アマルナ遺跡へ行った


アメンホテップ4世王ファラオアクエンアテンイクナートン回想

明日から父王が、ヒッタイト軍攻略の戦帽に出るので、



武器の竹槍、亜鉛の金具
鉄の鎧等用意してピカピカに磨きあげる

王ファラオの部屋には巨大な真っ白い大理石の王像が、置いてある


「私がいなくなったら、三秒以内に声をあげて『王である』と20回唱えるべきである」と張り紙が、貼ってある



「王ファラオである」何となく誇らしい言葉だ

父王のいる部屋に、日に、何度も通い、大理石の真っ白い、巨大な像の前で呟いてみる




神官が、何人か、出入りしている


王の玉座の前をウロウロしている

「明日玉淵(ぎょくえん)があります。用意しといて下さい
」とあり


恭しくコバルトの王杓を渡される
「ふんふん」といって
手渡された杓を振り回す
手にずしりと重い
「明日から玉座か」
何となくそう思うと

ミタンニから、拾ってきた女が


「王杓は、大事です。乱暴に扱わないで下さいね」と

軽く会釈をする



「ミタンニでは王錫は大事です。王笏という人もいますが、私達ミタンニ族は金の王笏を大事にしています」

「ふうーん、私達は王錫はコバルトの王錫のみだ。

コンドルの王錫は私達は、金の王錫より強いという意味で使っている」

彼女は、キッと睨み

私は、何も話さず軽く会釈すると部屋を出ていく

「あっ、しまった、金の王錫を王に返すのを忘れた」

幾重もの回廊を重ね

王の部屋へ戻る


神官さん達は、もう居ない。

薄暗い部屋をアマルナの夕日が照らし出す

女、巫女は、何か片付け物をしていて

私が部屋に入ると

女は、軽く頷き埃を被ったボロ雑巾、古い布巾を渡し、「王はもういません。これは王の木乃伊を拭いたものです。大事に、して下さい」という。

「王がいないって、先程いたじゃないか。」

「あれは幻影です。私達巫女は3ヶ月先の話しをします。父ファラオ王の後、用意しといて下さい」

それを繰り返している

かーっとなり

頭に血が、登り手に、あった王錫で、思わず女を殴ろうとする。

女は、カンフーで軽く避け

女の、ふくよかな胸の膨らみが、私の胸に触れる。

元服前

親の話し、それも末期の話し

そして王錫

最近神官さん達が、頻回に王の部屋から持ち出し

私の部屋へ置いていく

軽く声をかけると

ニヤッと笑い、「王錫を触ってみろ」と軽く合図する

云われたように軽く触れると

さらにニンマリして

「軽い身支度を、」と言って出ていく


父王の白い大理石の巨大な像の前で王錫を持ち演舞しろと、言われ

軽く舞う

蝶の舞い、コンドルの舞い

色々な、舞いを披露し、軽く指南され

部屋を出ていく

父王は、喋らない


「父王の饒舌最近聞いていないな」

軽く思い、王の部屋の天井を見上げる

木乃伊の納棺の時のコンドルブルーが輝いている

女は一瞬の隙に軽い空手を、臀部へ

のけ反る私

ここの神官達は全員強い

全て空手カンフーの達人だ

女も特に強い


顔面を、真っ赤にして、立ち退く私

部屋を出ていく私に、女は

軽い口づけをして、

「戴冠の時には、私を選びなさい」

と、優しく睨む


私は、口唇を拭い、

不貞腐れて部屋を出て行く

毒ニンジンの香りがした



戴冠式



父王アメンホテップ三世はとっくに亡くなっており親族に知らされることは殆どない



しかし時期王にだけは早めに知らされる


新しく王に、なったアメンホテップ4世王ファラオイクナートンアクエンアテンの隣には

戴冠式早々

毒ニンジンの香りがする王妃ネフェルタリウスウスが座っている


金のあしらった死の王妃座に


四方八方から押し寄せた海外の神官さん達

アルマナの神官達

皆アメンホテップ4世王ファラオイクナートンアクエンアテンの30m離れた死の椅子に座る王妃ネフェルタリウスウスに

見惚れていた


美しい王妃は

死の女神イシスの青い目と同じラピストラズベリー

青の美しい首飾り、片方の耳飾り

をし綺麗に正装している

半着は彼女の好きなラベンダー色ナイルに時々咲くエジプト菫(すみれ)

母親は、王の好きな金色色(こんじきいろ)

