Lemongrass's Taste

1. 秋田刑務所



「友達が突然亡くなったから見に行って欲しい」、」と言われ


東京、東京駅から秋田新幹線に乗り
秋田刑務所へまで行った。



友達は男性で
女装をしており女の友達との結婚を
親に反対され
憤慨し、親を刺したという。



幸い親は命を取り止め
一命を取り止めたが

間に入った叔父が、亡くなった。





有名な学校の出身で
友達が通った街道は閉鎖され


今でも開通されていない。




友達は、笑顔が良く似合う美人で
ボーイフレンド?
ガールフレンドも多く
よくもてた。



才媛秀才で県内一位の算数とか理科とか
必ず表彰されていた。



大学は遠い地方で
兄弟が多く
学費が大変で
これまた美人のお母さんが
給食の仕事、仲居さんのバイト
いわゆる給食の叔母さん で

何とかやりくりをしていた。



別の友達は不審がり
よく調べた。



お母さんは吉原の花魁で
華のある芸姑で
お父さんは東大。



原研に勤めていて

有名な衆議院議員にもなった。



お父さんの病気の症状が気になるから

見に行ってくれと言われ

見に行ったが危篤は抜けていた。




「大丈夫です。」

とベッドの傍らには

友達のお母さんと別の美人が笑っていた。





叔父さんは私に気づいた感じがしたが

包帯ぐるぐる巻きで全く顔が見えず、


何も話さず


少し手が伸びたが、すぐだらんと脱力し

側に座っていた別の叔母さんが



ドアの手を引き

「病人でもう語れませんから」

と、きつくドアを締めた。




お父さんを刺したという、話しの

そして刑務所に入ったという

友達の様子も分からず

別の友達から

秋田刑務所で処刑されたらしい、

と聞き、友達有志数人と

秋田刑務所へ向かった。




既に友達は死刑執行されており、

会えず、秋田刑務所の外の塀に花束を置いた。





秋田駅には伊達政宗公の石碑があり

私達を夏日に影濃く見下ろしていた。

伊達政宗公の銅像石碑のそばに上杉謙信さん公園と孫の花魁道中元祖上杉鷹山公園が親子のように並び、「そこに仙台の伊達政宗公園があれば、仙台杜の都、だな、」と思い、昔仙台の外国語大学を受け不合格だったのを思い出した。

