着物の製造工程の一つ、蒸し水洗をされている株式会社広海で行われている
「京友禅しごき染ワークショップ」のプレ体験へ参加してきました。
西京極競技場の近く、阪急の線路沿いに大きな工場があります。
広海が継承する「しごき染め」は、着物の型染(京小紋)の地色を染めるために用いられる特殊な染色技術です。
刷毛で引く染め方とは異なり、生地の表面だけを染めるため、裏側を白く残すことができます。
これにより、表の染め色がより一層鮮やかに発色します。

ワークショップは3時間という工程で結構長いかなと思いましたが、
実際には全然時間が足りないくらいでとても本格的な内容でした。
【ワークショップの流れ】
色・型を選ぶ
↓
糊置き
↓
乾燥
↓
染色(しごき染)
↓
蒸し
↓
工場見学
↓
仕上げ 水洗、乾燥、アイロン
型は10種類以上から選べます。
染める生地のサイズは40×70cm。
バッグにできたらいいなと思いつつ、とりあえずは体験なので染めがいのある柄を選んでみました。
まず柄の色を決め、型に乗せて行きます。
駒ベラをうまく使うのが難しく、なかなか均等に色が伸びません。
先生(伝統工芸士である社長さん)がサクサクやっていらっしゃるのを見ていると、
簡単そうに見えたのですがそうは行きません。
そして色をいろいろ使ってみようとしたら時間がかかってしまいました。
色を乗せた後は同じ型の上からグレーの糊を全体に置いて行きます。

(先生の手元)
これもしっかり乗せないと柄が染まってしまいます。
でも均等に伸ばす作業は気持ちがいいです。
型を外すとこのようになります。
乾燥機に入れてしばし待ちます。
乾燥中に型の糊を洗い落とします。
乾燥が終わったら、いよいよしごき染めです。

地の色を染めるのがしごき染めというんですね。
私は紫色を選んでみました。
一気に全体に広げて駒べらを動かすのはとても気持ちが良いです。
偏らないように満遍なく伸ばします。

そして挽粉(おがくず)をまぶして吊り下げ、蒸しの工程に入ります。
工場の中の大きな蒸し釜に入れます。
体験用ではなく通常使われている蒸し釜を使うというのも本格的でワクワクします。
20分ほど時間があるため、工場見学へ案内していただきます。
友禅の着物の最後の工程が蒸しと洗いです。
もちろん機械化が進んでいますので、機械もありますが、手作業でしかできない物もあり、
一部人の手で洗い作業が行われていました。
留袖や訪問着など凝ったものを作業しておられました。
また、シュリンクプルーフ加工という絹が縮まない加工も広海さんで手掛けておられ、長襦袢講座でそのお話を聞いたところだったので、それについてもお話を伺うことができたのは良かったです。
さて、蒸しが終わったら洗いの作業です。
大量の水を流しながらおがくずを落として行きます。
結構しっかり糊がついていてなかなか落ちない!
でも鮮やかな絵柄が現れると感動しますね。
最後に脱水、アイロンをして終了となります。
完成!

参加者の皆様の作品。
それぞれ素敵でした!

専用の箱に入れていただき持って帰ります。
この辺り綺麗に染まっています。
裏が染まってないのも特徴ですね。
作業自体はとてもやりがいがあり楽しかったです。
作品にはあまり納得がいっていませんが、、、
これは私が悪い。
糊置きで全体の色をあまり考えずに欲張って多色を使ってしまったのが失敗でした。
しごき染めの地色を黒にすればよかったなーと反省。
紫に染めたところが地色の紫と一体化してしまいました。
シンプルに柄の色を白だけにしておけばよかったです。
もうちょっと何に使うかイメージしておくと良いですね。
もう半分布を足して帯揚げにするとか、もし次やるときはしっかり考えて挑みたいと思います。
広海の職人さん、スタッフの皆様お世話になりありがとうございました。
京友禅しごき染体験ワークショップ
日程:月曜、水曜、金曜の13:30~16:30
料金:お一人様 18,000円
場所:京都府京都市右京区西京極西団子田町3-7
予約方法:公式HP
「ワークショップ」ページから
※海外からのお客様には英語での対応が可能
↓しごき染めワークショップの予約はこちらから
皆さんも素敵な作品を作ってみてくださいね!
平日のみになりますが、今度は生徒さんを誘って行ってみたいと思います。
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