【とっても大事。基本のキの3】 なぜ今「動物対話」なのか? | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

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一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

いつもお読みいただきありがとうございます。
人とペットさん、両方のカウンセラー
動物対話士の伊東はなんです。

先日、
「基本のキの1」として
動物対話ってなに?」という記事をUPしました。
そして基本のキの2として
動物対話とアニマルコミュニケーションの違い」を
書きました。

今日はその続き。
「なぜ今「動物対話」なのか?」
というテーマでお話しをします。


実は私も昔はアニマルコミュニケーターを名乗っていました。
でも、その仕事をすればするほど、
周囲がやってるアニマルコミュニケーションと
私がやってるアニマルコミュニケーションは
違うものだという思いがどんどん強くなってきました。
それが基本のキの2のおはなしでした。

ではなぜ違ってきたのか。
アニマルコミュニケーションではなくて
動物対話なのか…というのが今回のお話しです。


「ペットも家族」と言われてずいぶん経ちます。
けれど、それ以前の現代の社会現象として、
大人たちの「人間の子供への接し方」が
大きく変わってきました。

昔は大人がとてもえらい時代でした。
「お父さんに怒られるよ」と言われると
それは
「とても怖い仕打ちに合うからちゃんとしなさい」
という意味で使われていました。
しかし今や、普段は黙って座っているだけなのに、
たまに怒るときはものすごく怖い…という
昭和の雷親父はすでに絶滅危惧種同然となり、
「げんこつで子どもを育てる」など言語道断な時代です。
もはや「ちゃんとする」というのも
死語なのかもしれないと思ってしまうほど。

今や
「子供には大きな可能性がある」として、
対等に話し合おう。子どもにだって人権はある。
ということを明確に表現する時代になりました。
そして、他人と競い合うことを良しとせず、
お遊戯会ではみんなが主役で、
白雪姫と王子様しかいないとか…?
子どものいない私にはにわかに信じられない現象です。

このように子供たちの立場が変わってきたことが、
ペットたちの立場を変えるきっかけとなりました。

昔は「犬はつないで飼いましょう」という標語がありました。
犬は基本的には外飼いで、鎖でつないで犬小屋にいました。
田舎では夜は鎖を解いて一人散歩をさせていた家庭が
相当数いたそうです。
なので「野良犬」という子たちも多く、
「野犬狩り」と言って、保健所の職員が
野良犬たちを捕まえていた時代もありました。
そして猫たちは、家と外を自由に行き来していました。
家の中に閉じ込めたらかわいそう、という風潮がありました。

もはや「野良犬」という言葉もほとんど聞かなくなり、
ましてや「野犬狩り」なんて聞かれなくなりました。

そして現代においてペットたちはどうなったかというと、
「屋内飼育が基本」「外で飼うのは虐待」という時代になりました。
特に飼育頭数の多い犬や猫たちは擬人化が激しいです。

純血種を作るためには体外受精もします。
そういう妊娠から生まれてくる子たちもいます。
これ、人間じゃなくて犬や猫の話です。

そして、名前も人と動物たちの境はなくなってきました。
ポチとかタマとか「いかにも」な名前は減ってきて、
犬か猫か人か区別のつかない名前が増えてきました。
(我が家の犬猫たちも例に漏れず…です(笑))
 
さらに、社会科訓練と言う名目で
犬の保育園・幼稚園という場所があります。
子犬たち専用のドッグランを作り、
他のワンコさんたちとも
仲良く遊べるようになりましょう、という
いわゆる「幼児教育」です。

お誕生日にはペットさんも食べられるケーキに
ろうそくを立てて記念写真です。
お祝いですから、ローストビーフなんかが
出てきたりもします。

家族旅行はもちろん犬たちも一緒。
だって家族ですから。

お洋服はタンスに入りきらないくらいあります。
おしゃれのために毛染めやマニキュアもします。
奇抜なヘアカットも自慢の一つです。
今時期は浴衣を着る子が多くみられますね。

病気だって人間と同じだけ病名があります。
捻挫や骨折だけではありません。
歯肉炎、白内障、緑内障、心臓病、ガン、
腎臓病、肝臓病、靱帯断裂、胃捻転、ドライアイ…。
数え上げたらきりがないほど、ほとんど人間と同じです。

そしていよいよ最期の時を迎えると
個別火葬してお骨はきちんと「お骨上げ」のスタイルで
骨壺に収め、一番上は喉仏さんが入ります。
もちろん初七日、四十九日、一周忌、
春秋のお彼岸法要もしっかりと。

繰り返しますが、これ、みんなペットさんの話です。

動物と暮らしていない人にはとても奇異に映ります。
でも、私たち動物を家族としている人間には
ごく自然で当たり前のことなのです。

だって「家族」だもん。

だから「対話」なんです。

同じ屋根の下に住んでいるのに対話のない家族って、
なんだか変じゃないですか?
家族だったら話し合って分かり合ってしかるべきですよね。
相手の種類が自分と違うから話しても分からない…とするなら、
男と女でも対話は不可能。親と子だって対話は不可能…。
屁理屈じゃなくて、そういうこと。

家族だったら対話して当たり前。
家族だからこそ対話が重ねられる。

今、時代は「ペットも家族」だから、
ペットと対話するのも当たり前。

動物対話が大事な理由はここにあります。
時代はすでに、ペットを愛玩動物ではなく
擬人化してしかるべき家族と見ているのです。

だから「話し合いが必要」という次第。
だから「人とペットのカウンセラー」として
仲取り持ちしますよ、という役割が必要なのです。
通訳してもらうだけでは足りないのです。


そして、ペットも家族だから対話をする、
というところをきっかけにして、
失いかけている「人間の家族間のきずなの結び直し」や
「自分自身の見つめ直し」ができるのが
「動物対話」なのです。


だから、今こそ動物対話、なのです。




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2007年より専業アニマルコミュニケーターとして活動。
2013年夏に職業名を「動物対話士」に変更し、名称は商標登録済み。
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