仙台伊達政宗公公園には

水飲み場があり、夏日の白山神社系の幻の水がコンコンと

そしてサンサンと太陽の光のように湧き出、

暫し夏の休憩所

太陽のスペインシエタを醸し出していた。

スペインとフランスのシエタは多少違う。


フランスのシエタの方がスペインのシエタより影が濃い。そして三角帽とハンモックが用意されている。

そのような仙台の夏日シエタと上杉鷹山公の親子公園の秋日シエモンヌが重なった。




昔上杉鷹山公が花魁道中に夢中になり、藩閥の財政が苦しくなり、

また花魁を大江戸大奥花魁道、水戸藩水戸六甲六国で買えず



悔し涙で漆饅頭を造り

花魁共々花魁心中を起こした

上杉鷹山公を思い出した。

今では漆饅頭は、藩華

藩花になっており

漆饅頭漆菓子は米沢藩縁りのスーパーマーケットで売られている。

水戸藩ロードともいわれ

昔米沢藩と水戸藩を花魁を巡って行き来した水戸藩主水戸光圀公を偲び

米沢藩主上杉鷹山公は水戸藩主徳川光圀公の親で

時々上杉鷹山米沢藩秋田藩水戸街道を渡って

行き来していた。

水戸藩と米沢藩は、仲のいい筈だった。

水戸藩親藩に京都徳川家茂許い嫁ずけ

和宮親子内親王

和宮降嫁を貰い

廃藩置県に追い込まれた徳川家茂公大叔父

徳川ラスト将軍徳川慶喜さん、彼の叔母さん

有栖の宮和宮は

米沢藩縁りの有栖の宮家出で

孝明天皇のお墓を守り孝明天皇のごこ位牌を預かる

和宮米沢藩には

米沢藩にある。

孝明天皇のお墓には

米沢藩所縁の漆と和宮さんオシルシの白い鉄砲百合が絶えず添えられていた。

また東京上野の武蔵野公園には

和宮親子内親王のお印の白百合鉄砲百合だけでなく

有栖の宮家の赤薔薇供えられていた。

和宮親子内親王と有栖の宮家は異母兄弟という噂もある。

当初天皇降格が、決まった和宮親子内親王は筒持たせ、

美人局

とも言われ美人局天皇嫁と噂され

フランス騎兵隊男爵も美人局天皇嫁とのことで

如何様いかさま

男爵スカートとのことで株式の信用がなく

インチキ賭博の代名詞になっていた。

男爵インチキ賭博如何様賭博男爵嫁和宮スカート。

賭博にスカートは不要とのこと。


殿様言葉と名古屋愛知では言われる。

水戸藩は和宮親子内親王、和宮降嫁藩主財政破綻とも呼ばれ財産持ちである。

たか和宮のお気づきオキズキ許い嫁ずけの有栖の宮家の

お印に赤薔薇以外に紫占地が加わり

紫湿地は有栖の宮和宮徳川家茂公のお印に加わる。

出雲大社管理となる。

鶴と鳩のお印も有栖の宮家である。



それにしても赤薔薇お印の有栖の宮家の漆があまり、フランス騎兵隊男爵を偲び 

フランス騎兵隊男爵を伊達政宗公スペイン少年使節団

預かる秋田藩へ売った。

秋田藩は少年使節団団長。イタリアスペインで法王ベネディクトゥス6世に直接「アンデレ」と叫び面会を許された人物。



さてフランス騎兵隊男爵は、ベネディクトゥス6世閣下故、米沢藩は男爵。

『漆男爵』と水戸皇后香淳皇后は笑うが、

過去世ラスト空海さんの修行した唐のお寺の実父恵果和尚。空海さんは後嵯峨天皇。後嵯峨天皇は、玄宗皇帝前前との噂もある。

故空海さん所縁の地土佐には

後嵯峨天皇所縁の所縁お印が多い。


男爵は紀州藩


水戸は皇后藩

愛知名古屋は王子皇太子藩。


徳川男の子は男爵名残りでスカートを履かせていた。



第二次世界大戦敗戦で

名古屋皇太子王子は

東京上野徳川武蔵野王子へ移転した。




徳川男爵は

東大帝国大学生男の子4師に男爵スカートフランス騎兵隊を揚げている。

東京大学東大、は、帝国大学の後身





夏日が翳ってきた。



「友達は女だったの?

それとも」



別の友達が聞いた。

暫く考えてから

私は答えた。




「女、多分、いや、絶対女」





中島みゆきの音楽を携帯用CDラジカセのイヤホンから聞きながら、私は虚ろに答えた。




友達の家は閉鎖され

お父さんが退院したという報告もなく

私達はそれぞれ中年になり

忘れていった。




smile Medlay




2. 電車





電車の中で友達は

「ボーイフレンドが出きたから、電車通学はやめる」



と話し、皆の嘲笑を買っていた。

「またボーイフレンドが増えたの?」

友達の友達の取り巻きは笑い

友達のボーイフレンド名簿を取り出し

「この人とこの人は、電車通学反対」

私もみたが、皆黒縁ちドングリ眼鏡で

毬栗頭イガグリアタマ

でよく分らない。



「一人あげる。?」

言われたが


好みが違く、「西城秀樹さんみたいな人いないの?」

と聞いたが

「無理無理、うちは進学校で、皆ドングリ頭。」


「ふうーん。じゃあ、いい。`」

 

