1つ前のお話はこちらです😊
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妄想、BL（O×N）のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。
智21
かずから電話をもらって、かずを1人で帰してしまったことをものすごく後悔した。
俺に対しては気持ち悪い手紙や写真を送りつけてくるくらいで直接目の前に現れたこともなかったのに、かずには直接脅しをかけたそうだ。
俺だけが攻撃されるならまだいいけど、もしかずが傷付けられたらと思うと不安と心配でいてもたってもいられなくなる。
俺は家の中での仕事だからいいけど、かずは出勤のためにどうしたって家から出なきゃいけない。
刺激しない方がいい、って送り迎えも断られたし・・・。
もどかしさばかりが募る。
翌日からも手紙は届き、「まだあいつと別れてないの？！」とか「あなたを想って流した涙です」って透明な液体の入った小瓶が入ってたり、「心が傷付けられた」って血みたいな色の字で書かれたものもあった。
本当に涙なのかとかは分かんないけどとにかく気持ち悪いのと、かずが心配すぎて食事もあまり喉を通らなくなっていた。
そしてついに、俺の前にも女が現れた。
夜中にまたもや玄関のインターホンが鳴って「まさか」とモニターを見ると俯き加減で顔が見えないけど長い髪の女。
やっぱり門扉乗り越えてんのか？
急いでモニターの録画ボタンを押した。
「・・・どちらさまですか？」
「私よ。手紙を送っても全然言うこと聞いてくれないから来ちゃった」
そこで女が顔を上げたけれど、全く見覚えがない。
にやーっと浮かべた笑顔はどこか狂気じみていてホラー映画なんかより全然怖い。
「すみません。手紙はちゃんと読んでます。もう夜も遅いので帰ってもらえますか？」
岡田さんからは刺激しないよう言われたけど、どう応えたらいいのか分からない。
とりあえず謝って丁寧にお帰りを促した。
「読んでくれてるなら分かってるわよね？もうあいつとは別れてね」
すっと女の姿がモニターから消える。
案外すんなり帰ってくれてホッとした。
モニターの録画を岡田さんとかずに送る。
だけど1日だけでは終わらずそれからも女の来訪は続き、しかもエスカレートしていった。
「智、開けて？恋人同士の時間を過ごしましょうよ」ってずっとインターホン連打しながら家の前に居座ったり、居留守を使っても「どうして開けてくれないの？！せっかく手料理を振る舞おうと思ってるのに！」とドアをドンドン叩かれたり。
かずは大丈夫だろうか？
かずのマンションはオートロックもないから家の玄関まで来れちゃうし、インターホンのモニターもないし、ドアも薄い。
「もしもし、かず？大丈夫？」
「さとしこそ大丈夫？家まで来てるんでしょ？
ぁ・・・同じ被害にあってる友達」
心配で電話をかけるとスマホの向こうにかず以外の人の気配を感じた。
「俺ん家はセキュリティしっかりしてるから。
かずん家はオートロックもないし、やっぱりうちに来た方が・・・」
「今ね、会社の同僚の人の家に泊めてもらってるの。
刺激しない方がいいって言われたし、オレはあちこち泊めてもらうことにするから大丈夫」
「そっ・・・か・・・」
さっきこそこそっと聞こえた話し声は会社の人だったんだ。
ちょっと寂しいけどかずの安全のためだから仕方ない。
土曜は気を付けて会おうな、って約束して電話を切った。
次はあややん💛
堂上教官(*≧∀≦*)好き💕
図書館戦争は漫画しか読んでないのですが、実写化で堂上教官が岡田くんと知って「なるほど！」と思った記憶😊
ストーカー女さん、いよいよホラーじみてきました。
モニターに映る女は貞子っぽいイメージで書いてますが、ジャパニーズホラーってなんであんな怖いんでしょうね。
ホラー苦手人間としては予告も怖いので、テレビで流す際は一言欲しいと思います(>_<)