本気噛みとしつけの甘さの関係 | 保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

保護動物を出さない人創り。保護動物にならない動物育て。

一社)動物対話協会代表理事、井泉はなんの公式ブログ。

今日は「うちの子にマジ噛みされる」というのがテーマ。
「飼い犬に手を噛まれる」というのが目下の者も上手に扱えない、情けない状況を現すことわざとして存在していますが、案外心当たりのある方が多いんじゃないかと思います。


しつけはちゃんとしてるのに…。
言い聞かせだって根気強くやってるのに…。
それ以外は本当にとってもいい子なのに…。
そんな思いとの葛藤の中で暮らされておられる方にとって、今日の記事がひとつの突破口になればいいなと思っています。


今回このお話しを記事にすることができるのは、愛するワンコくんが本気で噛みつきにくる理由を知りたいと
セッションにお越しくださったご家族のおかげです。
ご自宅に帰られた後、その日のセッションの感想と共に


>私達の内容では、ブログにもなかなか載せられる物ではないかも知れませんが、HANAnさんの判断で何かブログのお役にたてる事があれば、是非書いて下さいね。


というありがたいお申し出をいただきましたので、さっそくご披露させていただきます。
ママさんありがとうございます(^0^)/
みなさまのご協力があってこそ、アニマルコミュニケーターが広く伝わるというもの。
アニマルコミュニケーションは決して特別なものではなく、すぐそこにある手の届くものだということを知っていただければそれに越したことはありません。


内容は個人情報保護の観点からお名前等の固有名詞は伏せますが、以下はそのときにセッションで感じられた内容です。「こういうケースもあるのねー」という感じで読んでいただけると嬉しいです。


今日の主役はトイプードル君。まだまだ中年と呼ぶには若すぎる年代です。
セッションを開始しての開口一番は「ボクはパパとママの自慢の子なんだ。」でした。
そして、どれだけ大事にされているかを、手作りご飯をもらっていることや、お洋服もいろいろ持っているということ、首輪やリードも吟味して選んでくれてることなどなどで教えてくれました。
どれも彼のことを最優先して考えて与えてくれているのが彼はちゃんと分かっていて、それがとても満足で誇らしいと教えてくれました。


この時点ではまだ飼い主さんには何も聞いていません。
いわゆる「HANAnを事前チェックしてもらう時間」としていただいた時の内容ですが、ママはこのお話しが嬉しくて涙・涙だったとのこと。残念ながら私はトイプー君ばっかり見ていたので、ママの涙には気がつかなかったけど…(^^;ゞ

この事前チェックを経て、引き続きセッションをしていいというOKをいただいたので本題に入りました。

飼い主さんの持ってこられたテーマはただひとつ。
「本気噛みについていろいろ知りたいし話し合いたい」。ただこれだけ。


ワンコくんから感じられたのは次の通りでした。
・パターンが決まっていない。「神にささやかれたので噛む、みたいな感じ」という表現をした記憶があります。
・噛んでいる時の感情はナシ。いらだつとか気に触ったからとか、そんな感じではなさそう。ただ、噛んでいるうちにエキサイティングして怒っちゃうことは多々あるみたい。
・家族のことは決して嫌いではないし、むしろ好き。
・血統的に「噛みやすい」傾向を持っているのではないかと感じられる。


ご家族にも思い当たるところはいろいろあったようでした。
そして、過去に行動学の見地から専門家に見てもらった事もあるというお話しもしてくださいました。
そこでは「噛まれる=ナメられてる」という公式から来る行動療法(噛まれたら徹底的に無視)を指導されたそうなのですが、飼い主さん的にどうにもしっくり来なくて、それをしていいか悩んでいた…とのことでした。

専門家さんやお知り合いの方には「しつけの仕方が甘い」と言われてしまったそうですが、ワンコくんから伝わってくる情報の中からは「ボクのいうことは何でも聞いてくれるんだよねー」的なことは受け取れず、伝わってきたのは「怒る時はちゃんと怒る。ほめる時はちゃんとほめる」というのを実践されてきたパパとママの姿でした。


ワンコくんの伝えてくれた情報から、飼い主さんに「しつけが甘いってことはなさそうなんですが…」とお伝えしました。飼い主さん的に専門家さんのお話しに納得がいかなかったのは、言われたことと実際にやっていることに対するギャップもあったからのようで、ワンコくんがちゃんとしつけされてる自覚を持っていることに安心なさったようでした(^^)

「言うことを聞かなかったら徹底無視」という方法は、「自分が一番!」という権勢症候群(アルファ症候群)のペットさんにはいいかもしれませんが、実は諸刃の剣だったりします。
無視され続けると「それならば!」とばかりにマイルールを作って人間をその枠にはめようとして、余計にこじれてしまうこともあるし、アルファ症候群ではない子がそれをされると「自分は愛されていないんだ」というトラウマを作ってしまう可能性もあります。

今回のワンコくんは後者の感じでした。
だって、ちゃんとパパとママは自分よりも立場が上であることは理解していましたし、とっさに噛んでしまう時以外は実にイイコなのです。現にサロンでも、一度もウゥーもガブッもしませんでした。
ちゃんと言葉も空気も分かる子なのです。

なので今回は「血統的なことも視野に入れながら、とにかく時間をかけて懇々と言い聞かせることを続けましょう。時にはワンコくんの前で泣くほど、噛まれたつらさを表現してみましょう」とお話しさせていただきました。
これは「彼が意図して起こしている行動ではないこと」と「言えば分かる子」だからこそのご提案です。


もちろんペットさんだって十匹十色ですから、すべての子にこの方法が当てはまるかどうかはなんとも言えません。でも、いろいろ試してもうまくいかないときには、こういうケースもあるんだ…という、ひとつの参考になればいいなというのがワンコくんのママさんとHANAnの思いです。

噛みたくて噛んでるだけじゃないって子もいるんだよ…っていうのが見えてくると、対処の仕方も変わってくるかもしれません。そうすると今まで何をやっても効果がなかったことが、あれれ?というくらいあっという間に変わることもしばしば。


固定概念を捨てて「うちの子」だけを見つめると、きっと新しい何かが見えてくると思います(^^)


トイプードル君のママさん、パパさん、ブログ掲載へのご快諾、本当にありがとうございました。
またいつでもお越しください(^0^)/
このたびのステキなご縁に感謝ドキドキ


PS:
今日は改行の感じを替えてみました。
…というのもこのブログ、案外携帯ユーザーが多いみたいなんです。
であれば、一段落するまで改行しないほうが読みやすいかも…なんて思ったりもして。
これもひとつのチャレンジです。
こんな感じの改行、みなさまの目にはどう映るでしょうか?
ご感想いただけたら嬉しいです♪


ラブラブ ラブラブ ラブラブ ラブラブ ラブラブ ラブラブ ラブラブ


HANAnの活動をより広く知ってもらうためにブログランキングに参加してます。
アニマルコミュニケーションやヒーリングはステキ!
と思われた方は、この文字列をクリックお願いします♪


blogramランキングにも参加中!
こちらもよろしくお願いします(^0^)/
---
アニマルコミュニケーション・各種ヒーリング・パワーストーンなら
HANAn H&Aヒーリングセンター


ペタしてね

ペタもヨロシクです(^^)♪