当時、私は西城秀樹さんファンで頭の髪型も西城秀樹さんにしていた。


野口五郎さんファンの別の友達が話した。


「私はいる。進学校だし将来は皆代議士か首相見習いでしょう。?」

別の友達が聞いた。



「皆って訳ではないけれど、結構いる。

クラスの8割。

いるなら早くしてね。私は楚楚ふをして早く学校を移らなきゃならないの。」



また別の友達が、別の車輌へ袖を引っ張り、移っていき

「彼女、訳あって妊娠させ、カンパお願い。」

「えっ、優等生が、妊娠させ多分女、

その水子費用をカンパしろと∼」

びっくりして聞き返すと

笑って、「皆カンパしてくれる。」

「あるだけでいいの。?」

「じゃあ、800円。」

「有り難う」

別の友達は

明日のお昼のおやつ代を受け取ると

また元の車輌に戻った。





あるとき、

「彼女は、水子を楓の樹の下に埋めて復学したらしいよ。」

と例の友達が話し

皆で見にいった。



楓は、夕日に、奇麗に靡き

学校の門を彩っていた。



ここに美人で優等生の彼女、かれ水子がいると思うとやるせなかった。




また別の日、その友達の別の友達が来て

「彼女、また妊娠したから、いやさせたから

またカンパしてくれる?」




と言われ、丁度遠縁の叔母ちゃんが来て、臨時収入があり

ホクホクだったので、

「いいよ。」と軽く答え2000円渡した。



お金を渡しているところを

その叔母ちゃんにみつかり


「あの子達と付き合うのは良くない。

水子がみえる。」

と話し門に向って合掌した。




親にも見つかり、

「申し訳ないが、もう付き合えません。」

と言わされ

友達とは電車でも会うことはなく、

街でもあまりみかけることもなく

月日は過ぎていった。





3.拳銃




「刺したのではなく、拳銃でズドンだったらしいよ。」



友達の親衛隊みたいな子が話した。



「その友達のことは話題にも出さないでくれ」と親戚からも言い渡され


何となく疎遠になっていた街に帰り

久しぶりの同窓会で話題になった。




私とは違くエリート大学に進学した友達は

大学でも有名で

フェンシング部、テニス部と明け暮れ

華やかな大学生活をエンジョイしていた。



「フェンシング部か、いいな」

何とか浪人して漸く田舎の大学に入った私は

学費のためにバイトや、ちょっとした

絵のモデルで

僅かな生活費を稼いでいた。




友達から、時々電話や手紙はくるが

例の水子の一件以来取り次いで貰えなかった。




バイトに明け暮れる私と違って

テニス部は眩しい。




母親から「彼女が、男の子と付き合い、

うまくいかない。

女の子だったらうまくいくのに、水子が多く

出産費用のお金が大変で

男の子とのデートを家族も勧めてるらしい。」



と聞き、そんなものかと思っていた。





別の友達から

彼女、彼が父親に

女の子との結婚を反対され

逆上し父親に対して、拳銃を発砲し

警察に、取り押さえられ

留置所に入ったと連絡があったが

家族のこともあり

バイトが忙しく何もできなかった。



その時は、彼女は拳銃は

的を外れ

父親は猟銃の免許を取り下げられた。




彼女は拘置所の中で

「拳銃は結構重い」

と笑っていたという。



「拳銃は重いのかな?」

サファリ猛獣パーク、拳銃乱射コーナーで

20発2000円で




ボーイフレンドと試し打ちで遊んでいた私は

ボーイフレンドに聞いた。

「銃の種類にもよる」

と彼は、遠く西日をみて目を細めた。


友達の事情を知っている彼は

銃を降ろしてスターバックスのコーヒーを呑み


「バカだよな。空銃はそのうち刃物かナイフになるよ。」

と忌々しく言い放った。




彼の言葉は的中し、

友達は、空銃から刃物に進化し

親を親族を撃った。





4.  子爵



「女の子はやはり可愛いい奇麗な赤いお洋服だよな。」



友達のお父さんは

「-ダム決壊のお手伝いをしたら、子爵を貰った。

安い、安い。家2件分。」

と言って、

近所のスーパーの女の子用安売りグッズを取って

友達に合わせて喜んだ。


「算数、理科の点数もいいし、これにしよう。」

と言って

無口でどこか陰気な美人の嫁さん、

友達の本当の母親と、違い、

友達は、その叔母さんを「時々来る変な人、」 

と言っていたが

その人と一緒にきて

友達の身体に服を合わせ買った。




友達は、

「えええっ、女物。?、ピンク。!?」

と言って逃げ回っていたが

観念して、父親の買った服を身体に当てた。


「あら、ぴったりよ。」

その陰気な、奥さんは変な笑いをして

友達とその父親とスーパーを出て行った。




その陰気なあまり喋らない無口な女の人叔母さんは

「彼が東京大学生で子爵を取ったから来た。」

と別の友達に話していた。




叔父さんの女の子用のピンクのワンピースを藁でも掴むように鷲掴みし、喜々とする

叔父さんをスーパーの店員さんは覚えていて

お茶のみ話しで

「東京大学生の子爵の人は皆そう。私も、東京大学生5期に募集したの。今度面接よ。」

と言って、葉巻の太い禁煙パイポを加え

熊でも襲うかのような赤いピンクのマニキュアを

長く伸ばして器用に葉巻型の禁煙パイポを

孵化した。





母親は

「友達のお母さんは、何を、しているのかしら。

あの調子では、お友達のお父さんは、次は殺人をするは」

と言った。





別の友達も

友達のお父さん父親が、子爵を取ったと聞いて

「次は絶対殺人。」

と言って離れていった。





「何故皆、東京大学生東大生のあとは殺人というのだろう。?」

と何となく思い出し、気になって

ボーイフレンドに訪ねたら



「東京大学生東大生の次は何もないし。僕の勤める中央官庁にも東京大学生東大生は多いし皆マザコンでマザコンでないと東大は雇えないし、仕事は母親か親戚が来ている間にお願いして、後は皆帰り、食事も入浴も母親と一緒で、

