HPVワクチンについて | 花岡レディースクリニック クリニックブログ

HPVワクチンについて

 

9月に入りましたがまだまだ暑い日が続いていますね。

近年は熱中症による死亡事故も増えてきていますので、皆さんも気をつけてくださいね。

 

今回は2023年4月より新しく定期予防接種の対象になった9価のHPVワクチン、シルガードについてお話させていただきます。

 

従来のサーバリックス(2価)ガーダシル(4価)に加えシルガード(9価)が定期接種で選択出来るようになりました。

 

HPVワクチンは子宮頚がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。

HPVにはいくつかの種類(型)がありシルガードはこのうち9種類のHPVの感染予防効果があります。

その中でも、子宮頚がんの原因の80~90%を占める7種類のHPV(16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型)の感染を予防することができます。

 

子宮頚がんは日本では毎年約1.1万人の女性がかかり、その内約2900人の方が亡くなっています。

また若い年齢層(20~30代)で発症する割合が比較的高いがんと言われています。

ワクチンで防げないHPV感染もありますので、子宮頚がんを早期に発見し治療する為、性交渉の経験がある方は併せて1~2年に1回の子宮頸がん検診も受けていただく事をおすすめしています。

 

当院でもシルガードの予防接種を受け付けておりますので、接種希望の場合は希望日の1週間前までに電話予約をお願い致します。

(なお、1~2回目をサーバリックス又はガーダシル接種済の方は基本的に以降も同ワクチンの接種となりますのでご了承下さい)

その他ご質問など御座いましたら診察時間内にクリニックへお電話下さい。

 

事務O