完全室内飼いの猫は本当に幸せか | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

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一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

いつもお読みいただきありがとうございます。
人とペットさん、両方のカウンセラー
動物対話士の伊東はなんです。

人とペットの双方向の意思疎通はステキです。
人とペットの垣根のないやさしい社会を一緒に作りましょう♪

これが動物対話を通じて私が伝えたいことです。

このたびのcovid-19の被害にあわれました方には
心からお見舞い申し上げます。
どうか一日も早く平穏な日々が戻ってきますように…。


さて。

今日のタイトルは、
メールでいただいた内容になります。

こんなメールをいただきました。

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一つはなんさんに質問があるのですが、
機会があったら、ブログなどで答えてもらえれば嬉しいです。

公共広告機構のコマーシャルだったか、
猫は家から出さずに飼うよう言っています。
都会やマンションでは、ということだとは思うのですが、
田舎に住んでいると見る度に疑問を感じてしまいます。

一生家の中にいるというのは、
猫の人生として本当のところはどうなのでしょうか?
教えていただければ幸いです。 

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確かにねー…ですよね。
昭和より昔の時代は、サザエさんちのタマみたいに
外と家を自由に行き来するのが猫!で、
庭に鎖で繋がれて飼われているのが犬、でしたから。
そういうのを考えると、
犬は少しばかり自由度が増したかもしれないけれど、
猫は逆に自由度が奪われたように見えますね。

動物とのかかわりについてはいろんな立場の人がいて、
それぞれに違う主張があるでしょうから
「○○が正解です」という答えはできないけれど、
動物対話士としての経験で得たお話しと、
伊東はなん個人の考えを書いてみます。


動物対話士として、
セッションを受けられる猫さんのほとんどは
完全室内飼いで暮らしている子たちですが、
それに対して不自由さを訴える子は今のところないです。

時々、猫さんのお外に出たい主張に負けて日中はお外、という
飼い主さんもいなくはないですが、
幸いなことにどんな環境にいるネコさんたちも
セッションを受けてくださる飼い主さんと
一緒に暮らしている猫さんたちからは
不満らしい不満は届いてきません。
(なので安心してセッションを受けてください(笑))

ですから
完全室内飼いがかわいそうということはないと思いますよ、
というのが
動物対話士としてセッションをしてきた経験からの答えです。


一方、完全室内飼いの猫3匹と暮らしている
飼い主の伊東はなん個人としての思いは、というと、
どっちでもいいと思いますよ、というのが答えかなぁ。

うちの子たちを見る限り、外に出られないことに関して
不自由は感じていないように見えます。
うちの子たちは玄関が空いていても出ようとしません。
ドアの向こうに興味津々で
外をのぞくような仕草はしますが、
玄関から外は出ないです。


時々もよちゃんが「お外に出たーい!」と催促しますが、
その時はかなのリードを借りてちょっとだけお外に出ます。
玄関前の草を食べて、コンクリートの上で
すりすりゴロゴロしたら満足、という感じ。



この子たちは東京に住んでいて、
「犬猫は室内で飼いましょう」
というルールがありますので、
それはそれで、順応してもらうしかありません。
そしてそれに理解を示してくれているうちの子たちです。

一方で、ご質問にもありました
田舎暮らしの猫たちについてどう思うかというと、
一概に
「広い環境なのに閉じ込められてるのはかわいそう」
とは言い切れないかなぁと思います。
生まれてからずっと外での遊びを知らない子は
それが楽しいことだと知りませんから、
特に自分をかわいそうだと思うことはないでしょう。

そうすると、
楽しいことを知らないなんてかわいそう
と思う方もいるかもしれないけれど、
知っているからこそ不幸、というケースもあります。

外で暮らしていても、
家での生活が快適と思えば外には出ません。
逆もまたしかり。
家猫だって、家よりお外がいいと思えば
外に出て心地よさを満喫すると思います。

かわいそうか幸せかはとても主観的なことなので、
本人と他人では温度差があることもあると思います。

私はそもそものところで、
ペットと呼ばれる彼らを
「弱くてかわいそうな生き物」とは思いません。
むしろ私より強くてたくましい生き物だと思ってます(笑)
なので「私がお世話をしなければ云々…」という思考には
ならないのです(^^;
それぞれにできることをするという役割分担の下、
共に生活する家族としてみています。
うちの子たちをベタかわいがりはしないのは
そういうところからきているのだともいます。

なので、結局のところ、
田舎の猫が外に出られないのは猫の人生としてどうなのか、
という問いには、
「十把一絡げで幸せを図るのはちょっと違うと思うから
一概に良し悪しは言えません。
本人(猫たち)が良ければどんな環境でもそれでよしだと思いますよ」
という答えになるかなぁ。

一番大事なのは「自分の思い」。
これは田舎の猫が外に出られないことだけでなく、
私たちが日常を過ごす時にも当てはまることだと思います。
そこに幸せが見出せればいいんじゃないかな。
その時に、
私とあなたの考えが同じとは限らない、ということを知っておくこと。
私とあなたの考えが違っていてもいいんだよ、ということ。
それを認めたうえで、私とあなたの考えは違うのね、という
スタンスでいればいいんだと思います。

なので、
田舎の猫が外で自由に遊べて幸せならそれもよし。
田舎の猫が外に出られなくても幸せならそれでよし。
ですかね。

それにしても、
田舎の猫が外に出られないことをかんがえることが
人間同士で付き合ううえでの「個の違い」を認めよう
というところにつながるなんて、
動物対話って本当に奥が深いです。
動物との暮らしやかかわり方を考えることは
自分の人生を考えることと同じですから。

こうして私たちはペットと呼ばれる彼らと暮らすことで
人として成長していくんだろうなぁって思います。


答えになっているかなぁ。




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2007年より専業アニマルコミュニケーターとして活動。
2013年夏に職業名を「動物対話士」に変更し、名称は商標登録済み。
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