の花金鳳花でアメンホテップ三世の戴冠式を迎えたという


彼女の菫色の戴冠式の時の半着は、よく似合っていた



カンフーで半負けの後、親しくなり

ミタンニ王妃の称号を

母親がくれ

王妃ネフェルタリウスが誕生した



王妃は、よく笑いよく、泣いた

ミタンニ祖国の思い出に泣いた

ミタンニは、緑の、民

青いメソポタミアの大地の草原に、1千年に一度咲く白い花の話しを、よくした

そして、その一千年に、一度咲く白い花を積んで白い干し草と合わせ、南十字星の片方を愛しみながら寝るのだという


父親アイは大神官で、ラピスラズリーと同じ青い目をしている

しょっちゅう喪なのか

青い衣服を身に着けていた


左胸には、王妃か娘が、亡くなった称号の白いアメンホテップ憲章が輝き

常に死者と共にありメソポタミアの香りと風が吹くメソポタミア神殿にいた。



王妃ネフェルタリウスウはよく笑い

乳牛を愛し

白い細い喉でよく飲んだ。



白い歯と青い目の王妃は、良くもてた

日に、六度何処其処かの王子と、アメンホテップ4世介入の不義密通



それは婚約の時のメソポタミア側ミタンニの条件だった



ミタンニ王室は出来なかった、


ミタンニは、エジプトの西方浄土

死の国だった

遠征で、行っても皆死の服薄紫のギリシア菫色の薄い着物を、着て農耕に励んでいた


「農耕は死の国の法規である」

父王アメンホテップ三世の言葉である


私達エジプト人は、遠征と侵略に励み

海外からの貢物で生活している



死は海を意味する

海を渡り帰ってきた者はいない


死の国の洋装正装は青

それを支える青い砂漠が私達にはある


地上の、神々もそれを支える

力強い神々のため私達は文明を築いた

全てナイルの神、エジプトの神々の賜物である



王は、死者の国王家の谷をうまく渡れた者から抽選で選ばれる


死にものぐるいで帰ってくると王になる

私達は死の国を知っている

それが王族だ



メソポタミアミタンニから来た王妃ネフェルタリは

それを知らない



晴れの戴冠式に紫色菫色の半着を着る愚かさだ



半着は死者の衣装だ

王妃なら、一般的な、ナイルの葦色

ギリシアの、人なら、パピルス色を選ぶべきだ



王妃に相応しくない、衣装

王妃ネフェルタリウスウの父親も戴冠式に以前に亡くなった王妃の称号アメンホテップ4世碑を避けるべきだ


まるで私が死んだ王妃と結婚するみたいだ



一歩間違えれば王妃の称号さえ危ない

王妃の気品の問題だ


死の戴冠式、青く切ない空からは

太陽神ラーの、怒りを、買った

土砂降りの雨



それは千年に一度の雨といわれ

神官達は、テーベから、アマルナ行きを打診した


王妃ネフェルタリウスは、それに同意した





アマルナ



アマルナの空はどこまでも青く

エジプトの地平線といわれる彼方には

月が輝き


エジプトアマルナの大地を照らし


太陽神ラー万物の恵みは月の次に崇められた

女は皆耳にメソポタミアの白百合を掲げ

それは王妃ネフェルタリへの忠誠を表していた



アマルナの白百合

それは多く死の毒を含み

死者が、死の国へ安全に渡れるようにと

最期に口に含み

アヌビス神へ渡した



婚約者の亡くなった印だ


王妃ネフェルタリはもしかしたら、どこかで、嘗ての婚約者私以外、を亡くしたのかもしれない。煩わしい想念だ。王妃ネフェルタリウスウは死の国へ旅立つ死者を迷わす程美しい

