藪木れいこです。
本屋大賞ノミネート作品を追いかけています、と話した時に一番もりあがるのがこの本。
スピード感、勢い、そんな「動」を感じるからでしょうか。
「引き込まれるよね」「一気に読んだ」と思っている方もたくさんおられるはず!!!
勢いがある=未来志向な中で「手にするはずだった」という過去形を心に残しながら読み進めるときの違和感…
そんなのもやみつきになる要素なのでは、と感じます。
世の中色んな人がいて、価値観もいろいろで。
「自分が必ず正しい」って何となく思っているその思い込み、それホンマ?
なんというか、読んでいる間ずっとこういう天の声がきこえるんです。
えええ…私普通やと思うで?
いつもなら堂々と言い返せるはずが、この本を開いている間はその確証がどんどん揺らいでいる。。。
そんな、なんともいえない崖っぷち感とともに読み進めていました。
「自分はどうなん?」というナイフを喉元に突き付けられながら読み進める危うい感覚。
ぜひ共有してほしい!!!