100年戦争(1337〜1453)で、イングランドから王位継承問題でフランスを救ったフランスの英雄、ジャンヌ・ダルクがいます。

ジャンヌ・ダルクはフランスオルレアンに生まれ羊飼いの少年ペッタと仲良くし、他の兄よりも仲良くし、彼がある日国のために従軍するというので、山の中を歩き彼のために薬草を探し、エーデルワイスの白く咲き誇る山の影の泉の辺りで大きな陽に焼けた銀色のエメラルドの原石が嵌め込まれた剣フランス国旗シャルルの紋章がついた国剣をみつけ、近くに大天使ミカエルが現れ「それを抜き取りフランスを救え」というメッセージを受け取り家に帰り教会の洗礼を受け、父親が帰るのを待ち、ペッタと一緒に従軍する。



途中、アルルの山の中で道に迷い、別の女予言者から、フランスまた自分の逝く先、「このまま従軍を続ければあなたは火炙りで処刑される」、「ただフランスはあなたの犠牲で多くの利益を得るであろう」、という御神託を受け従軍を続ける。フランスのためなら死も厭わない。私の犠牲でフランスが救われるなら喜んで、という心境でジャンヌは従軍を続けた。しかし当時15歳のジャンヌ・ダルクはその大きな意味を理解することはなかった。行進は乙女の足を鍛えるため、その位の心境であった。




フランスはその後ジャンヌ・ダルクの活躍で勝利しフランス軍は連勝に次ぐ連勝、オルレアンに勝利の灯が灯った。フランスの兵隊さんが銀色の神の従事軍のようにみえたと当時の法医学者ロベスピエールに言わしめた。



ただ連勝の影に悪意あり、女の連勝に悪意密告する者も現れ、ジャンヌ・ダルクは捕えられ告解が許されず処刑された。ロンドン塔のトマス・モアのように。大法官トマス・モアはイングランド国王ヘンリー8世の王妃キャサリンの離婚問題、男の子が生まれなかった、ただそれだけの理由で、ロンドン塔に幽閉され処刑されようとしていた。「ユートピアはイングランドにはあってもご自身の中にはなかった。」悪魔ダーレイがあざとく笑う。トマス・モアは執筆を続けている。明日処刑だというのに。自分が法規したギロチンの様式が忌まわしい。カトリックの宗教の些事を取り入れた法王庁にも認めさせた新しいギロチン様式、試み。全てが忌まわしい。執筆はカトリック「ユートピア」を抜けて『ローマリアン、』、最近増えてきたユグノー、忌々しいユグノー、ローマカトリック教会を脅かして。ため息をつく。涙とも血ともいえない。狭く暗いロンドン塔の中で。ユートピアの普遍性と非理論性の中絶、途絶、それは突然現れ消滅した。地上のあらゆる現象のように。東洋人なら森羅万象全て消滅、等いうのだろうな、新しい法規に東洋人を入れるべきか、陛下に明日謁見してみなければ、明日処刑だというのに、明日は絶対未知、最近流行りだしたジョン・ロック、普遍経験論、フランシス・ベーコンの知は力なり知の経験性の絶対普遍性、神の境地、神託の普遍性と知的論理化、陛下のために。トマス・モアの憂鬱は続く。血のような赤ワインを飲み干す。大法官を卑しめる境遇はない。陛下の謁見、離婚を認めないなら斬首、新しい国教法規でもお作りになるのであろうか?血のような赤ワインに血のように煮えたぎった陛下の血が流れる。明日の午後2時。春の日差しは弱い。陰っていく日の中で、ロンドン塔の古代の皇帝死者が書いた落書きを見ながら、絶対死古代皇帝の死に様も勉強した。カトリックカリッジ「法大学」「(ケンブリッジ)」で、


妻子の面会は午後4時まで、これから会いに行く、死刑台の長い回廊を今渡る。ローマ法規の聖人マルコ。新しい些章の法規、命名トマス・モア、カトリックネームマルコ、最期の執筆に取りかかる。




死刑台の上に上がるとき、風が、南南西に吹いて少し冷たいと感じた。

死刑執行人ハリーは

多少苦虫を潰したように天性の口が斜めに顔面を横切った男で

死刑執行の鎌ヲ磨いている。

ヘンリー王の法規違反

鎌の大きさが決められ

今、振り下ろされようとしている。

妻子が2階貴賓室から見ている。

昨日のロンドン塔の話しでは

賄賂応酬に応じなかったという。

王家御家人キャサリン王妃は退席、

何も応じす、

厳かに、

「次は私です。」

と話したという。

とうに王妃の称号は外され、ロンドン塔から私有地のスコットランドまで逃げる手筈をしているという。


王家御用達の馬車は

トマホーク

逃げる事など考えたこともない豪華な馬車だ。


スコットランド元王妃キャサリン王妃の称号が冠されている。


お輿入れのと気には全く考えられない事態だ。

王は男の子が欲しいだけなのだ。

「うちには、男の子が四人います。」


チェスの試合のとき、王に話してから王家暇とまの時間は、シャットアウト、招かれることはなかった。

男腹のフェンシングの友人も同じ目にあい

王妃主催のスコットランドへ職を求めた。男の子には自由に剣と馬術を覚えさせ

いざ軍蜂起のときには、我先にの心得で

イングランドスコットランド戦に迎え入れるようにしているという。

「彼は私の顔をみて死相がでている」、といった。

一体どれくらい前の話しなのだろう。

今、死刑執行のこの日、私の首を風向きで調整し

色々指図している男は

私の愛するヘンリー王、

ただ、プロテッタントに狂っただけなのだ、

ただ男の子が欲しかっただけなのだ。

ヘンリー王は処刑台に姿ヲ見せ

予定通り、プロテッタントの鐘が鳴る

午後2時、処刑は執行され

私は、ロンドン塔へ戻った。

アンブーの代わりとして。

第2の人生、私は、ヘンリー王の愛人として生きる。大法官の仕事は 処刑台に散ったが

顔がアンブーに似ているというだけで、

私は、処刑台執行は

法規のトップ帽だけとなり

後で、ロンドン塔で、女となり

スペイン法王局へ送られ

ヘンリー王アンブーの傀儡として生きた。




時々息抜きに男の宮にもあったが、やはり

男は男の仕事だし

女の格好をしているとはいえ歯痒い。

妻子にはロンドン塔の処刑以来会っていない。

従弟のスペインフェリペ一世

は賢く笑ったが

「王家はいつもそうだ。弟を脱出させるときいつも女の格好をさせる」

彼は善良な、王だ。






ユートピアの中にジャンヌの姿は無く火炙りの処刑の中に「神よ助けたもれ」と叫び燃え盛る火の中で絶叫し絶命したジャンヌ・ダルク、署名の筆跡さえ知らず、19歳のジャンヌ・ダルク、戦後聖人の称号が法王庁から贈られるがあまりに遅すぎた乙女の春だった。




キャサリン王妃









フィリプ6世
ベネディクトゥス12世
エドワード、バトルロマイ



ヘンリー6世
シャルル7世
リチャード3
ヘンリー7世