いつも訪れてくださりありがとうございます😊
ハロウィン用に書いたわけではないのですが、ハロウィンのお話どうしよう・・・ってなってる時に、これハロウィンでもいけるな?ってハロウィン用にしました笑
なんだかおバカ全開な感じのお話ですが(^◇^;)
楽しんでいただけたら嬉しいです😆




妄想、BL(A×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。










《side  N》

ある朝目覚めると、マサキが人間になっていた。

マサキはゴールデンレトリーバーのオスで、友達の家でたくさん産まれたから飼ってみない?って言われて見に行って、ころころもふもふさに一目惚れ。
すぐに飼うことに決めた。

生後4ヶ月くらいまではお母さんや兄弟と過ごすのがいいらしくて、我が家に来るまでにちょっと時間があったからその間に犬の飼い方を勉強し、必要なものを買い揃えて。
ようやくお迎えした時はもう可愛くてずっと抱きしめてた。

お迎えした時はころころしてたマサキももう3歳。
体重は40キロになって飛びつかれると尻もちついてしまうくらい。

土曜の朝、ようやく休みだーって惰眠を貪ってたら、ずん、と重みを感じた。
マサキが「お腹空いた」って起こしに来たんだ。
にしてはちょっと重いような?

顔をぺろぺろ舐められ、まだ眠くて「やめろよ」って布団に潜り込もうとしたら「ご主人、起きてよー。お腹すいたよー」って人間の男の声がして、一気に眠気が吹っ飛んだ。

がばっと起き上がるとベッドの上には全裸の男。
年齢は俺と同じくらいかな。
無邪気ににこにこ笑ってるけど・・・

「え、いや、誰?どうやって入った?!」

思わず自分がパジャマを着てるか確認しながらゴミ箱にも目を走らせ、後ずさる。

「オレ、マサキ!
ご主人、今日お休みでしょ?ご飯食べて散歩行こうよ」

そんなバカな。でも何故か人間なのに犬のマサキの面影がある。
ふわふわのミルクティー色の髪の毛とか。
それにこの掌の匂い。コーン茶のような香ばしい匂いはマサキの肉球の匂いだ。

・・・うん。夢だな。

「分かった、ちょっと待て」

夢なら楽しんだ方がいい。
のそのそ起き上がってご飯の準備をしようとキッチンに立つと、マサキは大人しくそばでお座りをして待っているけど、全裸の人間の男がお座りの姿勢になると・・・いろいろ目のやり場に困る。

時計を見るとすでに10時。

「ちょっと買い物行ってくるけど、すぐ戻るからご飯もう少し待って」

と言い残して1番近い量販店に車を走らせ、下着とスウェットの上下を買った。
貸してもよかったけど悔しいことに人間になったマサキは俺より背が高かったから、上はともかくズボンはつんつるてんになっちゃう。
大きめのサイズのものを適当に選んで家に帰った。