて、俺はチャーハンに酢豚、スープを作る。
あんまりお祝いの食卓っぽくはないけど、翔がチャーハン好きって言ってたから。
卒業したらまた改めてお祝いしよう。

2人並んでご飯を食べて。
久しぶりだから泊まっていくかと思ったけど、「両想いって分かってんだから、泊まったら確実に力ずくでも襲う」って物騒なこと言って帰ってった。

それからも同じ理由でうちには来なくて。
だから卒業式の日、俺は有休を取ってその1日を翔のために使うことにした。
制服姿の翔が見れるのは最後だしね。


たぶんスマホ弄りながら寝落ちした時だと思うのですが、gmailの受信メールが一部いなくなりました😭
キンプリの入会完了メールもどこかいっちゃったからいちいち会員カード見ないと番号分からない💦
嵐のメールは残ってて安心✨
寝ながらスマホ弄っちゃダメですね。