なんというか、いろいろある時期にちょっと悲しい要素ありのお話、すみません💦



妄想、BL(A×N→O×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。





《side  N》

ずっと・・隣にいるのだと・・何気ない日常がずっと続いていくものだと・・どうして思ってたんだろう。
当たり前のことなんてないのに。

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俺とまーくんは幼馴染で、物心ついた頃には常に一緒にいた。
小学校では放課後もずっと一緒に遊んでたけど、中学になるとまーくんはバスケ部に入って、俺は帰宅部でゲームばっかしてて、気付いたらあんまり遊ばなくなってた。

自分の気持ちに気付いたのは高校のとき。
まーくんは高校でもバスケ部に入った。
背が伸びて、明るくて、バスケ部でも活躍してたまーくんはいつも男女問わずたくさんの友達に囲まれてて、なんか近寄りづらくなって。
俺みたいな根暗なゲーマーが友達だと思われると迷惑だよな、ってネガティブになってたのかな。
昔毎日一緒にいたのが嘘みたいに距離ができてた。

ある日の放課後、教科書忘れて教室に取りに戻った時、誰もいない教室でまーくんと女の子がキスしてるのを見てしまった
いろんな子と付き合ってるって噂は聞いてたけど実際目にしたら思った以上にショックを受けて、俺は教科書のことなんか頭から吹っ飛んでその日は夕飯も食べれず部屋にこもった。
その時に、あ、俺まーくんのこと恋愛感情で好きなんだ。だからこんなショックなんだ。って気付いたんだ。

気付いたところで男同士だし、ただでさえちょっと疎遠になっちゃったのに、さらに気持ち悪いと思われたくなくてこの気持ちは封印することに決めた。

ただ見ていられたらいい。願わくば昔みたいに幼馴染としてそばにいられたらいい。