潟の入り口まで泳いでいき、叫んだあやめさん
こんにちは
ご訪問ありがとうございます
北帰行できなかったコハクチョウのあやめさんの所へ訪れた記録です。
６月22日（土）
手前はコハクチョウのあやめさん、奥はオナガガモの昔布袋ちゃん。
少しだけ木に隠れた所で休む２羽。
升潟の奥にある「あやめ園」ではあやめ祭りの真っ最中。
翌日が雨予報ということもありかなりの人出です。
あやめさんたちが休んでいる場所は今こんな緑色です。
通った子どもさんが「青汁みたい…」と呟いておられました。
４月は透明だったのです。
桜の季節からゴールデンウイークにかけて多くの人々が訪れ
鳥に与えようとたくさんのパンやお菓子を投げ込みました。
その結果藻が大量発生し、富栄養化を招いたと思われます。
暑くなってきて更に加速しています。
水質の悪化が加速するので投げ込まないよう看板を設置してほしい、
簡易的なものでも構わないと４月に行政にお願いしたのですが…。
青汁のようになってもまだ看板はありません。
オナガガモの昔布袋ちゃんと一緒にごはんタイムです。
いつもと同じ水鳥用のごはんです。
あやめ祭りは２１時までライトアップが行われます。
夜まで人が訪れるので鳥たちにとっては緊張が続くことになります。
あやめさんが何度も潟の入り口まで泳いで行きました。
そして「ホウッ
ホウッ」っと全身を使って叫んでいます。
飛行練習の前によくみられる行動ですが練習する気配はなし。
潟の入り口方面は人がたくさんいます。
当然「あ、白鳥だ」と注目され、撮影会になります。
集まる人々に叫ぶあやめさん。
様子がおかしい、連日の人出でストレスになっていると感じました。
「あやめさん、テンションが高いようだけれど大丈夫かい…？」
とあやめさんに声をかけました。
厳しい表情で「ホウッ」と叫び、ストレスを訴えているように私は感じました。
「明日で終わるよ。あと少しだからね、明日は雨が降るからこんなに人も来ないよ。」
６月23日（日）
警報級の雨が降る予報でしたがそこまでではない雨。
前日と違って人出はほとんどなくあやめさんは上機嫌。
「今日は雨も降ったし、人は少ないし、ご機嫌良いね、あやめさん」
と声をかけるとちぎれそうなほど尻尾をフリフリ。
汚れてしまった羽根が雨のシャワーできれいになってほしいね。
時々強く降る雨に目をシバシバさせたり頭をブルッと震わせたりしながらも
シャワーを楽しんでいる様子。
この日も仲良しのオナガガモ昔布袋ちゃんはマガモのオスと一緒
種類は違うけれどすっかりカップルです。
左からマガモオス、オナガガモ昔布袋ちゃん、コハクチョウあやめさん
あやめさんを１羽きりにしないよう昔布袋ちゃんは気遣いをしているようです。
私たちが帰る前には３羽でお散歩し、潟の中央で休憩していました
この様子を見た方が
「種類が違っても助け合ってがんばれよ
」
と優しい眼差しで呟いておられました。
この升潟には見守る優しい方々がたくさんおられることを改めて感じた出来事です。
升潟の様子については毎週金曜日と日曜日にアップする予定です。
今日も読んで頂きありがとうございます
良い１日にしましょう