時には母親がご飯を食べさせている。一種の子供返りで、それが、ないと勉強のトラウマが無くならず、

成長期思春期の発達課題が消化できず、

自傷行為や殺人に至るらしい。

∼」


中央官庁のボーイフレンド彼はやけに東大に詳しく

一気にスターバックスコーヒーを飲み干した。




彼は、慶應大学生卒業で、近所の東京大学生に詳しい。

在学中、東京大学生東大生と吉原吉祥寺の花魁を争ったと豪語していた。



そういえば、友達の父親は時々公園で

友達のお祖母さん、友達の父親の母親と仲良く箸を並べて友達のお祖母さん手作りのお弁当を食べていた。

やはり東京大学生。東大の学生。

何となく感心した。


仲良い、感じというよりも

普遍な違和感、を感じた。

しかし何も表現できず

近所のお祖母さん達の

「本当に仲がいいのね。」

という言葉を鵜呑みにしていた。





そんな東京大学生東大生絵話ししか頭に残っていない。東大の絵話し。







5.  東大




「 東京大学東大に入ろうと思うの。

偏差値もあってきたし、そろそろいいかなあと思って。」



「いいんじゃないの。東京大学東大なら、あなたらしいし。」




青山墓地で、ボーイフレンドとペアのドールコーヒーを飲んでいるところを友達に見つかり、




ボーイフレンドは華々しく挨拶し

私は小じんまりと頭を下げた。




少し南風の吹き荒れる墓地を歩き

、別れた。





ボーイフレンドは

「あの子は、男の子じゃないの。?」

と眩しそうに、別れて去っていく友達の

フェンディのルージュのような、ニットをみて

呟いた。




「ええっ、まあ」

何となく南風のように答えて


「男の子なの。何で分かったの。?あとお父さんが

東大なの。」



「ふうーん。そう、ああいう子多いんだ。お父さんのお棺の引き取り手。」




(嫌な話題だな、)と、思いながら、彼は話しを続けた。




「彼女、いや彼は、きっとお父さんのお棺をみることになると思うよ。きっと。」



「どおして。?」



南風に麻のマフラーを攫われないように、きつく

マフラーを首に、締めた。



昨日の彼のボーイフレンドとの

キス跡を隠すように。




今日、青山でモデルの仕事、まあ、簡単な、バイトがあるし、

絵のモデル、セミヌードってほどでもないけれど、

首筋の接吻は隠したい。




そのために、今日も、ボーイフレンドと会ってるし、

友達の東京大学生東大生より、意味が深い問題だ。




「でも、何故今更東京大学生東大生なのだろう。

もう有名大学は、でているし。」




 「うん。そういう人多い。きっと親が東京大学生。

ずっと一緒にいたいんだよ。親と。」




「そう、それならいいけれど。あんなに大騒ぎして入った有名大学なのに。」


「大騒ぎ、?」



「そう、大騒ぎ。」


彼には、まだ、彼女友達の大学入学騒動については、話していない。




国立大学の、大学に入るにあたり

水子供養がまだ

足りず


有名なお坊さんに聞いて、きちっと

水子供養は水子様を食べなきゃ駄目だと、聞いて


皆でお箸でつまんで食べた話しをした。




ボーイフレンドは、黙って聞いていたが、

夏日が、南風を、遮り、目を薄めて



深い溜息をした。



「水子かあ、」


彼は、ちょっとガーデンの砥石に腰を降ろすと

ドトールコーヒーを飲んで


「男の子なのに、水子供養とは大変だよね。」

と溜息をついた。




青山墓地の南風が強くなったので私達は、

墓地を跡にして


私は山手線でモデルの仕事に行き、

彼は国会図書館で調べ物があるからと、別れた。


南風のように、少し間がある別れだった。









6.  伊勢神宮



伊勢神宮の友達が

例の、「東京大学生に入りたい。」

という友達の

東京大学生、東大の学生について

「青緑が余っているし、東京大学生、東大の学生の子供なら、売れないか。?」と聞いてきて

「いくら? 」、

と言ったら、「20点、30点2億円。」


「交渉によっては少し妥協してもいいよ。」

「分かった。話してみる。」




