多頭飼育崩壊寸前の猫たちの思い | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

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一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

いつもお読みいただきありがとうございます。
人とペットさんの両方のカウンセラー、動物対話士の伊東はなんです。

 

たびたび記事にしている多頭飼育崩壊直前の隣家の猫たちのお世話について、テーマのタイトルとして一つのカテゴリにすることにしました。

 

まず「なぜ『直前』なのか」というと、隣家のおばあさんがまだ飼育放棄していないからです。
飼い主のおばあさんは現在入院中。退院時期は未定です。

ただ、退院されたら遠くない未来に猫たちを手放すことになるのは確実です。

おばあさんから「私は退院したら地元(岐阜県)に帰ろうと思っているのだけど、猫たちのことを思うとどうしたらいいか…」というので、おばあさんの望みでしたら里親探しをしますよ、とお伝えしてあります。

ありがとう、助かります…といわれました。

おばあさんは退院したら猫たちに会うのを楽しみにしています。
なので今のところは権利譲渡の話はせず、入院中に限り猫たちのお世話をするという立場にあります。

なので今はまだ崩壊はしていない…ということになります。

 

本当はおうちの中の様子なども写真でアップしたいのですが(結構なかなかにひどい状態です💦)、おばあさんのプライバシーも尊重しなければなりません。

状況証拠のためということで数枚程度写真は撮っていますが、公表するのは猫たちの権利譲渡が済んでからにします。

そんな中ぼろぼろのキャットタワーをアップしたのは、それはもう捨ててしまうことが決まっていたからです。

もうあのキャットタワーはありません。

もちろんおばあさんの許可をもらって廃棄してます。

まだまだ「他人の猫の世話をする」というレベルなので、お部屋の片付けもできず、水とご飯、トイレの掃除、お部屋の換気くらいしかできていませんが、おばあさんの状態を見ながらゆっくりゆっくり進めていきます。

 

前置きが長くなりましたが、動物対話士がかかわる動物保護について考えてみたいと思います。

 

独居老人一人に猫11匹。

近所づきあいはあるようなないような…。

家に友達を呼んでお茶というのはないようです。

そんな中での猫なので、基本的に人馴れはしていません。

中には猫部屋のような形で閉じ込められている子たちも少なからず。

逆を言うと、捕まえられないので個室には入っていないという感じです。

 

お世話に伺うと姿を隠す子がほとんど。

個室の子たちは隠れる場所がないので、高いところに上るかシャーシャー威嚇。

話ができる技術があるとかないとかそれ以前の話です(^^;

その状態で言葉を拾うのが今できる私の特性。

というか、動物対話士でなくてもわかる「なんだよ!」「くんなよ!」「いやー(>_<)!!!」「・・・(いないふり)」のオンパレード。

 

人馴れしていない猫たちは、慣れるまで静かにお世話をするのがベターという方もいるようですが、私はその逆をいきます。

言葉を教えることが大事だと思うから。

声のトーンはあくまでも陽気に。

いい言葉を羅列して、彼らが知っている言葉(おかあさん<おばあさん>等)も織り交ぜながら、とにかくずっと話しているという状態を作ります。

声に慣れてくれれば「おはよー」という声で出迎えてくれるでしょう。

最終的に里子に出る彼らですから、人が喜ぶのはどういう行動かというのも知ってもらうことが必要です。

 

 

ここの猫たちはチュールに全く興味を示しません。

なので「おいしいものをくれる人」という印象付けが難しい(^^;

ですから別の手段を講じます。その一つがCBDでした。

昨日から彼らが食べるご飯にCBDオイルを入れています。

私に対する慣れを早めることができるのではないかと考えたからですが、この勘はまんざらでもないです。

今までは触れない子や姿さえ見えない子がいましたが、今日は全頭会うことができましたし、いつもは姿は見せても触らせない子たちは撫でることができました。


 

おばあさんは年末年始も病院で過ごすことになるそうです。

なのでご近所の奥様と一緒に猫たちの近況報告とおばあさんの様子を見に&話し相手になりにお見舞いに行ってきました。

やっぱり人と話すというのは「気」が巡るから体にはプラスに働きますね。

ご近所の奥様曰く「電話で話した時よりうんと元気そうだわ」と言ってました。

 

 

すでに一匹の猫さんから10㎝くらいのひっかき傷をもらってしまいました(^^;

ちょっと急ぎすぎたかな。

気をつけなきゃ。

 

こんな感じで、猫たちの折々を伝えてみますね。

いい形で進むことを祈っててください。


おばあさんの庭に咲いていたロウバイ。
留守のおばあさんの家がちょっとほっこりしました。
もちろんおばあさんに許可をもらってます。


 

 

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