先日、とてもスッキリしたことがありました。
だいぶ前ですが、ママからの相談があったのです。
そのママは、育休が明けて1歳になる下のお子さんを保育園に預け、お仕事に復帰したところでした。
朝 保育園に送りに行くたびに、今生の別のように泣き叫ぶ息子さん。
“こんなにいやがっているのに、そこまでして仕事をしなくてもいいのではないか”
保育園に預けるたび後ろ髪を引かれ、罪悪感でいっぱいになる。先生、仕事やめた方がいいのでしょうか?どう思われますか?
私も子供2人を義母に預け仕事を続けてきた身。
後追いする我が子に対しても母に対しても 胸が痛んだ時があったので、ママの気持ち、よくわかります。
息子さんもいつまでも赤ちゃんではないよ。わかる時が来るよ!自分のやりたいことをやるのも大事じゃない?
その時はそんな言葉をかけたと思います。それは本当にそうです。でも、何かもやもや、、、。
私自身もどこかしら後ろめたさを持っていたからです。
時が経って、、
先日、朝のラジオ番組を聴いていた時のこと。
番組パーソナリティ、脳科学者の黒川伊保子さんが、先ほどのママの質問と同じような質問に答えていました。そして、
後追いするお子さんに罪悪感を感じる必要はないよ、ときっぱり言ったのです。
それはね、
「子どもの脳の、喜怒哀楽が感性の地図を書いていく。」
「その経験が無かったら培えなかった情緒のプログラムが立ち上がる。」
「楽しいだけでは感性が育たない。」
「様々な経験、そして感情を育む」
な、なるほど!
「ママから離れて淋しい、哀しい→お迎えが嬉しい、幸せ」
この感情の落差。
ママから離れても、信頼できる大人がいる。
他人の手の中で温かく育てられている。
子どもたちは体験を通して、様々な感情を味わい感性を磨いていく。
それは、幸せに生きていくために必要なことだ!
ああ、すっきり。。
感性が豊かな人は、相手を思いやること、価値観や視野を広げること、感動できること、、幸せを感じ取ることが上手と言います。
楽しいことだけじゃない、さざなみのようにいろんなことが寄せては返すのが人生と黒川さんはまとめていました。
「楽しいこと」だけじゃなくていい。
レッスンも、楽しいことばかりではなくて、時には(いつもいつもじゃないよ。そしてその時のフォローも大事!)苦しいこともあり、悩むこともある。
そこから得るものが大きいこと、これを子どもたちに伝えながら、感性の地図を一緒にひいていきたいと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私永井のあたふた子育て話もしたいと思っていますぜひご参加ください。