と言って、彼女、例の友達に話したら

彼女は快い返事。

何でも父方の祖父がお金持ちで、かなりの資産家、財産持ちで、20億30億はすぐに出るという。

青緑も知っていて、それを当てにして東大を受験するつもりだという。




それなら、話しが早いと、早速伊勢神宮を紹介して、

話しは終わった。




例のボーイフレンドに話したら、

「危ないんじゃないの。?

東京大学生受験、青緑というけれど、東京大学生犯罪の大部分はそこだよ。

偽って受験する者は、奈落へ落ちる。犯罪、うーん、殺人がおこるかも。」




彼は、やはり金持ちの叔父からもらったというバハマの葉巻き煙草を深く燻らせて語った。




「殺人、?、そこまでじゃないんじゃないの。?」



今度サファリパークへ行こうと約束して別れた。








7.  東京大学生東大生受験合格


彼女、例の友達が東京大学生東大生受験し合格したという風の便りが来たのはそれからまもなくで

ただ新聞の東京大学生東大生合格発表欄には
友達の名前はあったのだが
見覚えのある漢字ではなく、別の漢字の名前で
苗字は同じ漢字。

少し違和感を覚えた。


母親は
「きっと、別の人」
と話題にも出したくないようだった。



友達の友達のつてから、

「あまり会わないでくれ、」
と話しが入ったのはその頃で、


あまり気にもせず、
モデルの仕事も「腹が二重になってきたから」と断わられ始め、
例のボーイフレンドからも
「そろそろ辞めた方がいいんじゃないの。?」
と言われ不貞腐れていた。


ボーイフレンドから、「親に会って欲しい」とか、
「実家に来ないか」、とか
実家は、歴代首相を輩出したという名家の派閥だという。

よく分らないし、親も「店屋物じゃないの。?」
と言って、あまり取り合ってくれない。


心身共に少し不貞腐れた時期だった。




新聞に出ている友達の名前は、たとえ一字違いでも
眩しく輝やいていた。



伊勢神宮の友達は、結構売れたとホクホクで
「今度一緒に北海道へ行かないか。」と
言われ断わった。



心身共にそういう気分じゃないし、
北海道の雪祭りは魅力的だが、
何となく自分のボーイフレンドと行きたいな、
そういう気分だった。



8. 殺人



 友達が東京大学生東大生、東大の学生になって、間もなく、
例の友達に東大を売った友達から、連絡があり、
例の友達の父親の財産家の実家が
資産家で
それはとっくに聞いている。


何でも、「村の人口が合わないから見てきて欲しい。」
と言われ、

伊勢神宮は、例の東京大学生東大生、東大に合格した友達の実家の飛騨高山は、近いし自分で行った方がいいと思ったのだが


「仕事で忙しい、」を口実に、行かず、私一人が、上野から飛騨高山特急を走らせ、

友達の父親の資産家の八つ墓村のような秘境へ飛んだ。


何でも東京大学生東大生村で隣近所東京大学生東大生が多いという。



伊勢神宮の話しでは、東京大学生東大生の資産家の実家の近くでお茶を飲めばいいという。


ボーイフレンドは
「飛騨高山かあ。」
といってついてきてくれなかった。
何でも東京大学生東大生がいっぱいいるところは嫌だという。

「殺人が多いし、何となく嫌なんだ。」
と良家の子女らしくタイを直した。



例の資産家の叔父さんのタイ土産のフェラガモタイ。
魚のマークが可愛いい。



「ふふ。この人なら結婚してもいいな。」
何となく最近そう思う。


で、飛騨高山に
飛騨高山号の車中でナンパされた知らない名前の大学生と
一緒にいた。


彼は、茶髪の、前髪をしていて
最近の流行りで神田の行き付けの美容院で
バイト代2日分大枚出してヘアチェンジしたという。




「バイトはどこ?」
と聞くと、浅草のストリップ小屋の切符売りだという。

スカウトかな?
と思ったのだが、そういう話しはなく
腹の二重が、憎い。






9.  飛騨高山



 飛騨高山は、紅葉の見事な山山に四方八方囲まれ
江戸時代から続く東屋造りの立派な
友達の父親の実家は
近所の人の話しでは、
代々続く市長さんの家で
女の人も沢山出入りしていて、
近くの温泉宿から待機して
市長さんに雇われ、金持ちになって戻ってくる
宝の家なのだと聞いた。



