今日は終戦の日



例年とは違う心持ちを感じています



なんとも言えず不思議なのですが


深い悲しみが湧き上がり
やがて解放されていく


そんな感覚の中にいます



もちろんわたしは
戦争の体験はありません



亡くなった祖父から
体験談を聴く程度の知識







今まで正直



どこか他人事、というか
あくまでも歴史上の出来事であり
済んだこと



そんな感覚でした



それがなぜか今年は



いや、ちがう
間違いなくわたしにも
深く関係のあること



戦争の経験と悲しみは
わたしの中にも確実に存在している



そう感じられました




そこでふと思い立ち
ずっと押し入れの奥に放置していた
祖父母の写真の整理をしてみました




まあ出てくる出てくる
ゆうに1000枚は超えるモノクロ写真の数々



はじめてみる
祖父母の若い頃や
父親の子供の頃







そこには
海軍医として
戦地に赴いていた当時の祖父の姿もありました




祖父は戦争について多くを語りませんでした



訊ねてもいつもおどけて

「毎日船でビール飲んで
よごれたフンドシは海に投げ捨ててた」

なんて話ばかり




でもある日
まだ小さかったわたしが
一緒にお風呂にはいったとき



祖父の太ももに
硬いシコリのようなものをみつけ


「これ、なに?」


と訊ねると



重い口調で



船が爆撃を受けた際に飛び散った破片が
食い込んだまま取れなかったこと


そのとき隣にいた仲間は
即死であったこと



を話してくれました



そしてぽつりと



「戦争は絶対やってはいけない
あれはなんの意味もない
誰も幸せにしない」



と静かに
しかし強い口調で
言ったのでした




このことを
最近ふと思い出し



直接の経験ではないものの
わたしのできることとして
子供たちには伝えなくてはいけない



と強く思うようになりました





それは祖父だけの声ではなく
戦争を経験した日本人みんなの声





誰が悪い
何が悪い



ではなく



人類が二度と同じ鉄を踏まない
と肝に銘じるべき出来事




語り部が高齢化し
亡くなっていくからといって
なかったことにしてはいけない




だって


彼らが生き抜いて






命を繋いでくれたからこそ



いまのわたしがあり










つぎの世代へとつながる








過去も未来もすべて
今、わたしたちの中にある




そんなことが
体感として腑に落ちたら




わたしのなかの何かが報われ
昇華された




そんな終戦の日でした








 
ハナエLINE

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