王妃ネフェルタリウスウは、胸に死者の国からのバイブレコーダー、アビウスの死者の百合を刺として飾っていた



国中は王妃ネフェルタリウス死の美しさで持ちきりだ。国民は、王妃ネフェルタリウスウに魅了され、

王妃ネフェルタリウスを崇め

死の国の死者ホルストとセトを奉りそうして遺棄した

死の国の王妃ネフェルタリウスウスには

相応しくないと


新たなアテン神信仰が始まった



死者の国、王妃ネフェルタリウス信仰が始まった


太陽神ラーは姿を消し闇夜死者の国一神教

アテン神信仰が始まった

闇夜の太陽アテン神、

ラーの一部ではあるが、ラーではない



アモン・ラーから

アテン神へ


アメン信仰、エジプト人古来の太陽神信仰



民衆人々は、太陽神の隠れるアマルナへ、容易く太陽神アモン・ラー信仰、アメン信仰を捨て

気安く一神教アテン神、ネフェルタリウスウ教ネフェルタリウスウ信仰へ繋がった


王妃ネフェルタリ新教アテン信仰は

民衆に広がり

ネフェルタリウスウ王妃王の父神官アイの地位も上がっていった


王妃ネフェルタリを朝な夕な見ようと

神殿には民衆が押しかけ


神殿はいつも邪気な熱気に溢れていた

そして、ネフェルタリウス王妃を見て渇望し、水が良く売れた


彼方に見える熱い砂漠のように

水は湧き出る泉、砂漠のように、滔々と砂漠を砂で潤した

水を求めて、王妃ネフェルタリウスを求めて、民衆は、神殿に殺到した

砂嵐は時として、民衆を王妃から遠ざけ、そうして

神殿の土埃に変わった


アテン神信仰では、神官は神官族の子孫で、話しがまとまり

次は待望の死者の子供

死者の子供は、赤子は、生まれなかった


王と王妃は、別々の神殿に住み


その会合の、日時は神官族が話し合い

年に、四度となった


王妃ネフェルタリウスウは涙をし


「あなたに済まない」と、泣いた



王妃ネフェルタリウスウの父親の神官アイも「済まない」と

黄耆の扇子を渡し

死者の国々メソポタミアミタンニ王国へ帰っていった

その後神官アイとは会っていない



神官アイの帰った後

ネフェルタリウスの神殿は閑散とし

誰も弔問に訪れなかった



私の、神殿は逆に群衆が押しかけ

新しく妃ネフェルタリウスウのために打ち立てられた一神教アテン神信仰

への講義教義の作成で忙しい日々だった

子供には恵まれなかった



神官族は次々と神殿を建て

もしかしたら、神官族と神官の水子、子供の

そうして

王妃ネフェルタリウスウの碑を労った


乾いた大地が風を押しかけ

アマルナの、地平線を遠ざけ白く霞めた


アメンホテップ4世王ファラオアクエンアテンイクナートン私の、多忙は、極まった

王妃との、年4回の会合も形式だけになり

顔合わせも数時間


お互い読書と、拳法で何事もなく過ごした



神官は常時居て、二人の王と妃を凝視し、猫の尻尾で、何かを執筆し、二人は何となく気まずく、そしてその気配さえ読取れない程白く淡々とした夫婦だった



一神教妃ネフェルタリウス信仰も落ち着き



次の王指名

で、ギヤ。新しい王族の、拳法指南

義妹、

との、間の、スメンクカーラ

さらに、ツタンカーメン


が生まれ


二重統治アマルナとテーベの

アマルナ遷都は失敗、テーベへ

時期皇太子スメンクカーラーの頃には、

又は、次男ツタンカーメンの頃には

アマルナは首都テーベへ戻るだろう


遍く神官族の御神事通り

エジプトはアメン神信仰多神教アモン・ラー信仰へ変わり

一神教ネフェルタリウス信仰の亡骸は、

アマルナの、黄金の砂の大地に捨てられ

銀行に置き去りに去れた無駄なお金のように

絶世の美女は、

アマルナの黄金の、大地に砂となって、帰っていった


次男ツタンカーメンのあと、首都がメンフィスへ移ったと王家の谷の死者の書で知った


首都テーベではなく、メンフィスへ

首都テーベ以外の帰都は、王ファラオの暗殺を意味する


王家の谷のアヌビスの管理する死者の書で

ミタンニの王族を嫁にするとき

その王族は滅びると、書いてあるのを見た事がある

それを知って、ミタンニの王族ネフェルタリウスウを嫁に貰った


王家の谷の死者の書に逆らいたかった

王ファラオは、別だと碑文を打ち立てたかった


それとも、それほど王妃ネフェルタリは美しかった

王妃の拳法に参るほどに


王妃ネフェルタリウスを思うとき

砂漠は王家の涙で、乾き

ナイルの源流の小さなアマルナの都は王妃の涙、

テーベの月の影に、隠れ

砂漠の月のように小さく

王妃アマルナの影を落とす


『王妃ネフェルタリウスの寝顔を見たことがない』

アメンホテップ4世王ファラオイクナートンアクエンアテン私は思った



そうして、その話しをしようとしたとき母王妃テディーはもうすでに他界

オフィリスの国へ、旅立っており


顔見知りの神官族も、殆ど他界していた



王妃ネフェルタリウスの寝顔を見たことがない間抜けな王ファラオ、夫、夫婦等いるのだろうか


それも天下の美貌の王妃ネフェルタリウスの側で


私はもうとっくに死んでいたのだろうか

闇夜の死者アヌビス神にセトに聞いて見なければ



後世の、史実でそれを知ったとき