飛騨高山号でナンパされた見知らぬ大学の金髪のストリップ小屋の切符切りの若者は
、「ないない」と手を振り
近くの温泉小屋へ逃げ込んだ。



私も仕方ないので
、伊勢神宮の約束通り

庄屋さんの
多分市長さんを輩出しているので、多分そう
の近くで伊藤園の500ml入りの
お茶をのみ
空を見上げた。



旧陸軍の近衛兵隊長な祖父の言い付け通り。
水のお茶を飲んだら、空を見上げよ。



紅葉の紅葉の奇麗な空は
何処迄も青く
飛行機雲も浮いていなかった。



閃きはすぐ訪れ、
嫌だったのだが、金髪ストリップ小屋の学生さんは
すぐにでも市長さんお抱えの温泉芸者さんがいるという
市長さん温泉に逃げ込みたかったのだが
何とか引き止め

水のお茶を飲ませた。
「おおお、人が足んない。3人。」
彼は叫んで、庄屋の大きな門構えの閂カンヌキの方へ駆け出した。
水のお茶に人影かま映った。



「えっ。3人、2人じゃないの。?」
「いや、3人。」
彼ははしゃいで閂の前で小躍りをした。



「警察に通報した方がいいのだろうか。?」

警察に通報し
金髪の大学生は、身分証明書が偽造だとバレて別の面で連行された。

仕方ないので
伊勢神宮に電話し
伊勢神宮からも
「警察に通報しておいて。」
とあり、仕方ないので、
ストリップ小屋の金髪兄ちゃんを残して、
その場を去った。


途中物凄い大きな黒のロールスロイスが走り過ぎたが
乗っていたのは
先程警察へ連行された金髪兄ちゃん。
運転手は、時の首相だった。


確か、読売新聞で時の首相は、今軽井沢で休暇中とあり
確かその人。


私は最近お金持ちに縁が多い。



軽井沢から飛騨高山までは近いな、と何となく思った。





10.  温泉



お茶のペットボトルを捨て
市長さん縁りの温泉につかっていると


いつの間にか、金髪兄ちゃんが入ってきて
実は、深夜の混浴。

「親爺いに見つかってしまったあ」
と何故か、グシャグシャになっている
金髪頭をかき分け
ずんずんずんと温泉の水を押し流して
軽いストレッチ体操を始めた。



「びっくりした。首相さんのお子さんなの?」
黙っているのも失礼なので、
何となくびっくりしたのを
黙って聞いた。


「うん。僕問題児。
今夜お酒に付き合ってくれない?」
と言われ
近所の安酒場暖簾秀吉で朝まで飲んだ。



朝気がつくと、金髪兄ちゃんは温泉ゆかた肌けてゴオーゴオー物凄い鼾で寝ており
面倒なので、身支度をしてそのまま出て行った。




帰りの飛騨高山号は
何となく憂鬱で
警察は、身分証明書の偽造には煩かったが、
庄屋さん市長さんの
2人、金髪兄ちゃんが言った3人、不在には
不問だったなと思った。




11. 帰郷



 実家に帰り、一息ついていると
ボーイフレンドから電話があり
「飛騨高山どうだった。?」
と聞かれ首相のロールスロイスの話しをしたら
「わーお」
と言って、首相官邸直通電話をかけ
「栄転、栄転、栄転もらった。」
と言って喜んだ。


「多分外地勤務になる。ついてきてくれる。?」と話し
勿論
「OK」

の返事と共に結婚し籍をいれ
外地勤務タイの辞令がおり
新婚生活を華やかにタイで送った。




12.  チェンライ


タイのチェンライの外交官夫人生活は楽しかった。
お手伝いさんが
現地の娘さん達なのだが
10人くらいいて毎日、
お菓子当番、庭の水撒き当番、庭の草木刈り当番
電球電気照明当番と分かれていて

