先月のことですが、京都大丸の呉服売り場で
「江戸老舗展 竺仙・道明」が行われました。
浴衣といえば竺仙
組紐といえば道明ですね
今回私はお手伝いでも何でもないのですが、ご無沙汰していた道明の営業さんに挨拶に伺いました。
せっかくの機会なので竺仙さんの浴衣もじっくり見せていただきました。
なかなかこれだけの量を見れることってないですし
百貨店などで扱っていてもゆっくり見れる時間ってなかったりします。
そして今回は催事最終日で平日だったので空いており、
竺仙の営業さんがおられて（かなり凄腕の営業さんのようでした）いろいろお話を聞くことができました。
メーカーの営業さんが来られ接客していただける催事って贅沢です。
そんな機会がもしあればマニアックなお話までじっくり聞いてみてください。
最終日でしたがまだまだたくさんありました。
竺仙さんといえば私は奥州紬（奥州小紋）のイメージです。
これこれ！
この生成りの地に藍色の染めがなんとも素敵で憧れなんです。
奥州で作られていたものではなくたまたまそういうネーミングなんだそうです。
奥州小紋は職人さんの手によって型紙を使って一枚一枚引き染めされています。
真ん中の松煙染もグレーの色合いが素敵ですよね。
藍色のいかにも浴衣！な色が苦手な方には松煙染めもおすすめです。
そして2年ほど前に知った綿縮。
肌に張り付かない涼しげな素材が暑い夏にはさらりと快適そうです。
こちらは長板本染中型で職人さんが型を使って一つ一つ染めているので
やはり貴重なものになります。
こんなに細かい柄は今ではもう型紙を掘る人もおらず
ある限りだそうです。
型紙も古いので古典的な柄が多いです。
ここまでのものは半襟を入れて夏着物風に着ても素敵です。
これも綿縮。
シンプルで素敵です。
綿コーマの注染浴衣は一枚でさらっと着たいですね。
今年は染料が作れず染められなかった色（納戸色）もあるんだそうです。
綿絽の生地が生産が少なくなっており、その代わりに他の生地を新しく取り入れているというお話も。
そして染め屋さんならではの染めの帯も充実していました。
江戸友禅や紅型など別注で作られているそう。
竺仙には江戸小紋もありますのでそれに合わせるしゃれた帯を揃えておられます。
どれも好みすぎる！
京都のはんなりとはまた違うんですよね。
写真撮り忘れたけど更紗の帯がとても素敵でした！
浴衣は年々値上がりしていますので、気になった時に買うのが良いかと。
そしてあの時見た浴衣が欲しいと思っても、もう作られない可能性も多いにあります。
私が竺仙の浴衣を知ったのはこの雑誌です。
2005年に愛読していた七緒の浴衣特集で竺仙の浴衣がたくさん載ってました。
素敵！
いつか欲しい〜！と思って、
あれ？もう19年経っちゃってますね。
そして掲載のお値段にびっくりですよね。
奥州紬が4万？！
年々値上がりして 5,6年前には7万くらいのイメージだったのが
今は奥州紬は税込で9万越えになっています。
材料費や人件費などじわじわと上がってきているということですね。
2005年から比べると浴衣の反物価格は倍以上になっているということです。
はい、ということで気になるものは欲しい時に買え、というお話しでした。
なんでもそうですね。
竺仙の浴衣は来年絶対買いたいです。
他にも買いたいものがたくさん〜
厳選しないと。
京都では四条河原町のゑり善さんがたくさん扱っておられます。
3月か4月には店頭に並び始めると思います。
あとは京都の高島屋も4月にたくさん入荷します。
竺仙のホームページやインスタにも催事情報が載っていますので、
絶対手に入れたいという方はこまめにチェックしておきましょう。
8月31日（土）リユース着物目利き講座＜帯編＞（大阪） キャンセル待ち受付中
9月6・7日（金土）長襦袢のプロに学ぶ品質と楽しみ方講座&販売会（京都）先行予約受付中
9月27・28日（金土）リユースきもの目利き講座＜レベルアップ紬編＞（京都）募集前
10月12日（土）リユースきもの目利き講座＜着物編＞（大阪）募集前
10月26日（土）リユースきもの目利き講座＜帯編＞（大阪）募集前
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