面接を受けていた会社から
先週オファーをもらって、
悩みに悩んだ転職。
私は転職をしながら
キャリアアップをしてきましたが、
50才になって最後の転職を、と
とても慎重に考えました。
結果、今回は見送ることにしました。
本当によく考えました。
でも結論が出ず。
息子のコウに相談したら、
もう仕事にモチベーションとか求めず、
今は大学の勉強もあるし、
もっと好きなことに
時間を使ったらいいんじゃないかな。
と言われ。
これまでのどの会社も
私はなかなかのミッションを背負って
雇われたので大変だったのですが、
今の会社に入ってから５年間、
本当にきつかった。
仕事量も内容も責任も、すべて。
でも、やりがいはあったし、
自分の貢献度も感じていたから、
がむしゃらだったなぁ。
ストレスとプレッシャーで
酒量は増す一方で、
酔っては八つ当たりのように
お気に入りのワイングラスを割ったり、
コウに聞かれないように
タオルを口にあてて叫んだり。
こわいわ笑。
残念ながら声は漏れていて、
コウが自室から走って出てきて
抱きしめてくれたことも何回か。
そんな姿見せて、最悪な母だな。
どうにも眠れなくてかかった精神科医に
うつ状態と言われたし、
ある程度は壊れてたんだと思う。
それでも精一杯仕事して、
月の半分くらいは出張で
朝起きると
自分がどこにいるのかわからなかった。
酔っ払って気を失うように寝るから笑。
コロナ禍も社内で私だけ毎日仕事してた。
大きなリストラや
事務所移転もほぼ1人でやった。
リストラをリモートで1人でやるのは
つらかったなぁ。
あ、弁護士さんがついていてくれたわ。
コロナ禍があけ始めた頃、
大きなプロジェクトのリーダーになり、
プレッシャーの嵐で
あの頃の私は表情がなかったと思う。
コウはそういった私を見ていたんだよね。
私はこんなでも仕事は好きだし、
コウには仕事は楽しいものだと
教えたかったのに、
もう本当にダメな見本…。
社長にギブアップ宣言をして、
今のプロジェクトが終わったら辞めるから
私の後任を探してくれ、
と申し出たのが昨年1月。
引き止めて欲しいなんて気持ちはなく、
あの当時の私の業務は複雑すぎて
適任者がすぐ見つかるとは思えなかったから、
先に宣言した。
社長はすぐにパリの本社に伝えたみたいで、
上層部が動いてくれて
大きな組織編成の発表が4月にあり、
8月から私の責任がかなり軽減された。
世界中にオフィスがあるけれど、
人事部長の中で
私が一番責任範囲が広かったらしい。
とてもありがたい組織編成だったけれど、
しばらくすると仕事が簡単になりすぎて
張り合いがなくなり
これ、私の転職パターンです。
加えて、会社の嫌な面に数度直面し。
私は正義感が強いらしく、
悪事は見過ごせないのです。
そういった経緯で
私も最後の転職をしようと
今回動いたのですが、
コウの言葉にハッとしました。
本当に大変な５年間を乗り越えて、
やっと今大学で勉強する余裕も出て、
彫刻教室もジムも行けてる。
急遽明日から1週間北海道行かなきゃ、
なんてこともない。
仕事に張り合いはないけれど、
しばらく楽を続けさせてもらいながら
プライベートを楽しもうかな、と。
両親もコウと同じ考えでした。
オファー額は今の給与の+20%で
私の最終目標の給与額でした。
ポジションもやりがいがありそう。
でも、現職のように個室はないし、
車通勤もできない。
そして、コウに気付かされたこと。
またいそがしくなって
仕事づくめになりそう。
思えば、養育費ももらえない中、
コウの望む教育を受けさせたかったし、
上昇志向も高い私はずーっと仕事優先で、
ずっと頑張りすぎていたのかもしれない。
もうコウは働いているからお金かからないけれど、
NY留学とかすごい出費だった。
まあ、今も生活費も入れないけれどね笑。
総合的に考えて、やめました！
3月から4回面接を受けたから
長いプロセスだったなー。
ヘッドハンターも諸々の過程で
その会社の社長に不安が出たらしく、
やめてよかったと言ってくれました。
でも、
誰もが知っている製品を扱う有名な会社に
複数の候補者の中から
選んでいただけたことは
私の自信につながりました。
それは今の会社も同じだったな。
ということで、
よい転職にはオープンなまま、
今の会社でもっとやりがいを見つけます！
その方がさいともいっぱい一緒に
いられそうだしね
