藪木れいこです。
2024年、毎週土曜日は
カードを通じてお経の世界と現実世界がリンクする発見をお伝えしています。
今週のカード
【勤苦憂悩 以求自活 甚為癡也
(ごんくうのう いぐじかつ じんにちや)】
優先順位を思い出す
どんなイメージがわいてきましたか?
パッと飛び込んできた箇所、「○○みたい」のような連想、浮かんできた言葉…
それらは書き留めたりつぶやいたりしてみて。
同じ絵柄でも気になる部分は自分の状態で変わります。
逆に何度見ても大好きな部分があったり。
記録を振り返って感じ方の変化、心の動きを楽しむのもカードの魅力です。
このカードのイラストには、元になっているたとえ話があります。
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お金持ちの男がいます。
彼は親友の元を訪れますが、この親友は貧乏暮らし。
酒を飲み、酔って寝てしまいます。
お金持ちの男は寝ている親友の着物の裏に、豊かに暮らせるようにと宝石を縫い付けます。
そして、立ち去るのです。
けれど縫い付けられた方の男は宝石に気づくことなく、変わらず貧乏暮らしを続けていました。
お金持ちの男が貧乏な親友に再会してびっくり。
だってまだ貧乏なのですから。
宝石を縫い付けていたことを伝え、ようやくそれらを糧に親友も豊かになるのです。
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うーんなんだか納得いくようないかないような…
私今も、最初から言っといてあげてよ!なんて思います。
でも、大切なことは『まずは自分で』なんだよなぁ…
そう思うと納得できないこともない…
振り返って、子育てを考えると、自分は手を出しすぎているのかも、と思います。
そしてもう一つの問『宝石』とは何なのか?
その人その人が持っている「輝き」のように思えます。
仏教書的には、この宝石は「仏種(ぶっしゅ)」というそうです。
一人一人がもつ、仏さまになるタネ。
みんなにある、ってありがたいこと。だからこそ向き合わないと、ですね!
自分のタネに気づいているだろうか?腐らせてしまってないか?と心配になってしまいます。
自分以外の人に、「種がある」前提でおつきあいできてるだろうか?
きちんと時間をとって向き合ってみたいと思います。
自分の直感に正解・不正解はありません。
どんなことを感じたのか、何かのカタチで残しておくことが大切で、後で見返した時に新たな気づきのヒントになります!
イラストOK、文字で書くもOK、感じたことを残して、今年の終わりにふりかえりしましょ❤
夏の暑さにグッタリ・・・
お花を華やかにして清々しさのなか深呼吸。
自分らしさを取り戻して元気に過ごそう!