こちら、あおたんちゃんの月刊嵐・編集部シリーズの櫻葉編となります。
先にぜひこちらから☺️
妄想、BL(S×A)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。






《side  A》

俺が運命の人と出会ったのは友達のにのちゃんから旅行に誘われた時。

「今すぐ俺の親友をバイクで鹿島神宮まで連れてって!!」

って電話がかかってきて、また無茶な注文するなぁと思いながら、でも声が切羽詰まってるし、なんだかんだ気を遣うにのちゃんがこんなお願いする時は本当に困ってる時だから助けてあげたい。

すぐにバイクでにのちゃんの会社に向かった。
そこでにのちゃんと待ってたのは眉がしっかりして濃い顔のイケメンさん。
にのちゃんが俺の後ろに彼を乗せてメット被せてゴーサインを出した。

ちゃんと送り届けるから安心してね、って

「行ってきまーす♪」

ってウィンク投げたけど見えたかなー?

そういえば詳細何も聞いてないけど、なんで鹿島神宮?
鹿島って何があるんだろう。
あ、鹿島といえばサッカーだよね。
そっか、この人、サッカーファンできっと試合が始まっちゃうんだ。

そう思ってサッカー好きなのか聞いたら全然違ってて、タクシーに忘れた原稿を奪取しなきゃいけないらしい。
もう!それなら早く言ってよね。

白バイに気をつけながらバイクをぶっ飛ばしてなんとか原稿をゲットしたものの、苦労して手に入れた原稿は全く違うもので、にのちゃんの会社の人が計画してた旅行の計画書。
結局それににのちゃんも行くことになって、にのちゃんから俺も誘われた。
原稿を間違えて渡しちゃったにのちゃんの会社の人がお詫びで俺の旅行代出してくれるらしい。

もちろん二つ返事でオッケー。
いきなり旅行で初顔合わせも気まずいから、その前に一度顔合わせをすることにした。