谷川俊太郎さんの「20億光年の孤独」の合唱を聞きました。面白い歌詞だと思いました


丸い地球の上で起きて食べて子孫を残して、
とか

ニュートン万有引力の力は、孤独を癒やす力 新たな自然エネルギーだとか


譬えが面白く、合唱しやすく



石川啄木の詩や高村光太郎の「智恵子抄」

をふと思い出しました


また宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

詩は宇宙を超えて、火星まで友達を探しにいくのでしょうか



また漫画家萩尾望都さんの『100億の昼と1000億の、夜』



のタイトルの、漫画で、プラトンが阿修羅と亡くなった幻の大陸アトランティスの秘宝エルアルコンを探しに行くのですが、そういう想像上の宇宙、歴史ロマンは何故か人を魅了します


またうどん屋さん『坂東太郎』で、天麩羅うどんを食べたのですが、天麩羅のつけ汁が、安達太良山の湧水を利用した、雪解けの早春の春の香りが立ち込め、安達太良の遠く蒼い山脈から春まだ浅い雪解けの白い鶯の聲が聴こえてくるような、懐かしい味がして美味しかったです。


安達太良山の山奥の透明な激流を、集めて廻る水車、黄緑色の稲穂を映す水流に、天は碧く安達太良川を吸い込んだような透明な、水色、遠く亡くなった高村光太郎の愛妻智恵子を思い出します。亡くなる直前、50過ぎの智恵子は、儚くまるで10代の乙女のように微笑んだといいます。安達太良川の神秘でしょうか  


島崎藤村の「破壊」

彼は親譲りの憂鬱で、被差別部落の問題をテーマに文壇にデビューしましたか。戦前はかなり深刻な社会問題で、人権的憂鬱から自殺他殺も相次いだと


最後はアメリカに新天地を求めますが、いつでも社会や人生には出口がある、西田幾多郎氏の人間の善性の追求なのでしょうか



北原白秋の雨降り、大きな木の下で、等を口ずさみながら、秋のさざめ雨の降り名残りを楽しんで竿に洗濯物を干しています。庭に水遣りで秋草が太陽が弱い晩秋の果ての枯緑を楽しんでいる気配、鈴虫も興梠もとっくに鳴くのを止め草叢の影になってしまったような虫の墓場の深秋の終末期、さめざめと寒さが忍び寄ってきます。


石川啄木『一握りの砂』

 働けど働けど楽にならざる我が暮らし

 じっと手をみる


秋風が冷たい木枯らしに変わり、冬の気配が忍び寄る今、大昔曽祖父楚々が口ずさんでいた詩を思い出します


 戯れに母を背負いてそのあまりの軽さに三歩退く


大昔じっちゃんばっちゃんを背負ったことがあり、年を取ると実が抜けて、仮は軽くなるのだとビックリしたことがあります。その軽さから私達は、大きくなったのだなあと思いました。

先祖是々


 不来方のお城の草に寝転びて空に吸われし15の心


石川啄木の代表作です。15才の元服を前にして決意する少年の誇らしさが滲み出て好きな三行詩です。この詩に出てくるお城とは何処なのだろう?と考えながら東北の名勝地を色々訪ねたものです。


またロシアの文豪トルストが石川啄木の頃伯爵令嬢の恋の駆け引きを書きました


伯爵令嬢の報われない恋「アンナ・カレーニナ」原文はボッティチェリの「伯爵令嬢」だと言われています。当時伯爵令嬢は人気で世界各国で描かれ「チャタレイ夫人の恋人」「三銃士」それらの原点は「お蝶夫人」「竹くらべ」樋口一葉、

日本の文学は偉い