ワンコ保護の顛末と現状報告 | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

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一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

先日黒ラブちゃん保護の記事を書きました。
今日はこのお話しについて、
アニマルコミュニケーターとしての見解も交えつつ
もう少し詳しく書いてみます。

事の起こりは11月11日金曜日のお昼前。
移動中の車の中から数人の大人とおまわりさん、
そして黒い物体が見えました。
犬が逃げちゃったんだな…と他人事のように通り過ぎましたが、
どうにも気になって仕方がない。
「気になるんだったら戻ればいいじゃん」という心の声に動かされ、
「解決してればいいなぁ」と思いつつ現場へUターン。
まだやってる…。
乗りかかった船ということで黒犬救出に加担しました。

顔つきを見てすぐに「この子は安全だ(噛むことはしない)」
と思いましたので、ワンコの体をなでて落ち着かせました。
首元をハグしたらシャンプーの匂いがしました。

たまたまワンコのいた現場と自宅が近かったせいもあり、
うちの子が使っているリードを持ってきました。
おまわりさんの力を借りて救出することはできたのですが、
誰もワンコの身元引受人になれないというし、
警察に預けるとその後は保健所行きだと言われ、
ワンコからシャンプーの匂いがしたことと
肉球の間の毛がカットされているのを見た私は
本当に数日の預かりで済むだろうと思いましたので、
一時預かり主として挙手しました。

その後、ひとまずサロンに連れて行き、
精神的に落ち着かせたあとで近所の動物病院に行って
マイクロチップの有無、体重、推定年齢等々について
確認してもらいました。

結局身元を判明するものは何もなく、
その晩からポスターを作ったり、
朝晩通して8時間ほど近所を歩いたりしています。
週が明けてすぐには近隣警察署および保健所、
その他動物保護センター等に連絡を入れてありますが
今現在、進展はありません。

このブログをご覧の方の中には
「アニマルコミュニケーターなんだから
さっさと聞き出して連れ帰してあげればいいじゃん」
と思っている方も少なからずいらっしゃると思います。

でも、それじゃダメなんです。
なぜならこの黒ラブちゃんはうちの子ではないから。
突発的な事故にしろ、家出にしろ、
ワンコにはワンコなりの家を出た理由があります。
そして、警察署等に連絡を入れていない(入れられない)
飼い主さんにも何かしらの理由があることと思います。
大切なのは飼い主さんとワンコの気持ちです。

もちろんワンコさんとは日々コミュニケーションを取っています。
そして、ワンコ目線による状況は聞いています。
しかしそれをここに書くことはまだできません。
ここにワンコさんから聞いたことを書くことによって
何かしらのデメリットが生じては元も子もないからです。
少なからず、週が明けて3日目の今日まで
飼い主さんから連絡がないということは、
飼い主さんなりの事情があることは察して余りあります。
そこも十分に汲み取らなければ

アニマルコミュニケーターとして失格でしょう。
なぜなら、アニマルコミュニケーターというのは
「人とペットが共に幸せになるためのお手伝いをする人」

だからです。
不用意にいろいろな情報を漏らしてしまって
ワンコさんや飼い主さんに

嫌な感情を持たせてしまってはいけません。
あくまでも大切なのは
「人とペットが共に幸せになること」です。
これは「HANAnイズム」のもっとも基軸となる部分で、
養成講座でもこの部分はしつこいくらい

繰り返しお伝えしています。

飼い主さんの状況を無視して、

迎えに来られない現状だけを指摘したら
きっとブログの読者さんがこの記事を目にしたら
「なんてひどい飼い主だ!」なんて感情を

抱くかもしれませんし、
飼い主さんは

「ひどい飼い主だと思われているところに顔は出せない」
なんてことになったら、

飼い主さんも黒ラブちゃんも幸せはなれません。
そんなことをするのはアニマルコミュニケーターの
することではないと思っています。
ただ動物の思っていることがわかるだけでは
アニマルコミュニケーターとは言えません。
厳しいようだけど、少なくとも私はそう思っています。

だから私は、アニマルコミュニケーターとして
出せる情報は出す。出せない情報は出さない。
ということを実践しています。
なにとぞご理解のほどお願いします。
もちろん飼い主さんが見つかった時には
飼い主さんにワンコさんとお話ししたことはすべてお伝えし、
よりよい状況で生活できるためのお話しを

させていただく予定です。

ただ、「出せない情報は出さない」とは言っても、
「保護主」としてやらなければならないことはやります。
それが関係各所への届け出であり、

チラシ作り&配布であり…という
飼い主さんを探すという一連の行動です。
アニマルコミュニケーターである以前に、
「一市民の迷子犬の一時預かり主」ですから。

先にも触れたように、警察にも届け出をしています。
犬を警察に届けると「拾得物」という扱いになり、
数ヶ月間の所有権は飼い主さんにあります。
犬の場合は3ヶ月だそうです。
なのでそれまでは里親探しをすることができません。
もし3ヶ月の間に飼い主さんが名乗り出なかった場合は
里親さんを探すことになりますが、

早くて来年の2月になります。

現在はサロンで寝起きしてもらっていますが、
ここは本来ペット禁止のアパートであり、
セッションの時に他のワンコが苦手な子も

たくさんお見えになるので
あまり長くここに置いておくことができません。
一時預かりをしてくださる近隣にお住まいの方が

いらっしゃったらぜひご一報ください。
ご協力をお願いしたく思います。
ただ、フードやその他、この子の飼育に関わる金銭は

お渡しできません。
完全ボランティアとなりますことを
ご了承いただけますようお願い申しあげます。

これが黒ラブちゃんを保護した経緯と現在の状況です。
皆様のご理解とご協力をいただければ幸いです。
早く飼い主さんが見つかりますように…。

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