皆目まぐるしく
部屋の中を、螺旋のように移動していた。


ボーイフレンド彼も夫になり
外地勤務チェンライ勤務を楽しんでいた。


「トップになると精子管理当番がいて朝な夕なホゲホゲだぜ。」
とちょっと下品に、話した。



「精子当番!?」
そういえば、新婚と、聞いて
私の方には朝な夕なの検温当番ができ
水枕や、救急時の点滴セットが、何となく枕元に用意されていた。



夫は、いや前のボーイフレンドは
下着にも、気を使い出し

日本製のグンゼが、一番と
日本の親元から送ってもらった。
グンゼは、タイでは、貴重で、空港取り引きが出来ず
大使館直通だった。



夫のグンゼを取り引きに行く度に
タイと日本の関税格差を痛感し
日本の物を大事にした。


タイは熱く、日中気温30度も稀ではなく
部屋は殆ど換気クーラーが回っていた。


フルーツも美味しくドラゴンフルーツ、バナナ、マンゴー
日本の、高級品フルーツが
八百屋の野菜のように
屋台に載せられ
びっくりするくらい安価で、取り引きされていた。



毎日美味しいフルーツと
世界4大美食のタイ料理を味わい
お手伝いさんの毎日の検温検診のかいもあって
程なく妊娠し
玉のような普通の男の子を出産した。


男の子はタイ王朝に因んで
紅藜コウレイ、
何でも、タイの王様という意味、
と名付けた。


紅藜を親元、に見せ多少日本とタイを行き来したが

、紅藜はすくすくタイの椰子の木のように背が伸び、

嘗ての日本の友達の名前も忘れかけていた。



13.  銀座


 夫は、外務省外地から戻ってくると
チェンライ出身地の外来赴任地外務外務次官として活躍し、
特にフィリピンパブ税務調査で、
銀座で接待を受けるようになった。


始めは外務外務次官らしく青お猪口で、一杯飲んでいたが、
仕事の為かあまり酔えず

バカラにグラスが変わる頃には
酔いが醒めて近くの歌舞伎町にまで行きたい気分になった。


しかし上官の東大のお母さんつき大呑兵衛を残しては
帰るにも帰れず

同じ年齢のホステスを相手に
何度も違う名前の同じバーを行き来した。



『幸子』、『祥子』、『翔子』
同じ名前だが資本は違く
トルコ、中国、ギリシア
の国補填の国バーで
日本の敗戦処理、東京裁判を背おっている。


返済の見通しは30世紀と言われている。


バーの名前は同じでもホステスは借金催促のため
都度変わる。

都度変更になったら大変だと思っていたが
平成で、アメリカイギリス返済地域が増えた。



ホステスは、京劇と同じように前の変わったホステスと同じ動きを繰り返すため
お酒、高いコペンハーゲンがなければ
会話も奇妙だ。


夫は、毎日、東京大学生東大の学生さんのお母さん連れと一緒に行動し、
疲れてしまい
今流行りの
銀座メンタルハウスにも罹り、
早期退職に志願して中央官庁外務省を辞めてしまった。


ひどい人間不審と鬱状態で、外務省を辞め、
例の金持ちの叔父さんが所有する
軽井沢の別荘に引き篭もり
猫の額ほどの耕用地で
芋や三つ葉を育て軽い老人になってしまった。



紅藜はタイの椰子のようにスクスク伸び、
軽井沢の上高地のように軽い男になってしまったが、何とか青山大学に入り
親は夫共々安堵した。



14.  例の


夫は病気鬱病になる前に
銀座の外務外務士官税務調査で
例の青山墓地で会った
東大インチキ一字違い合格の友達をみかけたという。


事件を起こす数週間前で
銀座の老舗の
『幸子』で呑んでいるとき
東大のお坊ちゃん上官が怒って
「君、男なのだから、六本木の方へ行き給え」
と言って高飛車に
その店を閉鎖してしまった。

何でも、その例の友達は
近くのシャネルのスカートを掻っ払い
銀座『幸子』の店で
女の振りをしてホステス接待をし
上官に、見つかり指紋を取らせたという。


お母さんつきの上官は
草臥れたようにクタビ
朝方まで説教し、例の友達は
泣いて侘びて
朝方、夫が警察に連行し
家に戻ってきた時
彼もひどく疲れ 、2、3週間臨時休暇をとった。


