ぴ!ぴ!ぴ!ぴ!
定期的に聞こえてくる音に「んん…?」と外を覗くと、
「うわぁ〜、もうそんな時期かー!」と声を上げてしまいました。
コンバインが動き回り、田んぼではもう稲刈りが始まっています。
まだ8月。
私の子供の頃、このあたりの稲刈りは、9月末から10月中旬頃でした。
ちょうど毎年、秋の運動会と重なるのです。
当日は親戚も手伝いに来てくれて、何日も続けての作業。
そんな繁忙期に、子供の運動会を見に来れるはずもありませんでした。
私、実は足が早い方で、いつもクラスリレーの選手に選ばれていました。
いつだって1等賞![]()
でも、どれだけ頑張って走っても、誇らしい姿を見てほしくても、観覧席に両親の姿はありませんでした。
当時はそのことが、ものすごーーーく
寂しかったのを覚えています
母はお昼の時間に合わせて、自転車を30分も漕いで
お弁当を届けに来てくれました。
私はそれを教室で友達と食べていました。
母と一緒に食べれたこともあったのかもしれませんが、あまり記憶に残っていません。
「せめて、かけっこだけでも見にきてほしい!」と心の中でいつも思っていました。
大人になった今なら、母の気持ちがよくわかります。
早朝3時に起きて、手伝いに来てくれた親戚や祖父母のご飯を用意し、私たちに朝食を食べさせて学校へ送り出し、すぐに田んぼへ。
お弁当の時間になれば、家に戻って着替え、自転車を必死に漕いで学校へ向かう。
そしてまた急いで戻らなければならない――。
戻るのが遅くなれば、舅、姑からの厳しい言葉が待っている‥
見たくても、見に行ける状況じゃなかったんですよね。
ちなみに父は一度も来ませんでしたが、そこは「父親は仕事を頑張るもの」と思っていたので、不思議と寂しさは感じていませんでした(笑)。
そんな思い出の詰まった稲刈りですが、最近は8月中にスタート。
地球温暖化の影響なのか、昔とはすっかり季節感が変わってしまいました。
自分の家の田んぼを見に行った父が、「今年の米はいい米ができたぞー!」と嬉しそうに話していました。
正直、昨年は、猛暑から出来があまりよくなく屑米が混ざってしまっていたので(それでも米の価格は異常な値がついていましたが…)、父のホッとしたような笑顔を見られて私も嬉しくなりました。
コンバインの音を聞きながら、懐かしい思い出と、新米の季節の訪れをかみしめた今日の夏の日でした![]()
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