私王ファラオ、アメンホテップ4世アクエンアテンイクナートン

涙で打ちひしがれ

月を太陽とし、生きるのであろうか


月影に月を食べて、ひっそりと

アテン神の亡き骸を支えて、


王家の谷の死者の書は何も語らず、砂嵐の王墓陵には何も残っておらず

王族なら誰でも、閲覧出来死者の書は風化している




王家の谷の死者の書に、『絶世の美女王妃ネフェルタリウスウの夫、王妃ネフェルタリウスウの、寝顔知らず』と書かれたら


私王ファラオアメンホテップ4世アクエンアテンイクナートンは失望する


ナポレオン戦争に負けて寡婦となった

ジャクリーヌの、ように



王ファラオ、アクエンアテンアメンホテップ4世イクナートンの回想



王ファラオアメンホテップ4世アクエンアテンイクナートン私は死後、光り輝くあの世に暗い闇夜の影を落とすアヌビスの導きによって

明るい通路を歩き

古代のファラオの戦争壁面を眺め、通り

口を聞かないアヌビスからホルストへ導かれ

光の世界へ

アモン・ラーよ

アヌビスの面を被った息子達に手を取られ

あの世の海を船で櫂で渡り

またこの世へ戻ってきた

光の世界から少し光量の落ちるこの世の光の世界へ

テーベにアテン神はいなかった

王家の谷には、アヌビス神と同じ口を聞かず

アテン神は死者の書を片手に直立不動で立っていた

女神トトのお面をつけて


「ファラオよ、またお願いする」

という響きにハッとして目を覚ます



木乃伊の棺の側には誰もいない

地下の木乃伊置き場には、多数の神官の木乃伊が残っており、暗所は暗黒の筈なのに

一条の光が何処からか差し

私はここが地下の木乃伊暗所が

神殿の執務室か、王妃ネフェルタリウスウの執事室か

分からなかった



王妃ネフェルタリウスウはいつ死んだのだろう

木乃伊の腐敗状況からすると

もしかしたら、父親な神官アイと共に

神官アイの称号を、王家ファラオにするために



壁画には、死者の書の死者の国の従者が多数描かれ

王妃ネフェルタリウスウと神官アイも赤で神々しく、王家の象徴として描かれている

壁画の中の神官は、王妃ネフェルタリウスウは、皆無口で、何も語らず

王ファラオ、イクナートンアクエンアテンアメンホテップ4世

の死への睡眠を妨げる者はいなかった



木乃伊の私はまた棺に戻り

隣りに、王妃ネフェルタリウスウがいないことを確認して深い睡眠に就いた



王ファラオ、イクナートンアクエンアテンアメンホテップ4世の回想はここで終わる




想起

 トトメス三世は

王ファラオイクナートンアクエンアテンアメンホテップ四世は

即位のとき

絶世の美女と結婚すると、宣誓し

神官さん達が古代の王家の美女

ネフェルタリウスを出すから

絶対触らないように

と忠言し、それを守った

またアマルナから出られない王妃です

と、言われ、

遠征の時に絶世の美女を連れて行き

征服された異民族に権威を示す先駆けにしたい

という野望を捨て従った



神官さんの言うように王妃ネフェルタリウスは美しく

アマルナの、中で絶世の、人気を誇り

王ファラオイクナートンアクエンアテンアメンホテップ四世の権力は絶大になった

叔父の神官アイの死ぬまでは

叔父の神官アイが、死ぬとき、絶世の美女ネフェルタリウスウも灰のように消えてしまい

王ファラオイクナートンアクエンアテンアメンホテップ四世の人気も落ちた


私は神官アイの後を受け継ぐ者ホムヘルブとして亡くなった



アマルナを想うとき

独りでに風が止み

神官アイが地獄の王アヌビス、天国の神アドヘル

に捉えられながら

太い黒い、鎖の、中でニンマリ笑うのを

見てホッとする

私の最愛の決して触れることの出来なかった

絶世の美女ネフェルタリウスウは

本当だったのだ


彼女が亡くなったとき彼女の遺品を整理しようとして

彼女の宮殿を訪れたとき

宮殿はアマルナな大地に灰のように消え

彼女の美しい笑みを映す銅鐸も

砂漠の嵐のように消え去ってしまった

過去突然亡くなったアトランティスの英雄ネフリのように



天国の神アドヘルはヒッタイトの神様

神官アイはヒッタイト属













アメンホテップ4世の母親女神テティ

ハトシェプスト女王

ハトシェプスト女王

  神事は、男性神が担当するため、神事のとき女王は髭をつけた鬚(ひげ)



アメンホテップ4世
アメンホテップ4世と妻女王ネフェルタリウス
女神テティ
王家の谷

アテン神信仰


王妃ネフェルタリウスウス
 王妃の髪が後ろに抑えられているのは亡くなった証拠
アメン・ラー


アテン神を信仰するアメンホテップ4世
アテン神とスフィンクス
王殺害ツタンカーメン王の棺
アテン神信仰
メンフィス、ツタンカーメン以降の首都

アメンホテップ4世
アテン神
アテン神を信仰する王と死後の王妃
王妃ネフェルタリウスウ













アレクサンドロスalexandros
  
 alexandros 君の河上洋平君、孫に似ている
 可愛いい🤗🙂😙

 孫はフェンシング部、何となく似ているかな!?

 河上洋平君はサッカー部だったという
 孫に少し入って貰おうか?
 じじバカです。




アヌビス