9、10君は双子で、砂場で良く遊んでいましたが、9君と10君は、身体の大きさが、少し違い、秋の夕日の砂場に大小の影法師。
9君と10君です。
9君は、大きくなって好きな人が出来ました。近くのお舞妓さんなのですが、そのお舞妓さんは、自分と同じ利き腕の10君が、好きでした。
しかし、10君は、自分より少し年下の三つ子が、好きでした。その三つ子は、持久走の女神と言われ、
持久走大会全体一周では
いつも一番、二番、三番独占で
上級生の憧れの的でした。
10君は、結局、振られてしまい、
でも、憧がれの三つ子の真似をして、毎日走っていた結果、マラソンが好きになり、更にサッカーが好きになり、
アルゼンチンのマラドーナに会いたいと、スペイン語の勉強をするようになりました。
9君は、お舞妓さんとの悲恋を経験してから、精神的にも強くなり
お舞妓さんを身返してやろうと
勉強し、水戸一高に入りましたが、お父さんが送り迎えが大変と、近くの水上高校に編入しました。
10君は、とっくに水上高校で、高校野球の応援団に入り、声が綺麗と生徒会長に推薦され、
2年2ヶ月応援団書記長と、8ヶ月生徒会長を経験しました。
えっと、9君が応援団団長。双子なので間違えてしまいました。
応援団団長の写真には大小の応援団団長さんが写り、
生徒会長さんの所に印がしてあります。
高校の時の思い出です。
9君は、年上のお舞妓さんに振られてから、勉強し
東京大学を上のお兄ちゃんと一緒に目指す様になりました。
しかし上のお兄ちゃんは、背が低く、東京大学迄の道のりが大変だと、家族で話し合い、河豚検定士になりました。
上のお兄ちゃんは、２浪の末東京大学分Ⅱへ進み
２年１０日通い、お父さんが金髪を出してしまい
河豚検定士を、東京大学医務官
から紹介され、お父さんとのトラブルが面倒だったので、東京大学文Ⅱは、それ程執着せず
近く、近所の水族館の海豚と遊べる河豚検定士にそそくさと就職してしまいました。
お父さんには、暫くその事は、黙っており、お父さんの金髪が銀髪になる頃話しました。
9君は、水上高校を優秀な成績で卒業し
上のお兄ちゃんと同じ水族館で、オコハゼと遊びたかったのですが、
河豚検定士は、国家資格最上級で、関東地方は
水戸一高出身者１０人迄と規定され
上のお兄ちゃんで１０人。暫く、河豚検定士最上級は取らないと言う事でした。
残念。
それで、諦め、又東京大学に2回落ち、お舞妓さんにも更に振られ、諦らめて、知り合いの研究室を手伝うようにと言われた事で、早稲田大学夜間に入学しました。
程無く、お舞妓さんの姪と結婚し1男一女を儲け、
近く近所のコンビニ店員、9君のお兄さんがコンビニ店長。
を経て、今は近く近所のドラッグストアの店長さんです。
あっ、10君ですが、１０君の好きなのは、9君が好きなオコハゼの隣りの山椒魚でした。
１０君も、今は、ドラッグストアで、9君と仲良く定員をしています。結婚は。
三つ子を追い駆け、成就と迄は行かなくても、
三つ子の一人が、結婚してしまい、後二人。
性別は問いません。
三つ子なら、何でも良いのです。
10君は。
こんな人生どう思うでしょう。
今日は、次女の命日 8月2日
明日が、三つ子の命日。94才。
一週間後が、次女の命日。
有り難とう御座いまます。