例の友達は
母親が20000を出し
東京大学生、東大を辞めさせられ
銀座で働いていたという。



母親は、元東京大学生、元東大の近くの吉原遊廓の花魁で
友達がお茶を勧めても全く飲まず、
とうとうデート嬢になり
東京大学生、東大外務次官どころではなくなっていた。


新宿バーのホステスに
東京大学生中退生、を見ることはあるが
銀座は珍しいと憤慨していた。


友達の親にも注意勧告をしたが全く梨の礫ナシノツブテだし 

「六本木のゲイバーを勧めてくれ。」と言われる始末だった。




15.  最終章


 友達が、秋田刑務所に収容されたと聞いて、有志
友達と秋田へ向かった。


友達の死刑執行は早く
赤裁判で完全犯罪
略式起訴無しで
あっと言う間の出来事だった。



東京大学生有志による公開処刑と
戦前の陸軍の横暴のような恐怖の話しが舞い込んできた。


最期に彼女、彼が華々しく散ったという銀座に友達有志と会いにいった。



春の朝靄の中に銀座は閑散としていて
隣の歌舞伎町のピンサロの散らしチラシが
春風東風に舞い

中華街を照らして赤く遠くの赤燈籠を照らしていた。
彼女、友達の好きな色だったと思うと
皆ホッとした。



「ああ彼女、」
遠く大きなTODSのグレイのハーバードコートが
風に揺れて
大きな野良犬のように大きく揺れた。
近くの看板を動かしているようだった。
奇麗に化粧した金髪の鬚のある
男の人が
大きなハーバードコートの中に男用の花魁着物を上半身肌をみせ動かしている。


有志の友達、友達の追っかけをしていた友達が泣き崩れて、その男の人に抱きついた。

男の人はびっくりしてよろけ
別の店の看板から
別の全くそっくりな男の人が顔を、出した。


その男の人は
「人違いよ。」
と例の友達の追っかけの同志を拾い上げ
「孫がいる隣のキャバクラの散らし配りしない。?」
と甘く女声で誘った。


有志は、その甘い女声よりも
振り返って
花魁着物の肌けた
大きな男の化粧したおしろい白粉から
ニョキニョキ出た金色の鬚にびっくりし
腰を砕いたみたいだった。



別の有志が駆け寄り
やはりびっくり仰天し
そのまま皆無口で
遠く警視庁のある方向へ走り出した。



「生涯一番の仰天」
と皆語った。


彼女友達の話し、赤裁判簡略日本人完全完敗死刑執行で失神をおこした
友達も多いが

それ以来、友達の名前を話す者は誰もいなくなった。



銀座の話しもあまり出ず、皆々それぞれ年をとっていった。

東京赤裁判は本当に怖いと思った。
東京赤裁判で日本に増えたのは赤子爵。
赤子爵とは第二次世界大戦戦前の戦艦倭乗組員の出す言葉で
戦艦倭がレイテ沖海戦で
アメリカの副将
をヘリコプターからゴムボートを投げ
水上救助、助けたので
にわかにに出来た国際連盟から
国際救助隊倭の
日本からしたら汚名
アメリカ海外戦勝空軍からしたら
伯爵行為、フランス革命前の
ルイ王家に準じる行為だと国際連盟賞を貰い
山本五十六陛下は
請われてアメリカへ逗留
山本五十六元帥さんから
孫孫でアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルが
出す。



アメリカ赤裁判で
この一件から
連合艦隊武蔵と日本気倭は
国際連合表彰に移行し、
戦後のイザナギ景気に準じる。


アメリカ赤裁判の行方はそのまま
国際連合イギリス赤裁判とイギリスアメリカ青裁判へ移行し、日本の敗戦処理
アメリカミッドウェー海戦作成失敗
日本信濃の三機のうち一機を
アメリカミズリー号伯爵号へ委譲。

国際連合から、国際船舶賞一級一気一汽を貰っていた。




連合艦隊武蔵は
レイテ沖海戦前、
東條英機さん、現在のフラワーロード
で陸軍二汽二百人を救済。
100パーセント100%
イギリス人を救済。
国際連盟と国際連合、印度ガンジー大佐賞を受け、

イギリスエリザベス女王敗戦時に備え、
戦艦倭、戦艦武蔵
戦艦信濃の
国名拿捕
日本の国名、天皇皇后名を
日本に1000年残す依頼を国際連合から承諾を受け今に至る。

日本海軍は、日本海神と言われる所以である。